今夜もシコってますか⁈改めまして、アダルトビデオ芸人のリボルバーヘッドです。今回のインタビューでは、〝AV界のダークサイド〟という異名を持つ、業界でNO.1にイカつい男優・桜井ちんたろうさんにお話を伺いました!桜井さんは、スキンヘッドにピアスという強面過ぎる風貌でドラマモノの悪役でご活躍される一方、日本を代表する〝責め師〟でもあるのです。
ということで今回は、この強面キャラの意外な誕生秘話や、AV新法問題に揺れる今後のAV界の未来、さらには責めの極意をたっぷりとお話頂いております!ぜひ、最後までお付き合い下さい!(全3回、前編)
「AV男優のBarみたいなのを作れたらいいなって思っているんです!」
—— 初めまして!アダルトビデオ芸人のリボルバー・ヘッドです。本日はいつもお世話になっている桜井さんにお会いできて光栄です…!
桜井ちんたろん(以下、桜井)初めまして!AV男優の桜井ちんたろうです。こちらこそリボルバーさんにお会いできて嬉しいですよ!
—— そんなことおっしゃって頂けるなんて、心から感激です…!ってか、生で見る桜井さんはめちゃくちゃイカツイですね(笑)。
桜井 いや、リボルバーさんもたいして変わらないですよ(笑)?その見た目だったら警察に職質とかされませんか?
—— 職質なんて一度もされたことありませんよ(笑)。
桜井 え、なんで(笑)?僕なんか一日最高3回職質されたことがありますし、街を歩けばしょっちゅうされますよ!
—— 一日3回!?!?ヤバいっすね(笑)。
桜井 この日は池袋でヤクザの組の抗争があったみたいで。僕はシャカシャカ系のジャージを着ていたこともあり、その一員と思われたみたいですね(笑)。
—— ハッハッハ!そんな事件直後に、スキンヘッドでシャカシャカジャージはそりゃ警察の方も間違えますよ(笑)。
桜井 あと新宿を歩いていた時は、職質されたお巡りさんにかなり高圧的に「君、どっかで見たことあるんだよね。」って言われたんです。でも僕は「今ここで答えると、お巡りさんが恥ずかしくなっちゃうだけだよ。」って言って、それ以上は答えなかったんですね。
—— なるほど。
桜井 そしたら10人ぐらいお巡りさんが集まってきちゃって、その高圧的なお巡りさんが更に強い口調で「だからお前はどっかで見た顔してるんだよ!何を隠してるんだ!」ってずっと言ってくるもんだから、「俺はAV男優だよ!お巡りさん、めちゃくちゃAV好きでしょ?それで俺を見てるんだよ。」って言ってやったんです。そしたらそのお巡りさんは顔が真っ赤になっちゃって(笑)。
—— ハッハッハ!とてつもなく恥ずかしい勘違いですね(笑)。
桜井 普段はそんなのばかりです(笑)。
—— AV新法が先日可決されましたが、AV界にはどのような影響を及ぼすと思われますか?
桜井 まず契約してから一ヶ月後にしか撮影ができないということなのですが、この契約が男優にも回ってくることになったんです。男優というのは契約書を交わしていなかったのですが、まあこれは男女平等ということでしょうね。なので今まで一日で3現場ぐらいを組んでいた男優は、できて2現場ぐらいまでしか組めないようになると思います。
—— 今までは撮影日が近づいてきて、明確な時間がわかるからこそ現場が組みやすかった訳ですもんね。
桜井 そうですね。あと男優も含めて契約した全ての人間が作品を取り下げる権利を得たので、取り下げると言いそうな人間は使われにくいということですね。例えば僕たちみたいに長く業界にいる人間は、今までの信用や、これからのことを考えると取り下げなんかしませんが、興味本位で来たエキストラの人が「やっぱり会社にバレちゃったので取り下げて下さい」なんて言ってきたら、数千円のギャラなのに数百万円の損害を被ってしまうことだってある訳ですからね。
—— な、な、なるほど…。リアルにあり得そうな怖いお話ですね。
桜井 メーカーサイドの話だと、撮った作品の宣伝ができるのが4ヶ月後になり、発売がそれから1ヶ月後なので、契約から考えたら6ヶ月じゃないですか。その間に女優さんが辞めちゃって「作品を出さないでほしい」と言う可能性だってある訳ですから。
—— たしかにそうですよね。今までだと、撮影から2ヶ月後に宣伝が始まり、3ヶ月後に発売という流れでしたよね。
桜井 元々この法案っていうのは、成人年齢引き下げに伴っての18~19歳をAVに出演させるのは辞めようっていう話だったのに、その文言が一個も入っていないです。
—— たしかに最初はその議論から始まった話でしたよね。
桜井 それで数年前に素案ができていた強要問題の法案を急に持ってきた訳ですよね。でもそれからAV業界っていうのは、AV人権倫理機構っていうのが立ち上がり、IPPAっていうのができて、とても厳しく自主規制というのはやってきたんですよ。そんな中でできてしまった法案なんです。
—— 徹底してどこの業界よりもクリーンにやってこられた訳ですもんね。ギャラ的な面にはどのような影響があるのでしょうか?
