パンティの色や形は千差万別。
それと同じで、パンティを売って小遣い稼ぎをしようという女性の動機も色々だった!?
中年に懐かしいブルセラショップ
今となっては中年世代には懐かしい言葉になった〝ブルセラ〟。ブルマや制服に靴下からパンティまで、女子高生が身につけたあらゆる物を売るブルセラショップが、次々とできたのが1990年ごろのこと。出始めはマニアの間のみで話題になったようですが、未成年の使用済み下着を売り買いするなんてけしからんと社会問題になったことで、一般的にも広く知れ渡ったのです。
そして間もなく、警察の摘発もあり、1993年を境にブルセラショップは壊滅状態になってしまったのはご承知の通り。
しかし、いつの世も女性の使用済みパンティは男のロマンなんですな。クシュっと丸まったあの感じと、なんとも言えないあの肌触り。そこに〝実際に女性が履いていた〟という妄想がプラスされれば、そのパンティはこの上ないオナネタに。そこにシミがついていたりした日にゃ……この気持ち、本誌恒例のパンティプレゼントに応募してくださっている読者諸兄なら、きっと分かってくれますよね(笑)。
そしてさらに……パンティはロマンだという男性が必ずいるのと同様に、いつの世も〝パンティを売ってお小遣い稼ぎしよ♥〟という女性はいるもの。しかも、今はやっぱりネット社会ですな。ブルセラショップなんかなくても、個人間で売り買いができてしまうんですから。
そう、それを可能にしているのが、ネットの〝下着売ります、買います掲示板〟なんです。
「●●駅で19時頃に取り引きできる方メールください。おとといから着用してる下着、手渡し4000円で売ります。20歳」
なんて書き込みにメールを送って、やり取りするだけ。さらに、
「パンツ売ります。生脱ぎは5000円」
と、その場で脱いで手渡しする〝生脱ぎ行為〟まで、当たり前に行われているんですな。そして、それらの中には、
「各種OP応相談」
と書いてある書き込みも。OPとはオプションのこと。パンティを売ったあげくのオプションなので、エロいことに決まってるんですが……。それらの交渉は掲示板上ですると運営側から削除されてしまうので、直メでやり取りするのが一般的。内容を教えてくださいとメールすると、
「手コキ3000円、フェラ7000円、最後まではイチゴでお願いします」
なんて返事が返ってくるというわけ。で、この掲示板を使って、ナンかオモロい企画はできないかしら? と考えた編集部。そうだ、インタビューをかねて何人かからパンティを買って、それを読者プレゼントにすりゃいいんじゃね? ということになったんですが……。
取材OKなコが中々現れない!
オプションで実技(フェラやセックス)ありって女性もいるにはいますが、基本的にはパンティを売るだけという女性が多い掲示板。写真撮影OKです、というコに取材を申し入れても、
「写真撮影ったって顔から下しか撮らせませんよ。取材なんて絶対ムリでーす」
とお断りされるばかりで連戦連敗。確かにね、風俗で働いてデカく稼ごうとか、1日援交3セットで5万稼ごうとかって人種と違って、5000円でパンティ売ってお小遣いにしようってコたちですからね。取材なんて聞くと、そりゃビビっちゃいますよ。
そんな中、ひとりだけ取材を受けてくれるという女性が現れたんですな。その女性というのが写真の彼女、梨花子さん。36歳の人妻で、
「エロ本の取材なんて面白そう。私も色々お話聞いてみたいからいいですよ♥」
と逆に興味津々で取材を承諾してくれたんです。20代が中心の下着売ります掲示板の中では珍しく三十路系の彼女。話を聞くと、彼女がパンティを売る理由ってのが、ちょっとほかと違ってて面白かったんですよ。どういうことかと申しますと……。
「私がパンティを売るのは、なんて言えばいいのかな……一種のカモフラージュ的な?」
パンティを売ると掛けてカモフラージュと解く、そのこころは?
夫から浮気を公認されてる?
「ズバリ、セフレ探し(笑)。ウチのダンナ、7歳年下の29歳なんだけど、淡白っていうか冷めてるっていうか。セックスしたくない人なんですよね(笑)」
ある日、全然セックスしようとしない夫に〝そんなんだったら浮気するッ〟とキレた彼女。そしたらナンと、
「梨花子さんがそうしたいならいいよ」
と、あっさり浮気を公認したそうなんです! その際、ご主人から条件を言い渡されたという彼女。その条件とは、
●避妊だけはしっかりすること。
●男はきちんと選び、手当り次第にはしないこと。
という3点。そして彼女、寛容な夫との最低限の約束を守るために、下着売ります掲示板を利用しているというんですな。
「出会い系で男性と約束すると、どんな人かも分からないのにエッチすることになるじゃないですか。その点、下着専用の掲示板だと、パンティっていうワンクッションが入るでしょ?」
で、実際に男性に会ってみて、その印象を吟味。さらに、2度3度とリピーターになってくれた好印象の男性に限り、
「もしよければ、ホテル行きません? あ、お金とかいらないから。私、ダンナとしてなくて欲求不満なんだよね(笑)」
とご提案さし上げるのだとか。なるほど、パンティを売るのは安全に浮気するための自己防衛策って話か。
「ホテルでエッチしても、相性がいいとは限らないしね。1回エッチしたけど、その後はまたパンティ買ってもらうだけの関係って人もいるよ。でも、性格も相性もよくてこっちからセフレをお願いしてる人が……今は3人」
せっかく夫公認なんだから、色んなチ●ポと遊びたいらしく、まだまだパンティを売り続けるとか。いやぁ、浮気妻もパンティの色形同様、色々ですな!
(掲載/「実話大報」2018年7月号)