今回の座談会に応じてくれた、左から田中さん（30）、中島さん（28）、松浦さん（34）。いずれも錦糸町のスナックに勤める人妻たち
―― まず、みなさん家庭がおありなのに、なぜスナックで働くようになったんですか？
中島さん そりゃあやっぱりお金ですよ。生活がかかってますから。うちの場合、夫のリストラは退職金もあまり出なかったし、子供が1人いたんで困ってて…。それで田中さんに紹介してもらってこのスナックで働き始めました。
田中さん 私の場合は、たまたま近所のママさんに女のコいないかって相談されてて…。
―― えっ、田中さんはスナックのママさんなんですか？
松浦さん そうなのよ～、っていうのはウソですけど（笑）、まあチーママみたいな存在です。私は彼女と同じ店で働いてるんですけど、お客さんの受けもいいんですよ。
田中さん もともと向いていたのかも…。現在は夫と別居中ですが、べつに彼氏もいますし。
―― やっぱり相手はお客さんですか？
田中さん うーん、そうです。あんまり口外したくないけど、なんか働いているうちに夫よりも癒されちゃって。なんのために働いてるんだかねぇ（笑）。
松浦さん でも本当にそんな気持ちになってきてもしょうがないんですよ。だって家では夫が働きもせずゴロゴロしてて、自分の妻が働きに出てても心配するどころか家事もしてくれないし！
中島さん そうそう。挙句にちょっと気に入らないことがあると「お客とデキてるんだろ」って。誰のためにってワケじゃないけど、働いてて悲しくなってきちゃいますよ。夫婦って何なんだろうって気になりますね。そんな時に優しくされたら、ホロッときてしまっても仕方ないじゃないですか。
―― ちなみに、みなさんの中で現在、お客さんと関係のある方は？ あら、妊娠中の鈴山さん以外は全員ですか？
松浦さん 鈴山さんも前はちゃんと彼氏いたんですよねぇ。すごいカッコいい人だったのに、どうしてカレと再婚しなかったの？ 旦那よりいいって言ってたじゃん。もったいないよ。
鈴山さん うーん、でもねぇ、夫も夫でいいところあるから。
現在妊娠中の鈴山さん（34）は休業中。この日もお酒は遠慮して、ウーロン茶で乾杯
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