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【待望!?の後編】出会い系といえばネットがあたりまえの時代、今どきテレクラの店とか行ってる奴いるの? てか、電話してくる女って本当にいるの? ショボい結果を予感しつつもそれはそれで面白ニュースになるかもと、ほとんど期待せずにテレクラ潜入取材してみた結果、まったく予想外の展開にあせりまくったライターの話。

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前編でレポートしたように閑古鳥が鳴くどころか、割り切り(¥交と同義語)を迫る女たちのコールが鳴り止まぬ状況だった池袋のテレクラ。

ひやかし半分で女と遊ぶ金を持参しなかった記者は、女の誘いを断りつづけるだけというマヌケな展開に食傷気味。

そこで思いついたのは、世間話オンリーでひたすら時間をつぶすという斬新なプレイなのであった。

正直、入店して15分でこの潜入取材はもうお腹いっぱいというかんじだった。たて続けにコールしてくる女たちの目的はただ一つ「割り切り」なのだ。

たしかに女と遊ぶ金ももたずにテレクラにきた俺も間抜けだ。しかし、なんだろうこの殺伐とした気分は。二言目には金、って……そんなに金が欲しけりゃテレクラなんぞ使わず風俗で働けや、この腐れビッチどもが……などとは言ってはいけない……どうやら心がちょっぴり荒んできた模様。

今一番欲しいもの、それは心の癒しかもしれない。そう、癒し系の女からのコールが欲しい。金、金いわない、好きなだけこちらの話を聞いてくれる女。サクラでもいい。っていうかサクラがいいです。残り1時間30分以上をひたすら女のコと世間話、という斬新なテレクラプレイができないものか。そんなことを考えていると本日四回目のコール。

女四人目・かな・病院事務・推定年齢20代前半

俺「こんにちは。何ちゃんって呼べばいい?」

かな「かな、です。こんにちわー」

声からしてかなり若い印象。聞いてみたらやはり20代前半とのこと。互いの自己紹介などしていると録音中のスマホレコーダーのタイムは早くも3分以上経過していた。ここで気付く。今までコールしてきた女たちは3分、4分でこちらに会う意思があるかないか見極めて、ダメならさっさとガチャ切りだった。

しかし、かなちゃんは挨拶のあと俺の仕事などをくわしく聞いたり、自分の仕事は病院事務で時間は不規則なのだとか、俺がしゃべったぶんだけ同じぐらい返してくる。そして割り切り女たちの常套句「会えるの会えないの?」をけしていってこない。このコはいけそうかもしれない。世間話オンリーの暇つぶしプレイにつきあってくれるかも……。そしてその予感は数分後、当たった。

かな「わたし、ここ(テレクラ)でお金とかもらったことない。社会勉強っていうか色んな人と話すと勉強になるからやってるの。だから、もし女の人と会いたくなったらいつでも切っていいからね。ほかの人に代わっていいからね」

俺「ああ、全然大丈夫。じゃ、もうちょっとおしゃべりしよっか」(なぜか勃起しつつ)

社会勉強のためテレクラで色々話すというかな嬢と1時間25分におよぶ世間話プレイを満喫

社会勉強のためにテレクラするという、ほのかに漂うバカ臭もまたかわいいじゃないですか。彼女のおかげで念願の世間話オンリーという、斬新なテレクラプレイを終了時間いっぱいまで満喫できたことに感謝。最初の3人でかなり心が疲れましたから。

ちなみに彼女との1時間25分におよぶ会話内容については、文章化するにはあまりにもどうでもいい話題が大部分のため、ダイジェストとして以下に箇条書き。

・麻原の遺骨はだれがひきとるのか、という話題

・地下鉄サリン事件の話をしたら「生まれてない」とのこと

・記者の声だけ聴いて何歳ぐらいの男だと思うかと聞いたら「50代以上」といわれる

・結婚する男に求める年収を聞いたら、500万といわれる

・話し方から北関東のコかと聞いたら全然ちがうとムッとされる

・記者が44歳独身といったら「とにかく一歩、前に踏み出すこと」といわれる

・結婚しても離婚したら子供がかわいそうといったら急に「それは違う」とキレられる

などなど、久々に若いコとまったり会話をする時間を満喫できた記者なのであった。

音声はこちら…
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潜入取材してわかった現在のテレクラ事情まとめ

さて、今回の潜入取材でわかったことをテレクラ心得として以下に箇条書きとしてまとめてみた。もし、興味がわいた読者はこれを参考にしてテレクラ初体験してみては?

