社風は「我が道をイク〜」“オンリーワン”のメーカー【セレブの友 】
代表プロデューサー・白水力の業界独り言コラム 第8回
SP二人をおともに万全の大勢でフィリピンの賭博場へ!!
しかし、そこに待ち受けていたのは…
前回のコラムではタイのプーケット島のことを書きました。
さて…今回も東南アジアで責めるかな(笑)
男の楽園!!フィリピン♪
しかし…いろいろと気をつけないと、治安はけっこう悪いです。
フィリピンもけっこう行きました。あの物価の安い国で、1週間で200万円くらいとか、とんでもないお金の使い方をしたこともあります…(汗)
フィリピンでのエピソードを今回お話ししたいと思います。
taxi…フィリピンではしょっちゅう使います。基本料金は60円くらい、そして一回にあがるメーターはだいたい6円くらいです。変なtaxiにいっぱい乗りました。
た・だ・し、流しのtaxiは乗らないようにご注意ください。
日本みたいに、空車のtaxiに手をあげて止めれば停まります。
しかし…、どこに連れていかれるかわからない確率が高く、ぜんぜん違う場所に連れていかれてホールドアップ!!身ぐるみ剥がされる事件は絶たないのでご注意ください。
フィリピンでtaxiに乗るときは少し高いですが、ホテルtaxiと呼ばれているホテルの従業員が運転する乗用車か、安くあげたいのなら、ホテルに着けているtaxiか、ホテルにtaxiを呼んでもらうこと。
ホテル側がsecurityとしてナンバーを控えてくれます。
どうしても流しのtaxiに乗りたくて、ボディーガードを2人従えて何回か乗ったことがあります。
アメリカでいうFBI。フィリピンだとNBIといいます。れっきとした公務員ですが、こずかい稼ぎに簡単に雇えちゃう国なんです。
taxiで印象に残っていることと言えば…
まずは、やたらとクラクションを鳴らすtaxi。
元々フィリピンという国は大渋滞が半端なく、クラクションはあちこちで鳴っています。
しかし、ちょっと尋常じゃないクラクションを鳴らすtaxiに乗ったんです!!
ん?あれ〜?
クラクションをプップップッ〜と三回鳴らすと、メーターがポンポンポンと三回上がる。
プップップップップッ〜と五回鳴らすと、メーターがポンポンポンポンポンと五回上がるんです!!
ビックリしましたが…笑っちゃいました。
ボディーガードに訳してもらって、「すごい改造だね」と伝えると…ドヤ顔をしながら自慢を。ふざけてるが、おもしろい。
そして、あるときに乗ったtaxiは常に片手運転。最初はあまり気にならなかったが、あまりに不自然。
そして、ある交差点でドアを掴んでいた手を離すと…。
えっ!?え〜〜〜〜〜〜〜〜。うっそ〜〜。
なんとドアが空いた(笑)。
つまり、運転席のドアが壊れていて閉まらないのを片手で抑えながら走行してたんです(爆)
そして、もっとこのtaxiで度肝を抜かれたことが…。
運転席の足下をみると。な、な、な、なんと!!床が動いている!
分かりやすく言うなら、アクセルやブレーキのある足下は大きな穴があいている…これにはかなり驚いた!!
しかし、このときはこれだけでなかった…。
イロイロと驚かされた僕だが、エアコンがほぼ効かないtaxiに乗った時も困った…。
窓を開けていたのだが、治安があまりよろしくない地域に行くと、たくさんのストリートチルドレンと呼ばれる子供たちが新聞やお菓子やジュースなどを車道で売っている。
そして、信号待ちのお金持ちっぽい車を見つけると、勝手に窓ふきをはじめたりするのだ。
そして、その窓拭きチルドレンがわたしの乗っているtaxiにもきてしまった。窓を閉めようとしても手を離さない。ボディーガードを見ると横に首を振っている。
つまりは何か買わないと手を絶対に離さないのだ。
しぶしぶ割高ジュースを買ってお金を渡そうとしたら、突然ボディーガードが僕のお金を取り上げて、窓から離れたとこに投げたのだ!
道に落ちたお金を拾う子どもたち。子どもたちが車から離れた隙にtaxiは発進。そうしないと、どんだけ買わされるかわからない。
日本に慣れて育っている人には考えられない光景なのである。
そして別の日に…とんでもないことが起こった
懲りない僕は、日本人が絶対に行かないようなとこを、好んで行っていた。
ドロボーばかりが住んでいると言われている地域に行ったことがある。静かな住宅街。人がほとんどいない。
しか…し、よく見ると、建物の影からいくつもの目が、目が、目が、目が、目が、目が、目が。気がついたら目だらけ(笑)
警戒しているのか、獲物として見られているのか!? とうぜんこの日もボディーガードと一緒であったのだが、車から降りてドロボー達が日常使う雑貨屋みたいなとこに入った。
またまた、驚き。
金網があり、商品は手にとって見ることはできずに、金網の向こう側の商品についている番号を告げるのである。
ちなみにこの店の店主もおそらくドロボーだ(笑)
さて、ドロボー住宅街をあとにして、この日の目的地、賭博場へ向かう。
日本人が誰ひとりいない、賭博場に!
