全国で万引きによる被害が増え続けている日本社会。
テレビでも万引きGメンの特番が好視聴率を得るようだが……
その裏で行われている男女の駆け引きはあまり報じられない。
今回はある万引き主婦の告白をお届けしよう……。
顔見知り店長の悪魔の囁き…
日本における「万引きによる被害総額」に驚かされる。その額は年間4615億円と言われているそうだ。日割りで換算すると1日当たり12・6億円。さらに、検挙される高齢者の割合が右肩上がりに増えていることも懸念材料になっているようだ。そんな中、
「私、1年前にドラッグストアで万引きして、捕まったことがあるんです」
と語る女性から話を聞くことができた。話を聞かせてくれたのは43歳の主婦、千恵子(仮名)。しかし……聞けば逮捕歴は残っていないという。一体どういうことなのだろうか。
「万引きした商品が何だったかは全く覚えていません。たぶん数百円の小物だったと思います。生活が苦しかったとか……そういうことではありませんでした」
当時、夫と離婚するしないで精神的に参っていたという千恵子。ほかの例に漏れず「つい魔がさして」しまったというわけだ。
「離婚の話し合いをしている最中に捕まれば一気に不利になりますから……」
万引きした商品をバッグに忍ばせたまま店を出た瞬間、肩を叩かれて呼び止められたときは身のすくむ思いだったという彼女。
「事務所まで来てくださいと言われ、従うしかありませんでした」
倉庫の裏にあるプレハブのような小さな事務所に連れて行かれたそうだ。
「事務所には顔見知りの店長さんが待っていました。そのお店、普段からよく利用しているドラッグストアで、当時主人とも行ったことのあるお店だったんです……ですから店長さんも、万引きしたのが私だと知って驚いていました」
そして、事務所の中で店長とふたりきりになり、気まずい時間が1分ほど流れたあと、店長が口を開いた。
「奥さん、なんで万引きなんか……今日が初めてなんですか、それとも」
「初めてなんです! 本当にごめんなさい!」
「僕も警察なんて呼びたくないですよ。でもねぇ……」
テレビで万引きGメンの特集番組を見たこともあった千恵子。許してくれとすがる万引き犯に、店側が容赦なく警察を呼ぶシーンが頭に浮かんだとか。
「それでも、すがるしかありませんでした。もう終わりだと半ば諦めつつも、店長さんの手を握って泣きながらお願いしたんです」
無言で勃起棒をしゃぶる人妻!
すると……テーブルを挟んで向かい合わせに座っていた店長が椅子を移動し、肩が触れる近さで彼女の隣に座り直し、そしてこう言ったそうだ。
「奥さん、今日の夜……お時間ありますか?」
「え……」
美しい万引き人妻に囁かれた悪魔の誘惑。
「なんのことだかは、すぐに分かりました……でも、私は万引きを見逃してもらえることに舞い上がってしまい、ありがとうございます、ありがとうございますと言いながら店長さんに抱きついていたんです」
そしてその日の夜。夫には友人に会うから遅くなると置き手紙を残し、店長との待ち合わせ場所に向かった千恵子。
「会ってからホテルに入るまで、ふたりとも無言でした。いえ、ホテルに入ってからも無言のまま激しいキスをされ、裸に剥かれて……私も店長さんから言葉を聞くのが恐かったので、無言でオチ●チンをしゃぶりました」
そして、店長が口を開いたのは、1時間ほどお互いを貪り合った後だった。
「このまま、生で挿れるよ、いいね?」
切なそうな表情をしたまま黙って頷く彼女を確認すると、店長はいきった肉棒をゆっくりと挿入してきたそうだ。
「今考えれば、店長さんの行為は職権乱用。でも、私には頼れる男性に見えたんです」
万引きした人妻と、それを見逃す代わりに体を要求した店長。どちらも社会的には許される行為ではないが……ふたりの関係は、1年経った今でも続いているそうだ。
(掲載/「実話大報」2017年9月号)