海外のポルノでは既に常識!? 君はJOIを知っているか?
マスターベーションインストラクション(あるいはJerk Off Instruction。通称JOI)は、女性が淫語と動きで視聴者のオナニーをリードしていくというもので、海外のポルノではジャンルとして確立しています。
日本でも、「オナニーサポート」や「最高のオナニーのために」といった主観物のシリーズが内容的には近いんですが、JOIでは男優のチンポすら登場しないのが本式なんですね。
あくまでも、女性が言葉と動作、そして自分の身体を見せつけることで、視聴者のズリネタに徹しているのです。
本作では、全7人の女優が計5パターンのシチュエーションで視聴者のオナニーをリードしてくれます。
あなたは画面の向こうの女優さんの指示に従って、チンポをシコシコすればいいのです!
まずは、レースクィーン姿の桜井あゆ&紺野ひかるコンビ。
「あなたのチンポ、私たちに見せてください」
「こうやって、触って」
「おまんこを開いたり閉じたりするスピードに合わせてシコシコして」
「まだ行っちゃダメよ」
などと、色っぽい2人の言葉に合わせてシコシコ。2人は常に手を上下に動かしているので、彼女たちにしごかれているような気持ちになってきます。
そしてラストはカウントダウンに合わせて射精!
続いては、携帯ショップ店員として波多野結衣、女医とナースとして椿かなり&伊藤りな、就活女子大生として大西りんか、温泉旅館の仲居として大塚れんが登場します。
5つもシチュエーションがあると、パターンが似てきて飽きちゃうかなと思いきや、
それぞれにニュアンスを変えていて、なかなか楽しめます。
例えば、就活女子大生の大西りんかちゃんは、アメリカ留学中にJOIを学んだ(!)という設定なので、明るくカラっとしたトーク。
一方、大塚れんちゃんは、京都弁でほんわかしたムードで語りかけてくれます。
他の女優さんが「おまんこ」と言ってるところを「おめこ」と言うあたり、関西圏の人にはグッとくるのでは。
さらに女医とナースが精液採取のお手伝いという設定の椿かなりちゃんと伊藤りなちゃんは、上下に重ねて同時に股間を見せてくれるなんて技も披露。
もちろん「おまんことアナルが好きな変態チンポなのね」なんて淫語も忘れませんよ。
前述の通り、男優のチンポも一切登場しないので、セックスはもちろん、フェラや手コキすら登場しないわけですが、その分自分のオナニーに集中できるのが意外によかったですね。
そこに他人のチンポが介在しないため、女の子と自分の2人だけの気分を味わえるわけですよ。
女体をじっくり見たい派としても、ドアップでしっかりとカメラに向かって見せつけてくれるのが嬉しい限り (ちょいモザイクが大きくてアナルがよく見えないのが残念)
JOI、これから日本でも定着してくれるといいなぁ、と思いました。
(掲載/『月刊DMM5月号』)