ギョロっとした目付き、頬が変な痩けかたをしている、歯がほとんどない、片足ない、手首から先がない…とにかく、とてつもなく怖いとこに行ったのである。
今回やる賭博は…闘鶏!!
おそらく、日本でいう、競馬や競輪、ボートとかになるのであろ〜か?
ニワトリ同士が戦うのである。勝ったほうに賭けていると配当が付くのだ。ちなみに、倍にはまずならない。
中間マージンを主催者にとられることと、紅白どっちに賭けるみたいなゲームなのだが、「バランス」というのがあるのだ。
仮に白に賭けていたとして、白が勝ちました。しかし…紅白の賭け金のバランスが紅のほうが少ないときには、バランスが悪く白が勝っても戻り率が低いのである。
さて、一回目の勝負。
金額は二万くらいだったと思う。
正直拍子抜けした。
十万、二十万くらいの賭け金かと思いきや、案外小さいんだ。
一回目当たり!!
二回目も当たり!!
で…
八回連続で当たり!!
約四十万円の勝ちである。
しかし…そのとき!!
ボディーガードの1人から
「社長、ヤバイヨ、ミンナミテイル。イッパイカッテイルカラミテイル」
僕の中ではたくさん勝っているという感覚ではなかったのだが。
しかし…早く出よ〜、早く出たほうがいいというボディーガードの真剣な顔はほんとうにでたほうが良いのだと悟らせたのである。
出口をでて駐車場に向かう。
ボディーガード2人は出入り口のセキュリティに銃を預けてあったので、僕は1人で駐車場に向かったところ…突然、目の前で歯のないおっさん2人が現れ、拳銃を出した。
げげっ!!、銃を向けられた!
おとなしく手をあげてる僕に銃を持ったおっさんが近づいてきて、ボディタッチしようとしたその時…ようやく「ヘイ、NBI!」ボディーガード2人が賊2人に銃を向けて、手帳を見せたっ!
…遅せーーよっ!!
賊の2人は銃を地面にゆっくり置いて、ひざまづき頭の上に両手を置いた。
さてここは、治外法権のような場所である。
警察を呼ぶ必要があるのか?また、呼んだらめんどくさいし、この国の場合、警察すらも信用はできない。
とりあえず、ボディーガードになぜこんなことをしたのか聞いてもらった。
回答は…仕事もないし、お金もない。家族はお腹をすかしている。
日本人がたくさんお金を勝ったと、博打場の友達から電話がきたから僕に銃を突きつけたらしい。
…安易だ。たぶん、この地域には法律はまったく通用しないのであろ〜と思った。
しかし…フィリピンという国は、ある意味たいへんかわいそうな国であり、たいへんな歴史を抱えている。
いつもまったく関係なくとも戦争に巻き込まれたり、いろんな国の支配下になったりしている。
今の日本にも言えることだが、貧乏すぎるのは「心まで貧しくする」否めない…。
そこで、ボディーガードのNBIに捕らえられたこの2人の賊に、家族は何人くらいか聞いた。
どうも2人は兄弟のようで全部で15人と言っていたと思う…。
さて、物好きなぼくです。
「よし、家族全員呼べ…腹いっぱいご馳走してやるから!」
完全降伏して、こちらに危害は加えないとわかったからヨシとしたのだ。
…しかし、現地の食堂のようなとこにゾロゾロとやってきた、腹をすかせた賊の家族は数えてみると……40人以上!?
おい、おい、家族は15人くらいじゃないのか!?
話を聞くと、近所の人達までぜーんぶ来ているようだ…ふざけた話である。さっきまで僕に銃を向けていたくせに…。
しかし、来てしまったものは仕方がない。
全員に食事を振る舞ってやると…。
いやぁ、食うこと、食うこと…いくら腹が減ってからって、どんだけ食うんだよっ!
あっという間にビールは店から無くなり、すぐに追加にどこかに買いに行く。
しかし、またすぐに無くなり、また買いに行く…その繰り返し。
いろいろと驚きのあるフィリピン、店貸し切り状態で在庫空にするほど40人が飲み食いしたのに…
支払いで10万円もしなかったことに一番驚いた…
闘鶏の勝ち分でヨユーでまかなえちゃった(笑)
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