松本格子戸が教える、ストリッパーになる手段とは?
◯今のストリップはおさわりNG
ストリッパーになるには、様々な入口があります。一般的な職業からのスカウト、業界関係者との縁、AV女優や劇団役者や地下アイドルなど芸能関係から業界入りと、ありとあらゆるケースがありますね。
とりあえず志望者は面接に行きましょう。面接官は劇場の社長さんです。そこで、自分のやりたい舞台をドンドン話してください(笑)。全てを受け止めてくれるのも、ストリップ劇場の社長さんの器量です。
その前に写真を撮っておきますが、これが重要で、面接そのものをしてくれるか否かが決まりますし、いざデビューとなった時には宣材写真として使われたりもしたりします。
面接に合格してデビューの日程が決まれば、お次はいよいよ選曲、振り付け、楽屋マナーなどを学びます。ただ、学ぶとは言っても、そんな固っくるしいものではなく、選曲は自分の好きな曲を6~7曲。
振り付けはダンスもベッドショーと呼ばれるオナニーショーも自分で振り付けするもよし、振り付け師の先生にお願いするもよし。それこそ、誰にも頼らずに自分で作り上げてくれ新人さんも居れば、1から10まで劇場側におんぶに抱っこでお願いする新人さんもおります。自分で作り上げてくる新人さんは劇団出身か、舞踏出身者の方ですね。
第2段階で曲構成を決めて、いよいよ踊りの振り付けができれば第3段階、いわゆる仮免許取得ですョ~! ゲネプロと言いまして、本番さながらにお客様を入れずに20数分間の舞台を振り付け師の先生や演出家、照明スタッフが見守る中、演じるわけです。これが卒業検定ですね。
そして初舞台となる訳ですが、その前に楽屋マナーを先輩の踊り子さんからある程度の興行界における一般常識を粗方教えてもらい、初めて【踊り子さん】になるということです。そこから先は、自分一人で荒波に立ち向かっていかなければなりません。これから踊り子さんを目指している女性の皆様方、そんなに固っ苦しいものでは、決してありませんので、楽しんでやってくださいませ!
◯ストリップ観劇の基本マナーをご紹介!
①場内での写真撮影及びビデオ撮影は固く禁止となっております
大昔から開演前のアナウンスで言われていることです。ま、このような世界ですから、当たり前と言えば当たり前ですね。顔バレ、親バレなどなど、怖いですからね。どうしても写真を撮りたいという方々のために、昔はポラロイドショー、現在はデジカメショーというのがあります。
②踊り子さんの肌や衣装にはお手をお触れになりませぬように
昔はある程度はお咎めなしだったのですが、昨今は写真撮影の際に、肩に手を回すことすらダメですョ。ストリップは「触られない、触らせない」舞台でのお仕事なのです。
③携帯電話、スマホ、iPhoneの使用は一切禁止とさせて頂きます
ストリップ劇場もさることながら、芝居小屋や演芸場、大劇場も映画館も、およそ「観劇」という言葉が付くものは、通信機器の使用は一切ダメですよね。