本サイト名前の元であり、1985年の創刊以来日本のエロ雑誌の中心的役割を果たした伝説の雑誌『デラべっぴん』
“もっと女を愉しみたいマガジン”というキャッチのもと様々な企画で僕らを楽しませてくれた。
その歴史を日本一のデラべっぴんマニアである“DBM”氏(れっきとした一般の方)にその貴重なバックナンバーとともに振り返ってもらった…。(第6回)
デラべっぴんが私に決定的なズリネタの言わば教典となってから、毎月購読をしているうちに一度見たら忘れられない企画と言うものが数知れずありました。
掲載されていた当時は『これは…抜けない…』と唸らざるを得ないものや、その時代ならではのノリのもの(悪ふざけともいう)、または子供から垣間見た大人の世界(バブリーで、ギョーカイぽさなど)、たとえて言うなら小室ファミリー曲を大流行のリアルタイムでは見向きもしなかったのが、時を経て『おお、懐かしい。そういやあの頃流行ってたなあー』と当時の自分を振り返ってしまうような客観的な眼差しを禁じ得ない感覚…に近いかもしれません。
そんなわけで、久々に筆を執らせていただく今回は、そんなデラべっぴんならではのユニークな企画やトピックについて、掘り起こしてみようと思います。
■空飛ぶSEX…デラべっぴんNo.69(1991年8月号)
私のお気に入り企画だったカラミのページで、度肝を抜かれ、かつ「何だこれは?・・・抜けない…どうしよう…」と呆気に取られたのがこの企画。
それまで、とにかくエッチなシチュエーションのカラミで、文字通りに『AVの代替品』としてのズリネタにしていたのですが、それまでのデラべっぴん読者の激しく斜め上を行く視点のカラミ企画で、脱ぎかけたパンツをそっと履き直したのでした。
1996年にソフトオンデマンドから『地上20メートル 空中ファック』という作品がリリースされましたが、これはそれよりもずっと前の企画です。
しかし、絵的にこんなにオモシロ路線前回なのに対し、テキストの官能小説はやけにシリアスで大マジなところが読んでてほっこりしますね。ちなみにこのとき裸で空を飛び痴態を披露した女の子の一人は坂本由希で、あの坂本某氏のいとことして一部話題になった女優でした。
■美少女探偵 まぼろしパンティ…デラべっぴんNo.72(1991年11月号)
おまけです。デラべっぴんの裏表紙で、永井豪原作のけっこう仮面ならぬ”まぼろしパンティ“のVシネマ広告。
キャプションの「イクイクウッフン」が泣けますね。主演の香取みゆきって全然知らないんですが、この広告は未だに忘れられません。
今回はこのへんで。
(文・DBM)