桜井 可能性としては作品の取り下げがあり得るので、「販売までは待ってくれ」と言われるケースは出てくるかも知れないですよね。ってことは半年間ギャラが入ってこないことになるので、正直破産してしまう人も出てくるかもしれないと思います。仮に貯金がある人でも今の生活レベルを維持するのは難しいでしょうからね。
—— 家族がいる方だったら、家族にまでも影響が及んでしまう可能性もありますよね、、、
桜井 18、19歳の問題だったら、タバコや酒やギャンブルのように「AV出演はダメ」って言ってくれればいいだけなんですけどね。我々は20歳以上じゃないと撮らないって徹底してやっているのに、しかもこの元々の文言は無くして法制化しようとしたのは、正直なんで?というような悲痛な思いです。
—— 男優さんはお仕事が組みづらくなってしまうとのことですが、「新しい取り組み」みたいな考えはあったりするのですか?
桜井 女優さんがキャストとして働いているキャバクラのレッドドラゴンみたいに、AV男優のBarみたいなのを作れたらいいなって思っているんです!
—— めちゃくちゃいいじゃないですか!!今はマッスルBarみたいなのも流行ってるし!
桜井 男優マッスルBarみたいなのはいいなって思っているんです。きっと来たい女の子たちも多いと思いますしね。1ヶ月前にカレンダー上で休みがハッキリする訳ですから、仕事が無い人間に生活ができるようなお仕事を与えられる場を作ってあげたいんです。今はそれを色々な人に掛け合っている段階ですね。
—— このような状況でも、なんとかプラスになるように色々と動かれていらっしゃるのですね!!
桜井 正直マイナスを考えていたらやっていけないですからね。死にたくなってる方も多いと思いますし。だからこそ逆に頑張ってマイナスをプラスにして、メーカーさんや色々な方に協力をしてもらってお店などを展開していくのもアリなのかなって思っているんです!
—— 改めてご年齢、男優歴、出演本数を教えて下さい!
桜井 年齢は56歳で、男優歴は29年です!出演本数はザックリ1万本ぐらいだと思います。
—— 1万本って、もうレジェンドの域ですね…!現在ご出演されているジャンルの割合ってどんな感じなのですか?
桜井 ドラマモノが7割ぐらいですね。しかもだいたい悪い役ばかりです(笑)。
—— さすが業界NO.1のコワモテ男優さん(笑)。
桜井 自分でも「AV業界のダークサイド」って言ってるぐらいですからね(笑)。
—— いつから悪役が多くなったのですか?
桜井 完全にスキンヘッドにしてからですね。だからデビューして2年目ぐらいだったと思います!
—— 早ッッッッ(笑)!!!そんなに早くからだったのですね。スキンヘッドにした理由は何だったのですか?
桜井 一年目の頃は全然仕事が無かったんですけど、ある同じ監督さんの作品で、沖縄ロケと海外ロケに行く撮影があったんです。仕事が欲しかった僕は、まず沖縄ロケに行かせてもらったのですが、その後の海外ロケにも行かせてもらえるように頼んだんです。そしたら「同じ男優は連れて行けない」って言われちゃって。でも「髪を切ったらキャラが変わるから連れて行ってやるよ!」って言われたので、当時はオールバックだったのですが、丸坊主にしたんです。そしたら色々なお仕事が入るようになっていった感じでしたね。
—— 仕事欲しさから今のコワモテキャラは誕生した訳ですね!!
