みるせんっ!『みるすとーむ!』初ワンマンライブ大量画像レポート!
数年前まで賑わいを見せていたセクシーアイドルグループというシーン。だが近年、その姿は徐々に消えつつある。活動を休止したり、自然消滅してしまうグループが相次ぎ、定期的にライブを続けているチームは、今やほんのわずかとなってしまった。
もちろん、そこには確かな理由がある。セクシー女優としての本業をこなしながら、メンバー全員が決まった時間に同じ場所へ集い、練習を重ねていくのは並大抵のことではない。どれだけ志を持ってスタートを切っても、継続するには大変な現実が待ち受けているのだ。だからこそ、続けられるグループが少なくなってしまったとも言える。
しかし、そんな厳しい状況の中で、今、確かな存在感を放っているグループがある。その名も「みるせんっ!」。
大手AV芸能事務所・マインズに所属する、福田ももちゃん、和久井美兎ちゃん、白浜美羽ちゃん、天野花乃ちゃんの4人によるグループだ。
彼女たちは昨年のデビュー以降、数多くのアイドルライブに出演し、派手な話題づくりよりも、一つひとつの舞台を大切に、誠実に、愚直に経験を積み重ねてきた。その積み重ねの先にあったのが、今回開催された初ワンマンライブ『みるすとーむ!』だった。
※ライブ当日の大量画像は記事末尾↓↓の次ページリンクに掲載!
6月14日、東京・秋葉原のZEST。彼女たちの晴れ舞台を前に、開演前からすでに会場は熱気に包まれていた。超満員のファンが詰めかけ、所属事務所の女優陣も応援に駆けつけるなど、空気は自然と高まっていく。それは、「みるせんっ!」が多くの人に愛され、期待されていることの何よりの証だった。
しかもこの日は偶然にも、都内の大会場でグラビアアイドル&セクシー女優の大規模撮影会イベントが行われていた。
「この日程でワンマンを打つなんて無謀では?」「ぶつけたら、客が分散してしまう」。そんな声が当然のように聞こえてきた。それはまるで風車に突撃するドン・キホーテのような無謀な挑戦だとも言われた。
だが、「みるせんっ!」はその巨大な風車に向かって、真正面から突撃した。そして結果的に、その風車をたしかに揺らしてみせたのだ。
開場前から長蛇の列ができ、開場後は場内入口付近にまでぎっしりと埋まり、大きな盛り上がりを見せていた。
その光景に、心を打たれたファンも少なくなかったはずだ。「みるせんっ!」は自分たちの力を信じて歩んできた。そしていま、その足音はしっかりと響き始めている。いよいよ幕が上がり、彼女たちの新たな物語がここから始まる!
新たなSEとともに4人がステージに登場。オリジナル曲『うぃーくえんど』で勢いよくライブがスタートすると、フロアはたちまち熱気に包まれた。サイリウムが揺れ、コールが響き、歓声が交差する。まさに「開幕ダッシュ」と呼ぶにふさわしい幕開けだった。
2曲目はアイドル曲のカバーを披露。キレのある振り付けと豊かな表情で観客の視線を惹きつけ、ステージ全体が鮮やかに映える。曲が終わると自己紹介へ。それぞれが名前を名乗るたび、ファンがニックネームを元気に復唱し、客席とステージがひとつになった。
リーダーのももちゃんは「ついに、ついにこの日がやってきました!」と満面の笑みで叫び、会場中から大きな拍手を受けた。続いて新衣装の紹介へ。それぞれの色やディテールには、メンバーの個性とこだわりが反映されており、こうした細やかな演出からも、ライブにかける想いが伝わってきた。
そして、かつて「みるくの戦士」のメンバーだった水瀬りたちゃんがサプライズ登場。久々の5人編成に、客席からは歓声が沸き起こった。その後は再び現メンバー4人に戻り、アイドルカバーを連続で熱唱。ステージ上から「まだまだ声出せるよね!」とファンを煽る声が飛ぶと、フロアのボルテージはさらに上がっていった。
ライブ中盤、静かなイントロとともに新曲『butterfly』が始まる。激しいビートの中に切なさがにじむメロディ。その背景には、「自信のなかった女の子が勇気を出して飛び出していく」という物語があり、メンバーたち自身の心情とも重なるように見えた。
ここから一気にライブは佳境へ。熱気とともにステージは加速し、フロアの熱量も最高潮に! 手拍子が広がり、コールが重なり、そこにいる全員が同じリズムを刻んでいた。
ラストナンバーを終え、4人が一度ステージをあとにすると、会場には「アンコール!」の声が鳴り響いた。まるで終わりを認めたくないかのようなその声に応え、ステージのスクリーンが明るくなり、VTRの上映が始まった。
そこに映し出されていたのは、この日のステージにたどり着くまでの彼女たちの想いだった。ライブの運営を自分たちで手配し、レッスンスタジオを探し、ダンスの先生とのスケジュールを調整。すべてをゼロから築き上げてきた日々。そのどれもが簡単ではなかったが、一つひとつが確かな糧になったと語る彼女たちの言葉と表情に、映像を通しても胸が熱くなった。
そして映し出されたのは未来への希望。「主催ライブにたくさんの出演者を呼びたい」「定期ライブを続けていきたい」。そんなまっすぐな言葉が、輝く瞳とともにスクリーンに映っていた。
VTRが終わると、4人が再びステージに登場し、アンコール曲を披露。全力で歌い踊るその姿には、もう迷いも不安もなかった。改めて自己紹介が行われ、感謝の言葉が届けられた。
「皆様のおかげでここまでやってくることができました。これからも、ひとりひとりの応援がとっても力になります」(ももちゃん)
「みんなのおかげでワンマンライブを開催することができて、本当に嬉しいし、幸せでした。私、泣きそうだったけど、なんとか堪えました」(美兎ちゃん)
「今日は本当にたくさん来てくれてありがとうございます。みんながいたからワンマンライブもできたし、かわいい衣装も作れました。これからも誰ひとり欠けることなく、もっともっと思い出を作って、幸せな日を重ねていきたいと思います」(美羽ちゃん)
そして最後にマイクを握った花乃ちゃんは、「小さい頃からずっとアイドルになりたくて、一度は諦めたけど……、ここにいる皆さんのおかげで夢が叶いました。本当にありがとうございます」と、涙で声を詰まらせながらも、しっかりと言葉を届けた。その姿に、客席は温かい感動に包まれた。
そんな彼女たちの覚悟と願いに応えるように、運営からは定期ライブの開催、さらに来年のワンマンライブ開催が早くも発表され、会場全体が新たな希望と興奮に包まれた。
最後はボーナストラックとしてアンコール2曲を全力で駆け抜け、最後の一瞬まで輝きを放った4人。満場の拍手と歓声に包まれてステージをあとにした。
この夜に起きたすべては、偶然でも奇跡でもない。夢を諦めなかった彼女たちが、自分たちの足で辿り着き、想いのすべてを歌にして届けた軌跡だった。
「みるせんっ!」という名前のもとに集った4人のセクシー女優たちは、いまやステージに立つたびに、誰かの夢となり、誰かの背中を押す存在になっている。そしてその未来は、まだ始まったばかりなのだ!
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和久井美兎 X:@wakui_mito_
白浜美羽 X:@miunyan_dayo
天野花乃 X:@amano_kano
みるせんっ! X:@mirusen_idol
(写真・取材:神楽坂文人 )
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