浅野こころ写真集発売記念イベントレポート!
グラビアとAVの両面でひときわ存在感を高め、見る者の記憶に爪痕を残している浅野こころちゃん。そんな彼女の3冊目となる写真集『喉の奥まで触られたい』(ジーオーティー刊)が、5月20日に発売されます。
その発売に先駆けた5月18日、東京・秋葉原の書泉ブックタワーで「浅野こころ写真集『喉の奥まで触られたい』発売記念イベント」が開催されました。会場には多くのファンが集まり、期待とざわめきに包まれていました。
浅野こころ写真集『喉の奥まで触られたい』
開始時間になると、こころちゃんが登場。その瞬間、会場の空気がすっと引き締まります。飾らない仕草で一人ひとりに向き合い、写真集を手渡していくその姿に、自然と周囲の視線が引き寄せられていきました。
今回の写真集は、前作のコスプレをコンセプトにした内容とは対照的に、「根暗で気弱な少女の性が暴走するまで、ほんの少しだけ」というキャッチコピーが象徴するように、こころちゃんの内面がじんわりと滲み出すような内容となっています。大胆なカットも含まれていますが、それ以上に「見せ方」や「語り口」に工夫が凝らされ、読者の心を掻き立てる構成になっています。
イベント前のインタビューで、各カットに込めた思いや、どのような経緯でこの世界観が生まれたのかをじっくり語ってくれました
――今回の3冊目は「本人の秘めた願望の実写化」というコンセプトだそうですね。どんな写真集になったのでしょうか?
「今回の写真集は、私の性格や内面をよく理解してくれているAVの担当プロデューサーさんが、以前から私が伝えていた『こういう作品を撮りたい』という思いをくみ取って、形にしてくれたんです」
――願望の実写化というのは、具体的にどんな願望なんですか?
「私はもともとすごく奥手な性格で、10代の頃は恥ずかしがり屋だったんです。でも、心の奥には『人にさらけ出したい』という気持ちがありました。今回の写真集では、その気持ちを形にできたと思っています」
――写真集としてその思いを表現されたと。撮影期間はどのくらいだったのでしょう?
「撮影は3日間でロケを2回に分けて行いました」
――撮影にあたって、こだわったことや工夫した点は?
「文字入りでストーリー性のある写真集は今回が初めてなので、写真だけでなく物語を感じてもらえるよう意識して制作しました」
――撮影場所はどんなところでしたか?
「廃校になった本物の学校をスタジオとして使いました。学生時代を思い出すような場所だったし、校庭で全裸になって走るシーンもあって、すごく背徳的で新鮮な感覚でした」
――お気に入りのショットは?
「全部気に入っているんですけど、やっぱり校庭で全裸になっているシーンですね。背徳感と、少女がAV女優になる一歩を踏み出す瞬間を表現できたと思っています。全裸で校庭に出るのは初めてだったので、自己を解放した感覚になりました(掲載写真参照)」
――写真集全体の見どころは?
「ストーリー性があって、少女から大人へと成長していく過程を表現しています。大人しい少女らしいカットから、少し大胆になった大人の表情まで楽しんでもらえると思います」
――今後の予定などがあれば教えてください。
「5月22日に、架乃ゆらさんがメインパーソナリティーを務める『LOVE昭和』古着コーデ編の生配信イベントに出演します。まだチケット販売中なので、よかったら見に来てください」
――最後に、ファンの方へのメッセージをお願いします。
「この写真集では、AVデビュー前の奥手だった私と、今の大胆になった私の『陰と陽』の両方を見てもらえると思います。ぜひ最初から最後までじっくり見ていただけたらうれしいです」
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サイン会ではファンとしっかり目を合わせ、ひとことひとことを大事にする姿が印象的でした。にこやかに微笑みながら、ときおり照れくさそうに顔をゆるめる表情もまた魅力的で、列に並ぶファンたちは緊張しつつも、幸せそうにその時間を噛みしめていました。
写真集の中では挑戦的なカットや演出にも取り組んでいるこころちゃんですが、イベント会場に立つ姿はとても柔らかく、親しみやすい雰囲気。それでも、その奥には確かな意志が感じられました。
グラビア、AV、そして写真集とメディアを横断しながら、浅野こころという表現者は少しずつ新しい顔を見せてきました。今回の写真集は、そんな彼女が「いまだから見せられるもの」を正直に形にした作品と言えるでしょう。
次はどんな表情を見せてくれるのか。また楽しみに待ちたいところです。
(写真・取材:神楽坂文人)