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【20周年を迎えた凌辱を撮り続ける鬼才・沢庵監督インタビュー!】人気シリーズ「脅迫スイートルーム」のこだわりを聞く!「ヒロインが置かれた環境に自分をイメージできる人は強いです!」【前編】

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100」という数字が見えてきてから責任感が生まれてライフワークにもなって、考え方が変わっていった部分はありましたね

—— 改めてまして、監督歴、撮ってきた本数を教えて下さい!

沢庵 K*WESTとほぼ同じで2001年にワープに入社し業界に入って、2002年くらいから監督はやっているので、ちょうど20周年って感じですかね! 撮ってきた本数はザックリで1,000本以上だと思います!

—— 今年は節目の年なのですね。沢庵監督と言えば、2006年よりドリームチケットで始まった『脅迫スイートルーム』シリーズが代表作ですが、FANZAで数える限りで180本以上。200本目が近いと思います。この数字は意識されたりするのでしょうか?

受付嬢in...(脅迫スイートルーム) 渚みつき

受付嬢in…(脅迫スイートルーム) 渚みつき

沢庵 171本までは普通にカウントがあって、去年の4月からリニューアルのような感じで、メーカー制作じゃなくて自分管理下に変わったんです。それから10本以上撮って合計180~190本だと思うのですが、ザックリなので数字で特に意識したりすることはないですね。

—— なるほど。ではこのシリーズを撮るようになったキッカケから教えて下さい。

沢庵 元々は自分が生み出した企画ではなく、メーカーの企画会議から生まれたシリーズなんです。なので、実は自分が監督していない作品も10本弱あるんです。

—— そうなんですね。

沢庵 メーカーが色々な監督で撮ろうと考えていた中で、シリーズ3作目で初めて監督オファーが来ました。最初はそれぞれ監督の手法に統一性はなかったんですが、自分の手法がマッチしたんだと思います。やはり品番の「100」という数字が見えてきてからシリーズへの責任感が生まれてライフワークにもなってきましたし、代表作と言えるものにもなってきたので、考え方が変わっていった部分はありましたね。

—— メーカーから求められたことは何だったのですか?

沢庵 「高飛車で高嶺の花の女が実はドM」っていうのをテーマでもらって、それを自分なりの解釈でどうやって見せようか考えました。エロの描写はいいとして、職業の説得力をどう表現するか。ドラマ部分は当初から必要ないと思ってはいました。

—— 秘書、スチュワーデス、女教師、受付嬢、女医などが職種の部分ですね。

沢庵 よりわかりやすくキャリアウーマンを表現するには、インタビューが適切だと思ったんです。それに加えて、仕事ができる女を断片的に捉えた映像があればリアリティが生まれると思いました。日常、街中で見かける仕事のできるイイ女っているじゃないですか。ああいう感覚を意識しています。

これは逆輸入的な発想なのですが、自分で好きなことややりたいことが漠然とあってそれを言葉にする作業があるじゃないですか。演者への台本だったりユーザーへの説明だったりで。

—— パッケージにも載る部分ですね。

沢庵 単純なプレイで暴力的な表現や女の子を追い詰めることはできるんですけど、それをエンターテイメントの部分を含めてわかりやすく伝えるやり方を迷い続けていたんです。そんな時にFANZAのレビューを見たら、自分の思いつかなかったフレーズが書いてあったんです! 自分が表現したことを他人が言葉にしてくれて、そのフレーズを消化して、改めて自分の言葉として使うってことを、ずっと続けていますね。

—— 「自分がやったことは、まさにこれだ!」という言葉をレビューから探しているのですね。

沢庵 いいフレーズがあったら随時取り入れたいと思っています。凌辱は抽象的な世界なので伝えるのが割と難しいんです。行為的なモノは伝えられるのですが、世界観を伝えようとするとやはり悩みますよね。

—— 女優さんをキャスティングする際に重要としていることを教えて下さい。

沢庵 まず欲しい要素としては〝間を取るのが上手くて表情を作るのが上手い人〟ですかね。あと変なネイルをしてない人っていうのもありますが(笑)。

—— 変なネイルは高嶺の花っぽさが薄れちゃいますもんね(笑)。

沢庵 まあネイルは取ってもらえばいいんですけどね。好き嫌いだけではやらないようにはしています。過去にメーカー側でキャスティングした女優さんと、自分がいいと思う女優さんが結構ズレていたりもしたのですが、他人が選んだ方を撮ってみて「あ!意外といいな!」と思うことがあったりするんです。逆に自分の先入観だけで選ぶと、それを越えてこないこともあるんです。

—— なるほど

沢庵 理想として「自分の色を出そうとしない子」の方がいいかもしれないですね。芝居がうまい下手の話ではなくて、こちらの表現したいことを理解する姿勢にあるかどうか。理解してから、それ以降は自分のやり方でやってくれたらいい。このシリーズが好きって言ってくれる子は話が早いですけどね。

秘書in...(脅迫スイートルーム) 中尾芽衣子

秘書in…(脅迫スイートルーム) 中尾芽衣子

 

—— 脅迫スイートルームは「世界観」が非常に重要な部分ですよね。

沢庵 ヒロインが置かれた環境をイメージできる人は強いと思います。

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