もちろん「ごっくん」が性癖ですよ!
—— 麒麟監督といえばやはり「ごっくんモノ」ですが、まずは改めて監督の性癖を教えてもらっていいですか?
麒麟 もちろん「ごっくん」が性癖ですよ! これを撮るために僕はAV業界に入ったので!
—— それはそうですよね。失礼いたしました。
麒麟 学生の頃からAVが大好きで、たくさんレンタルしたり、薄消しビデオ屋でアルバイトもしていたんです。AVを見続けている中で、ワープの「ドリームシャワー」や、ムーディーズの「ドリームウーマン」だったり、松本監督や青木監督がやっていた頃のM’sの一本12,000円くらいのコアなごっくんモノなどを見ていたんです。
—— マニア過ぎる!
麒麟 この時はぶっかけなのか、ごっくんが好きなのかはわからなかったんですけど、女性に精子がかけられるシチュエーションに興奮するという感覚は掴めていたんです。AV監督になってから、ごっくん好きが明確になっていったという感じですね。
—— ワープでは最初からぶっかけやごっくんを撮っていました?
麒麟 ワープは監督に色をつけるんです。K*WEST監督なら「痴女」、沢庵監督なら「凌辱」みたいに。
—— K*WEST監督も沢庵監督も、今もその方向性で作品を撮っていますね。
麒麟 そうですね。僕は上の人に「ぶっかけとごっくんが好きなら、どっちかはまだわからないだろうけど、とりあえずザーメンを押していけ」って言われたんです。それでごっくんを突き詰めていきました。
—— ごっくんの魅力を改めて教えて下さい。
麒麟 まず「ごっくんモノ」と「ぶっかけモノ」を一括りにしている人が多いと思うのですが、これは全く違うんです。ぶっかけだと凌辱的に撮って、顔に強引にぶっかけることもできると思うのですが、ごっくんは喉とかを能動的に動かさないとできない行為だと思うんです。
—— 本人が飲まないようにすれば口に溜め続けることもできますもんね。
麒麟 本人の意思で異物を飲み込んでくれているので「僕のことを受け入れてくれている」のが、ごっくんの良いところですよね。その先は食糞だと思うんです。僕の中でそれは行き過ぎているので、ごっくんがちょうど興奮するラインなんです。飲み込んでくれる「母性、心意気、ありがたみ」みたいなのが魅力ですね。
—— こうやって丁寧に解説してもらうと「ごっくん」と「ぶっかけ」は状態的にも違いますし、興奮ポイントも全然違うんですね。
麒麟 僕はめちゃくちゃビビりなので、自分から飲んでとは言えないんです。それでも進んでごっくんをしてくれたら「この人は良い人だな…」って思います(笑)。これにプラスして、ベロの上に精子を溜めている顔がもの凄く可愛いのも魅力の一つですね。
—— 麒麟監督の作品はなかなか飲ませなくて、その表情を撮っていることが多いですよね。
麒麟 よく見てくれていますね。編集上はガッツリカットしていますが、僕は女の子に「もう少しベロ出せる? まだ飲まないでね。」とか細かく指示を出しているんです。そうしていると女の子のベロがプルプルしてきて、これがいいんですよね!
—— あのめちゃくちゃエロいベロプルプルは意図的だったんですね!
麒麟 精子が得意な子ならまだしも、苦手な子だとかなりしんどそうな表情になってくるんですけど、これはこれでアリだと思うんです。逆に美味しそうに飲んでくれるのも嬉しいし、飲んだ後に涙目でオエってなるのも可愛い。飲んでくれたらどちらに転がっても全てが魅力になって心惹かれるんです。
—— ごっくんを撮る時にこだわっていることを教えて下さい。
麒麟 僕は普段はざっくりとした性格なのですが、ごっくんを撮る時だけは「守って欲しいことリスト」を作って女優さんに渡していて、内容について逐一説明するようにしています。僕の中で「一番可愛く見せるごっくんの撮り方はこれだ!」という確固たるものがあるので、出来る限りこの形に沿ってもらうようにはしていますね。
でも、この決まった型をはみ出してくるのが女優力で良さだと思うんです。この部分もしっかり撮れたらなお良しですね。
あとコツと言えば、表情は確実に抑えたいので、男優さんがイク時にできるだけ女優さんの両目を画面に入れるようにしています。横から撮ると精子の飛びは見れるんですけど片目しか見れないんですね。上から撮ると女の子の顔が面で見れるので、女の子が目を開けてくれさえすればしっかりと精子を受け止める表情が撮れるんです。
—— ビュッと精子がかかる瞬間のあのエロい表情を撮るには、コツがあるんですね。
麒麟 根本的なことですが、好きな気持ちを持って撮ることはやはり大切ですね。ごっくんモノを初めて撮ったり、撮らされている人の作品はすぐわかっちゃいますからね。画の撮り方を見れば「ああこの人はプロデューサーに頼まれてやってるんだな」って。なので「自分が撮りたいんだ!」という前のめりな思いは常に持つようにしております!