桜井 そうですね(笑)。元々AV男優っていうのはスキンヘッドの方が多かったのですが、ちょうどその頃はスキンヘッドがいなかった時期でもあったんです。なのでこれもあってか、僕のスキンヘッドが定着していったのはありましたね。
—— 偶然もあいまったんだ!ご自身の中ではスキンヘッドは気に入っていたのですか?
桜井 今は電車に乗ったらちょこちょこスキンヘッドの方がいる時代になりましたが、当時は全然世の中にはいなかったですからね。なので通り過ぎる人はだいたいに「え?この人は堅気じゃないな。」っていう目で見られていたので、肩身の狭い思いをしていた部分はありましたね(笑)。今は気に入っていますが、とにかく職質されるので、それだけは何とかならないかなって思ってます!
—— AVでは責め役が圧倒的に多いですが、普段の性癖だけで言ったらどのような感じなのですか?
桜井 責めるのは昔からずっと好きですね。それ以外で言うと、僕は足の裏フェチなんです!
—— 足の裏!?キレイな方が意外とマメがあったりするギャップがいいとかですか?
桜井 いえその逆で、ちゃんとケアをしている清潔感がある足の裏がいいんです。なので外反母趾や、踵が硬くなっていたり、タコとかも処理していないのは嫌ですね。そういった足の裏を見ると「見えないところだからこそキレイにしててよー。舐められないじゃん!」って思っちゃうんです(笑)。
—— 舐めたいのですね(笑)!
桜井 作品ではあまり映っていないですが、だいたい足の裏は舐めていますからね(笑)。
—— でも結構映ってるところでも、足舐めしているイメージはかなりありますよ(笑)。ちなみに男優さんになってから責め技を学んでいった部分もあるのですか?
桜井 そうですね。男優になる前はなんとなく体的に責める程度でしたけど、男優になってから〝心〟の部分で責める大切さを知ったんです。縛るにしてもただ身体的に縛るのではなく、精神的に縛ってあげることによって女性は気持ち良い表情をしてくれますからね。
—— 物理的に責めるだけではないのですね。
桜井 なので相手の表情や体の硬直加減を見極めながらやっていくことが重要なので、手マンや玩具責め一つ取っても引き出しは100以上持っていないとダメですよね。
—— 100通りも責め方があるのですか!?
桜井 わずかに角度を変えたり、少し触り方を変えることによって組み合わせはたくさんありますよね。でも僕たちの仕事は映像作品として見せる仕事なので、激しく見せないといけない部分があるんです。なので手マンでガシガシと腕を動かしていても、中では手首を柔らかく使ってソフトタッチをしていたりするんです(笑)。
—— 腕と手首より先の動きを変えるなんて、凄技過ぎます…(驚)!!
桜井 なので僕らがやってるプレイは「見せること」が大前提なので、これを真似して女の子にやるのは絶対にダメですからね!
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肝に銘じます!!以上、業界NO.1にイカつい男優・桜井ちんたろうさんのインタビュー前編でした!いや~、それぞれの技のやり方が100通り以上あるなんて、やはりAV男優さんというのはプロフェッショナルですね。
なので素人の我々が男優さんの見せるプレイを真似して、一般の女の子にそんなことをやったら、それはモテないと改めて思いました。更に桜井さんは「男優の真似を絶対にしてはいけないのが大前提ですが、マンネリにならないことが大切。」ともおっしゃっておりました。
毎回シュチュエーションを変えたり、雰囲気やセックススタイルを変えることによって、パートナーとは長く円満にいられるということですね。これまた肝に銘じます!!
明日公開の中編では、そんな日本一の責め師の桜井さんが「共演してきて特に責めがいがあった女優さん」を発表してくれます!ぜひお楽しみに!!!
中編予告
・責めていて、「派手さは無いけどスケベだな。エッチが好きなんだろうな。」というのがヒシヒシと伝わってきたリアルな反応を見せた女優さんとは、先日整形をして15キロのダイエットに成功したことを打ち明けて美意識の高さが話題となっているあの女優さんだった!?
・アナルの開発の仕方を丁寧に教えて頂きました!アナルプレイに興味がある方は必見な内容ですよ!!!
・SM道具は全て自作するという徹底的なこだわりを持つ桜井さん。なんと鼻フックだけで30個以上も作ってあるそうです!
乞うご期待!
(取材:リボルバーヘッド)
ピン芸人。代表ネタは、山田孝之演じる全裸監督の村西とおるのモノマネ。吉本若手マッチョ部としてクリスタルジムでパーソナルトレーナーも務める。
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