美女からそうでない美女まで誘ってくるピンクとブルーに揺れる桃源郷
新型コロナによる行動規制も緩和され、来年は韓国にでも行ってみようかと思っている読者もいるだろう。この話は、以前韓国に行ったときに起きた珍事である。
韓国の風俗といえばちょんの間だ。今は日本同様に、ちょんの間街の店も半減しているようだが、10年ほど前はまだまだ盛況だった。
その夜、編集プロダクションのスケベメンたちと一緒に、「韓国の夜の社会科見学」と称して、オーパルパルとミアリをハシゴした。
オーパルパルは、ソウル最大のちょんの間街。昨今の女の子たちは、フォトショ加工に失敗した整形モンスター(韓国人の友人曰く)みたいな子が多いが、当時は整形もめだたず、セクシーな美女が多かった。
「オッパー(お兄さん)!」
と、声をかけ手招きする女の子たちの中から、伊東美咲を小柄でショートヘアーにした感じのカワイイ子を見つけて遊ぶことにした。
言葉は通じなくても、ちょんの間なのでヤルことは決まっている。入ったらあとは女の子に任せてマグロで調理され、20分程度で一丁上がり。
楽しい一瞬を満喫した。
そして、その後に向かったミアリで珍事は起きた。
ちょんの間なのに宴会できる!韓国のキーセン文化
ミアリもちょんの間ではあるが、オーパルパルとは違い、市場のような通路の両側に店が並び、その中にチョゴリ姿の女の子がキレイに整列して座っている。
その中で良さそうな女の子を見つけたら、客引きおばちゃんに中に入れてもらい、個室で遊ぶというシステムだ。
その遊び方もオーパルパルとは違い、宴会付きなのだ。
編プロメンと一緒にその店に入ると、ふたりで同じ部屋に案内され、指名した女の子が小瓶のビールを1ダース持って現れた。
4畳半ほどの部屋で4人で小さなテーブルを囲むと、いきなり女の子が、「シュポ、シュポッ」とビールの栓を抜き始めた。
(こんなに飲めないよ…)
お互いに言葉が話せれば意思疎通もできるのだがそうもいかない。彼女たちは筆者らのグラスに注ぐと、韓国語で何か話しながらグビグビとラッパ飲みを始めた。
軽いビールなので、簡単に1瓶空けたところで、女の子たちの芸が始まった。
チョゴリを脱いで全裸になると、マ●コに筆を挿入して紙に何か書いてくれる。しかし、達筆すぎて何を書いたのかは不明だ。
次は、マ●コに栓抜きを入れ、それでビールの栓を抜いてくれるのだが、淫毛が瓶の口に触れてるんじゃないかと思うと、飲むのは気が引ける…。
さらに、マ●コでタパコを吸ったりと、いわゆる花電車芸を見せてくれるのだった。
ちょんの間ハシゴで2発目のゴムを見たアガシの言葉は⁉︎
20分ほど芸を楽しんだあと、それぞれの部屋に分かれて、ハッピータイムを楽しむことになる。
オーパルパルでもミアリでも、スルことは同じ。言葉は通じなくても男と女の間には、無言の疎通で理解し合える絆がある!
筆者は、ミアリの女の子ともそれを感じていたのだった。
そして、情熱的な遊戯が終わった時、外したゴムを見た女の子が驚いたように言った。
「コレダケ⁉︎」
不意に飛び出た日本語に、今度は筆者がびっくり。
え、今、「コレダケ」って言った?「コレダケ」って、日本語で…。
それまでは全然日本語を話さなかったのに、この一言だけ完全に日本語って…な~ぜ???
指でつまんだ使用済みのゴムと筆者の顔を交互に見る彼女。
「日本語話せるの?」
筆者の問いに返ってくる言葉はない。もちろん、「コレダケ」しか出なかったのは、さっきオーパルで1発ヤッたばかりだからだ。
ホテルに戻って仲間の話を聞くと、ミアリで勃ちが悪かった某編集は、プライドを傷つけられたと思った女の子が怒ってゴムを外し、生でハメてきたという。
そう言いながら、ヤツはイソジンでチ●ポを洗っていたが、もう遅いって(笑)。
韓国ちょんの間の女の子には、日本男児には理解できないプライドと、ニッチな日本語力が秘められているのだった。
韓国で遊ぼうという男性は、たっぷり溜めてから行かれることをオススメする。
(写真・文/松本雷太)
執筆歴22年、風俗ライター、風俗史研究家。