心得その1・女と会って遊ぶ(割り切り行為)金も、意思もないなら行くべからず。
心得その2・一度入店したら時間いっぱいまで女たちからのコールはほぼ途切れない。
心得その3・素人女たちの相場はだいたい大1枚~2枚ぐらい。
心得その4・店の近くに来られる女を選ぶ。離れた駅で待ち合わせてすっぽかされたら最悪。
心得その5・まれに会話だけする謎の女がコールしてくる事も。サクラ要員かキ〇ガイか?

テレクラ取材の後はラーメン聖地・池袋で創業60年の老舗の昭和式ラーメンを初体験

仕事が終わったら腹がすいた……(孤独のグルメのゴロー風に)。せっかく池袋まできたついでに、気になっていたラーメン屋にいってみた。写真の店はラーメン激戦区池袋にて創業60年以上営業する老舗ラーメン店(兼たい焼き屋)の「福義(ふくよし)」。

このお店は店頭で売っている一個160円のたい焼きがうまいことで有名。休日にはこのたい焼きをもとめて行列ができることもあり、もはやラーメン屋がたい焼きを売っているのかたい焼き屋がラーメンも売っているのか、という謎の営業スタイル。

店頭にも「たい焼きを作ってる時はラーメンできません」的な注意書きまで張られており、ラーメン目当ての客はドアを開けて「ラーメンいいですか?」と聞いてから入店するのである。この日、記者は幸運にもラーメンが食える時間に入店でき、念願の醤油ラーメン460円(激安)をオーダー。

五分程度で着丼したラーメンはまさに昭和ラーメンのいでたち。メンマ、ナルト、焼き豚、小松菜、ネギの正統派仕様。味も値段も昭和のまんま。凝りすぎず、さりとて物足りないわけでもない。ラーメンマニアが唸るような味ではないが、腹が減ってれば十分に美味しい。

どんなに凝ったラーメン屋も半年もたずに潰れることがザラの池袋で、この味で60年間売れていることが、何よりこの一杯の価値を証明しているのではないだろうか。同じ老舗ラーメン屋でも、たとえば荻窪の春木屋や丸信の醤油ラーメンは、見た目は昭和のラーメンのまんまでも味は平成仕様に思いっきり進化させており、旨味や香りをかなり強めている。

この福義の醤油ラーメンは本当の意味で昭和のころの素朴なうまさ。必要にして十分の素材だけ、でスープをとり460円で売っているのである。食後に名物のたい焼き160円を食べてもしめて620円。池袋にいったらまた立ち寄りたい老舗なのであった。

(記者プロフィール)
湖池ヤスジ
昭和48年生まれ。編集部専属クリエイター兼フリーター、派遣アルバイトと多才な顔をもつ44歳。独身。実家住まい。マスコミ、広告業界に人脈をもち、読者プレゼント発送やロケの弁当発注など、業界の幅広いフィールドで活躍してきた経歴をもつ。趣味は自炊、テレビ鑑賞。テレクラ経験は今回の取材で人生二度目。
出会い系といえばネットがあたりまえの時代、今どきテレクラの店とか行ってる奴いるの? ってか、電話してくる女って本当にいるの? ショボい結果を予感しつつもそれはそれで面白ニュースになるかもと、ほとんど期待せずにテレクラ潜入取材してみた結果、まったく予想外の展開にあせりまくったライターの話。前編

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