第３位「S1×アイポケW専属大型新人！新人NO.1 STYLE AVデビュー 夏川あかり」（エスワン）
エスワンとアイポケのＷ専属というだけで、いかに期待されているかがわかると思いますが、僕もインタビューした時に、その魅力にノックアウトされ、このデビュー作を見て、さらにハマりました。ルックスは清楚で上品で透明感を感じさせる美人なのに、その内面にはしっかりとエロさが潜んでいる。恥じらいながらも、かなり積極的。すごくエロいのに下品にならない。ライター仲間のアケミンが彼女の作品を見て、「見ながら『あぁ、これ絶対に安田先生が好きだろうな』とニヤニヤしてる。これ嫌いなおっさんいないだろう。」なんてツイートしてましたからね。ああ、好きですよ、こんなの好きに決まってるじゃないですか！ 今年は、好みの女優さんがたくさんデビューするなぁ、と思っていましたが、年末に来て、またすごいのが来たなーと思いましたよ。
第２位「チ○ポ挿入した途端に涙目www マジっすか！？ 可愛い過ぎるヤンキー娘デビュー！ くうが 怖そうなオラオラ系不良娘がおじさんとセックスする時のギャップが超オトメ。【オイルマッサージもあるよ】 飯島くうが」（ビッグモーカル）
最近、なんか面白かったＡＶある？ と聞かれるといつも「んー、ビッグモーカルの『可愛い過ぎるヤンキー娘デビュー！』シリーズかな」と答えていました。ヤンキー娘がＡＶに出るというんですが、態度も悪くてやる気もない。でもヤリマンを気取っているけど、実はあんまり経験がないらしく、いざセックスになると妙に可愛らしくなってしまう、というギャップがいいんですよね。ツンデレ物のバリエーションと言えるのかな。おじさん男優とのコミカルなやり取りも楽しい。このシリーズはどれもよいのですが、全身にタトゥーを入れているという飯島くうがちゃんのインパクトもすごいので、本作をセレクト。ギャルもヤンキーもタトゥーも苦手な僕にも、最終的には、「ああ、くうがちゃん、可愛いなぁ」と思わせてしまうという作品です。ここんところ、ビッグモーカルの企画物、調子いいですよねー。
第１位「ふにゃちん哀愁 水野朝陽」（レイディックス）
バクシーシ山下の初監督作「女犯」（1990年 V&Rプランニング）でデビューを飾った異色男優、ポンプ宇野が15年ぶりにＡＶに復活！ しかし、宇野は二度に渡る脳閉塞疾患による全身麻痺で介護生活中の身だった。もちろん勃起もままならない体なれど、山下監督のオファーに応えて現場へ挑む！ しかし本作のテーマは宇野氏の衝撃的な現状を描くことではなく、「ふにゃちん」、つまり勃たないチンポをいかに勃たせるか、なのです。ふにゃちんを迎え撃つのは、人気痴女系女優の水野朝陽。強烈なルックスの宇野氏にもひるまずに、献身的に持てるテクニックを繰り出していく水野朝陽に惚れ惚れします。以前からドキュメントとしての見応えが突出してしまって、どうしてもＡＶとしての「実用度」には欠けてしまうバクシーシ山下作品でしたが、本作は水野朝陽の天使っぷりによって、ギリギリＡＶとしても成立しているような気がします。ドキュメントとしての面白さにグイグイ引き込まれながらも、ちゃんとエロい。僕も山下監督と同い年ということもあって、このテーマは他人事としては見てられませんでしたからね。そうなんだよな、中折れが…。「ふにゃちん」物というのは、今後新しいジャンルとして確立されていくのではないかなぁ。ユーザーの高年齢化から考えると、悪くないのでは…。しかし、2016年にもなって、バクシーシ山下作品を１位にするなんて、「ビデオTHEワールド」じゃねぇんだ、という気もしないでもないですが、今年一番引き込まれた作品だったことは間違いないのです。
というわけで、2016年度下半期ベスト10でした。
次点としては
「はじめてイッちゃった! 千早希」（ムーディーズ）「もっこり股間に涎を垂れ流し娘の彼氏を寝取りイキ乱れる僕の妻 澤村レイコ」（乱丸）「戸田真琴 SODstar DEBUT！」（SODクリエイト）もよかったですね。
じゃあ、上半期も含めて、2016年度のベスト10を選ぶとどうなるか。考えに考えた末に以下の結果になりました。
第１位『ふにゃちん哀愁 水野朝陽』（レイディックス）
第２位『スキャンダル ナンパお持ち帰りされた希崎ジェシカ 盗撮映像そのままAV発売！』（アイデアポケット）
第３位『S1×アイポケW専属大型新人! 新人NO.1STYLE 夏川あかりAVデビュー 夏川あかり』（エスワン）
第４位『中年男と出会ったその日に狂ったようにハメまくる変態ケダモノSEX 緒奈もえ』（Kawaii）
第５位『チ○ポ挿入した途端に涙目www マジっすか！？ 可愛い過ぎるヤンキー娘デビュー！ くうが 怖そうなオラオラ系不良娘がおじさんとセックスする時のギャップが超オトメ。【オイルマッサージもあるよ】飯島くうが』（ビッグモーカル）
第６位『街で連続精子狩りを繰り返し投獄されていたチ○ポ中毒女が脱走！ 壮絶なチ○ポ禁断症状で犠牲者続出！！ 浜崎真緒』（ドグマ）
第７位『月島ななこと椎名そらのガチレズカップルが自宅にファンを集めて「レズ解禁」オフ会ドキュメント！！』（ビビアン）
第８位『「私、Ｈがしてみたいんです」 戸田真琴 19歳 処女 SOD専属ＡＶデビュー 戸田真琴』（SODクリエイト）
第９位『グラビア四天王たかしょーMUTEKI Debut 高橋しょう子』（MUTEKI)
第10位『恥ずかしいカラダ リアルラブドール 三原ほのか』（HMJM）
全体のバランスを見て、上半期・下半期とは順位の入れ替えを若干行っております。
今年はＡＶ業界にとっては、色々と波乱の年だったわけですが、女優のレベル、作品のレベルにはあまり影響はなかったように思えます。ま、来年あたりはどうなるのか、ちょっと心配なところはあるんですが……。個人的には、巨乳偏重の波が通り過ぎて、スレンダー系が盛り上がっているような気がして、うれしい限り。あとショートカットの女優さんが増えてきたのも、嬉しいなぁ。来年も、いい女のコ、いい作品に出会えることを祈ります。では、みなさまよいお年を！
PROFILE 安田理央（やすだりお） 雑誌編集、コピーライターを経てアダルト系フリーライターに。 アダルト以外にもマンガやグルメ等幅広く執筆。 AV監督やカメラマン、バンド活動もこなす多才人でもある。 「痴女の誕生 アダルトメディアは女性をどう描いてきたのか」（太田出版）発売中。 公式Twitter サイト『LOVE FOR SALE』 ブログ『ダリブロ 安田理央Blog』
