引退後の道は、周囲の人と一緒に作り上げてきた道
——ポールダンスは、自分から興味を持ったんですか?
ほたる いや、イベントのときに事務所の社長がポールダンスを見て「あれ、できるようになってよ」って言い出したんです。
で、もういきなりそのとき踊ってた方のところへ ご挨拶に伺わせてもらったんです。
正直無理だと思って家に帰ったら、社長が注文してくれてた自宅用のポールが届いてて、さらに「出番決めてきたから、それまでに何とかしてね」って。
だから師匠に「出番三分間、なんとか持たせられるように教えてください!」ってお願いして。
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——すごい流れによって次々と決まっていきますねぇ(笑)。またその流れに紅音さんがついて行けちゃうというか。
ほたる いや、こっちはもう必死ですよ。最初の出番のとき、本当にできなくて。
そのときに始めて「悔しい」と思ったのが、続ける動機になったのかもしれないですね。
——引退後、自分で道を切り開いてきたというイメージがあったんですが、周囲の意見も柔軟に取り入れた結果でもあるんですね。
ほたる そうですね。AVで売れても、AVのファンで、辞めたあとまでついてきてくれる人は少ないです。
だから少しでも接点のありそうな仕事を周りも一緒に考えてくれて、セクシーな衣装も着れるような方向性を考えてもらったんだと思います。
——今は、自分のやりたいことを実現できてると思います?
ほたる みんながみんな同じようなことをしてる、みたいなところからは抜けたと思いますけど、ポールダンスの世界ではまだまだ未熟すぎて、とてもそうは言えないですね。
もう少し実力がつけば、少しは理想に近づいたと思えるかな。
——ちなみに引退後、恋愛とかは?
ほたる それが全然ないんですよ。
よく、動物を飼ってる女子はなかなか彼氏ができにくいって言いますけど(現在、犬、トカゲ、ネズミと同居中)まさにそれになってますね。
——でも、そんなに男の人を欲してる感じもしないですね。今が充実してるというか。
ほたる ほたる もともと、性欲と恋愛があまり結びつかない所があるんですが…セフレがいるとかじゃないですよ(笑)。
でも、好き=セックスしたい に素直に結びつかないことも。でもあまり神経質に考えないようにしています。
——うかがってると、自分発信というよりも、きっかけがあればそれに全力で応える感じですが、今他に挑戦していることはありますか?
ほたる 性の悩み相談にちゃんと答えられるように、カウンセリングのスクールに行くようになりました。
——本当に真面目ですね!
ほたる 自分の意見だと、自分の考え方の押し付けにしかならないんですよ。それって良くないし、相手の状況も考えられるようにならないと、と思って。
——目の前の課題に全力で取り組む姿勢がすごいですねぇ。
ほたる いや、普段はほんと、だらけてますよ(笑)。全然そんな、真面目じゃないですから。
——でも今、AVの現役時代よりも本来の紅音さんになったというか、元々紅音さんが目指していた、ふっきれたカッコいい女性になれている感じがしますね。
ほたる だったらいいですけどねぇ(笑)。いや、でも、まだまだです。
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初期はロリ系、その後は潮吹きブームの立役者として活躍した紅音ほたるさん。女優としても非常に器用だったし、期待に全力で応えるタイプだったという印象があるが、今の彼女は周囲の期待に応えつつ、自分のやりたいことをのびのびとやっているように見える。
要求されることをできてしまう器用さだけでなく、それをものにする根気も身につけ、さらに器の大きな女性になっていた。(雨宮まみ)
あかね・ほたる 1983年10月25日生まれ T157/B83W58H83 大阪府出身 O型 【紅音ほたるさんの今後の活動はこちらでチェック!】 Twitter:@akanehotaru1025 LINE公式ブログ:http://lineblog.me/akanehotaru/ Facebook:https://www.facebook.com/AkaneHotaruOfficial/ Instagram:https://instagram.com/akanehotaru/