“ハメ撮り”“顔面シャワー”“駅弁ファック”　全てはここから始まった！（３）

『エロ夜噺』~性的欲望がある限り…人は誰でもエロすべらない話を持っている

AV界の帝王・村西とおるがデラべっぴんに見参！

私は20代の頃にホストクラブで働いていたんですが、ある日、和服をお召しになった、４～５人連れの女性のお客様達がいらっしゃったんです。４０代～５０代のご年配の方ですよ。「どういうお知り合いなんですか？」と訪ねたら『お花の先生』をしてらっしゃると言う。上品なんです。

その中に居た４０代の女性が、一番私の好みの女性でした。なんとその女性が私をお持ち帰り下さいまして、夜伽の相手としてご指名下さったワケです。

ご夫人のご自宅の寝室にお邪魔しました。大きな和式の庭もあって、とても立派なお屋敷でした。そして早速ご相伴に預かったワケですが…。そのご夫人が「たって、たって」って言うんですよ。私のアソコは充分に勃っていて、ご夫人のアソコに煙が立つくらい激しく出し入れしているのに、これ以上どう勃てって言うのかと、私はむかっ腹が立ったんですね。

でもご夫人は私の耳元で「立って立って」ってしつこく言うんです。

それで「そうか、立って挿れて欲しいのか」と気づきました。

そこで立ち上がってズブリと挿れましたよ。

そうしたらご夫人が私の耳元で今度は「歩いて…」って言うんですよ。

『立てば歩めの親心』って言いますし、しょうがないから歩きましたよ。そうしたらこのご夫人ね、立って歩いただけじゃダメなんです。「弁当…弁当…」と言うのよね。

……もう深夜の１時２時ですよ。でも私は買われたような立場ですから、駅弁売りのように挿れたまま、ご夫人の腰を抱き抱えましたよ。『弁当』と言う言葉を聞いた途端にこのご夫人。コヨーテの如く「アオンアオン」と叫び出したのです。

私は１０帖くらいある大きな広い寝室を、ご夫人を駅弁売りのように抱き抱えながら確実に100個は弁当を売ったと思います。もう息も絶え絶えです。「ハアハアハアハア…」となったところで、ふと壁を見ると、額にね帽子を被った40歳ぐらいの男性のお写真が飾ってあることに気づいたので、「アレは誰ですか？」奥様に聞きました。「亡くなった主人です。主人は駅弁売りだったの…。あなたは私に先程『弁当』をしてくれたでしょ？　主人が元気な時は毎晩して、私を楽しませてくれたのよ」と言いながら泣くんです。

私は先程の『立って、歩いて、弁当』の意味がそこでようやく分かりました。そのご夫人とはそこで終わり、弁当の姿勢は大変ですから、プライベートではすることが無いままに過ごして来たんですが、AVの仕事をやり始め、ワタクシのモットーは『かつて人類が相見えた事の無いものをお見せするのがお仕事』でございます。ですので体位も色々と考えました。「４８手の中にAVで披露したことが無いものがあるか？」無いんです。で、ふとあの時の『立って、歩いて、弁当』を思い出し、女優さん相手にやってみたら大ブームになって『駅弁』はエンサイクロペディアのような海外の百科事典にも乗るような存在になっちゃった。

でも「弁当の組合からクレームが来るんじゃないか？」と今もドキドキしております。

（文：ゼニア・オナトップ）

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