隠しごとがないことを理想の夫婦像にあげる人は多いが、実際そんな夫婦は滅多にいない。
なにしろ女は“嘘をつく生き物”。エッチな嘘は当たり前なのだ。
口から出たのは父親の名前?
結婚7年目になる絵理さん(35歳)が初めて電マの快感を知ったのは3年前。
「当時、夫とのエッチに満足できなくて浮気したことがあったんです。で、そのときの浮気相手に電マで愛撫されたら、私もう、めちゃめちゃ感じちゃって……。その浮気相手とはすぐに別れたんですが、電マの快感だけは忘れられなくて。その後、通販で購入。以来、電マのオナニーをこっそり楽しむようになったんです」
ところがある日、押入れの奥に隠していた電マが夫に見つかってしまった。そして夫に問い詰められた彼女は、とっさにとんでもない嘘をついてしまう。
「〝これ、マッサージ器なんでしょ? 実家のお父さんが送ってきたんだけど〟って。ハイ、苦しい言い訳なのは自分でも分かってます(笑)。でも夫にはこれでオナニーしているとは言えませんでしたね。過去の浮気がバレる恐れもあったから……」
もっとも、それが嘘なのはすぐに夫にバレてしまったそうなのだが……なぜか夫婦仲は以前よりも深まったという。
「夫は、私がオナニーしているのがバレて恥ずかしがっているって受け止めたようでした。で、その日から毎日、夫に電マでイカされるようになったんです」
ちなみに浮気はまったく疑われなかったらしい。嘘をきっかけに夫婦仲が良くなってなにより?
(掲載/「実話大報」2017年11月号)