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【徹底したこだわりとリアリティを追求するAV脚本家、きむら!】人気シリーズ『催眠光線で支配された○○』の誕生秘話や、脚本のこだわりを語る!『男優さんが何ピストン目に発射するかまで書きたいんです(笑)」【前編】

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あとは監督さん!現場で上手いことやって下さい!

——その他で撮る時に意識されたことはありましたか?

きむら これは他の作品でもそうなのですが、必ずリアクション役というか、ツッコミ役を作ることにはこだわっていますね。しょうがないことではあるのですが、女優さんと男優さんが二人っきりで密室でエッチなことをするのはAVでは当たり前になっていますが、本来だったら異常なことじゃないですか。それを見ている人にわかってもらえるように、まともな人を置くことにしているんです。

——昔のAVだと、エッチな妄想の世界を登場人物が全員受け入れているから、見ている側が取り残されてしまうことがよくありましたよね。

きむら そうなんです。まともな人を置くことによって、異常な世界観がより強調できていい作品になると思うんです。なのでメインの方よりも、サブの男優さんやエキストラさんへのこだわりの方が強かったと思います。

——脇を固める演者さんを重要とされているのですね。

きむら でも現場の方はものすごく大変だったそうで、後から聞いた話なのですが、リボルバーさんが見てくれたサークルの作品なんかは、早朝から撮影を始めて、終わったのが次の日の早朝だったらしいですからね。丁寧に作ってくれた分、現場の方々にしわ寄せがいっちゃった形なんです。でも大手メーカーのSODさんが、ここまでこだわってやってくれたことは本当に嬉しいですし、感謝しております。

——イージー松本監督だからこそ丁寧な演出をしてくれたと感じましたか?

きむら 感じますね。映画監督を志望されていたイージー松本監督だからこそ、こだわってやって頂けたのはあると思います。

——エキストラにこだわるというお話が出ましたが、台詞などを含めてどれぐらいこだわっているのですか?

きむら 一番最初の段階では小説のように「Aが話して、それにBが答えて、その側にいるCが相槌を打つ」みたいな感じで、事細く書いちゃいますね(笑)。

——AVの脚本に相槌まで入れるなんて、こだわりが凄い!

きむら でもこれだと脚本じゃなくて小説になっちゃうので、本がどんどん厚くなっちゃうんです(笑)。なので「これだけは言ってほしい!」というツッコミ役の台詞だけは抑えてもらって、あとは現場の人のアドリブに任せてって感じになりますね。

——ちなみに一番厚くなった台本がは、どれぐらいですか?

きむら AVのドラマモノだったら10枚いくのが珍しいのですが、私は30枚ぐらいになることがよくありますね(笑)。

——分厚ッ! 3倍じゃないですか!

きむら そこから削って削って削っていく作業になりますね(笑)。

——細かく書いていくとは、例えばどんな感じですか?

きむら 服を脱いで下さい、スカートを捲って下さい、その場に座って下さい、みたいに細かく描写を書いていきたいんです(笑)。なぜなら順序を丁寧に追っていかないと矛盾が生じてしまうので。でもそれだと台本を持った人が困ってしまうので、この一連の流れをまとめて「エッチな指示をする」というように削っていくんです。

——どうしてもざっくりになってしまうのですね

きむら 「あとは監督さん!現場で上手いことやって下さい!」って祈るしかないんです(笑)。

——本当はもっと細かく書きたい! みたいなことって他にありますか?

きむら カラミのシーンで「正常位から騎乗位をしてバックをして○○などをした後に、ラストの正常位で何ピストン目に発射してしまう主人公」とかまで書きたいところなんですけど、そんなことを書いたら男優さんに嫌がられてしまいますからね(笑)。

——ピストン数まで書きたいのですね(笑)。

きむら なので「腰を振るが果ててしまう主人公」みたいな形に書き換えて、あとは現場にお任せする感じですかね。

——矛盾に対するジレンマがかなりあるんじゃないですか?

きむら そうですね。AVの形式上仕方ないのですが、例えば女の子に何でもできちゃうアイテムを手に入れた男性がいたとしたら、いちいち服を脱がしてスカートを捲って、お尻を触ってから前戯をするだろうか? って書きながら思うんです。本当にその男性の気持ちになったら、街中で歩いている女の子にそのままヤッちゃうと思うんですよ。でもAVで冒頭からこんなカラミのシーンを出すことはできないじゃないですか(笑)。どうしてもソフトなシーンを入れながらになってしまうので、ここは製作の方との擦り合わせになるのですが、やはりジレンマは感じてしまいますね。

——リアリティばかり追求したら、尺が持たないですもんね。

きむら 「電マなんか使わないよなー。」って思いながらも、AVに寄せないといけない葛藤や難しさはありますね。

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以上、徹底したこだわりとリアリティを追求するAV脚本家、きむらさんのインタビュー前編でございました!
男優さんが発射するピストン数まで本来なら台本に書きたいという、こだわりには感動致しました。だからこそ、きむらさんが書いた作品には「AVだから」というような、妥協している箇所が無いんですよね。なので物語に集中して、シコることだけに没頭できるので、ぜひストーリーでヌキたいという方にはきむらさんの脚本作品はぜひオススメです!後編では、マネーの虎でもお馴染みだったSODの創業者·高橋がなりさんの凄過ぎるエピソードが飛び出しますよ!さらには新作のミドコロまでお話頂いておりますので、ぜひお楽しみに!

 

後編予告
・『催眠光線で支配された○○』のタイトルは元々『催眠家族』だったそうです。高橋がなりさんからダメ出しがあって変更になったそうですが、その的確なダメ出しとは?
・人気シリーズ『寝取られ巨乳妻!』で、シリーズ8作品目にして脚本を担当することになったきむらさん。ヒットシリーズを書く時に意識することとは?
・エロスの原点は『世にも奇妙な物語』。その理由や、今後撮りたい作品についてたっぷりとお話頂きます!
乞うご期待!
 
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きむら  @CQDESDjU011DvII

AV企画・脚本家。
ユーザー目線を意識し、「AVの矛盾点をなくす」というこだわりある脚本に定評がある。代表作はSOD『催眠光線で支配された〇〇』シリーズ。

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リボルバー・ヘッド @RevolverHead01

ピン芸人。

吉本若手マッチョ部としてクリスタルジムでパーソナルトレーナーも務める。

YouTube『リボルバーチャンネル

 

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