その4:芥川賞作家・西村賢太がトークゲストとして登場!
アシスタント&ふたりの監督が登場した後は、村西監督が以前お会いした時に「とにかくフィーリングがあった」という芥川賞作家・西村賢太さんがトークゲストとして登場! 西村さんは『M/村西とおる狂熱の日々』撮影当時の村西監督を見て、次のように語ったのであった。
「たぶん(映画に)出てた時の監督と、今の僕とそんなに歳、変わんないんはずです。48くらい。僕は今51なんですけども、いや、もう全然あんなエネルギーはないですね。もはや意気地のない話ですけど、もう(舞台上の)そっからそこまで歩いて来ただけでも、息が切れてるぐらいですからね。もう本当に、ちょっと体力的にダメなんじゃないかと。昔的には50で死にますしね。だから村西監督みたいな人はやっぱりなんか異常と言いますか(笑)、エネルギーの塊というか、本当に見習いたいと思います」(一部略)
さすが村西監督である♪ 芥川賞作家・西村さんに「見習いたい」と言わしめたのである!
ところで西村さんは若き日のAV観賞歴&村西監督との接点についてこう述べられている。
「僕は(AV)ど真ん中世代のはずなのに、二十代の頃というのが、AVの機器を買う金がなかったんで、だから一切見てないんです。もうエロ紙派ですから。だから正直言って、村西監督のお名前は知ってても、作品って見たことはないんです。話に聞くぐらいで。で、今(映画を)見て、あっ、こういうのを作ってた方なんだなあと、色々と発見もありまして、今日はいい経験をさせて頂いたんですけど」(一部略)
なんと! 西村さんはAV派ではなく、エロ紙派だったのである。今度じっくりお話をお聞きしたいものである♪
さて、村西監督&西村さんのトークは観客からの質問コーナー等を経て終了、『M/村西とおる狂熱の日々』東京プレミア&トークは盛況の内に幕を閉じたのであった♪
その5:しかし!村西監督は終了後にも激白!
プレミア&トークは無事に終了した。しかし! 村西監督は映画に抱く熱き思いを、イベント終了後にも激白したのであった! その際、発したお言葉は次の通りである。
「(『M/村西とおる狂熱の日々』で)世界の映画祭に出て行くから。賛否両論あるでしょう。でも、一方において、カンヌ映画祭において、ひょっとしたら、ジャニーズの岡田くんを凌いで俺の作品が賞を取るかもしれないよ。世界の人たちは日本のAV、驚いてるというか、一目も二目も置いてるんだから」(一部略)
さあ、皆さん! AVの裏側を撮影した『M/村西とおる狂熱の日々』はとっても気になる映画でしょう? 公開は来春予定! 公開されたら絶対に観に行こう♪ 『M/村西とおる狂熱の日々』は傑出した作品であることは間違いないのだから!
村西とおる
本橋信宏、玉袋筋太郎、西原理恵子、高須克弥、松原隆一郎、宮台真司、片岡鶴太郎
黒木香「SMぽいの好き」より
メイキング「北の国から 愛の旅路」(1996)スタッフキャストの皆さま
監督:片嶋一貴
企画・製作:G-MEN プロデューサー:丸山小月、小林三四郎
製作:太秦、リスキット 製作プロダクション:太秦、ドッグシュガー 配給・宣伝:太秦
【2018/日本/DCP/スタンダード・ビスタ/カラー・モノクロ/109分】
(c)2018 M PROJECT
2019春公開予定
(文・写真:ロバート・テ・ニーロ)