泡姫はみな30才以下 チラホラ外れも交じっているが
3時間後、JR鴬谷駅に迎えにきたのはオデッセイだった。ベントレーあたりが送迎車と思っていだけに、ちょっくら肩すかしだ。
車に揺られること数十分。店は、少々寂れた地上4階建て、吉原では中級店といった趣である。
「いらっしゃいませ」
高圧的でなく、かと言って馴れ馴れしくもない、スーツ姿の初老が出迎えてくれた。俺的には好印象だ。
平らなソファが8つ並んだ、さほど豪華ではない待合室へ通され、着席するや、初老店員がうやうやしく跪いた。
「こちらが本日出勤の女のコでございます」
アルバムで出勤嬢を確認。泡姫はみな30才以下と思われ、チラホラ外れも交じっているが、レベルは総じて高い。
しかし、本日は好みの泡姫とのプレイが目的ではない。あくまで自分の中にある変態的な願望(=露出&レイプ)を叶えることが重要なのだ。
俺は正直に言った。
「屋上でのNS(生中出し)が希望です。あとはその場のノリで決めるので、とにかくワガママを聞いてくれるコで」
「かしこまりました」
店員が選んだのは、少々、地味な顔立ちの26才のA嬢だ。何でも彼女は生粋のM女で、どんなプレイでもOKらしい。
ただ、プレイは、7万円の通常コースではなく、VIPコース(総額9万円)を勧められた。屋上プレイを楽しむには、2万の上乗せが必要らしい。
ケチっても仕方ない。俺はキャッシュで9万円を払い、先ほどより一回り小さい個室の待合室へ移動した。
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