古アパートでちょんの間の裏営業?
「地元の古い木造アパートなんですが、ここ数年は住民もいなかったようです。ところが急に人が出入りするようになったらしい」
なんでも女性が常駐して本番をさせている。いわゆる「ちょんの間」があるという。しかしタレコミを寄せてくれた読者が住んでいる関東S県の某市は、一般的には歓楽地だという話は聞いたことがない。
「インターネットで調べても、それらしい情報は見当たらないし、近所の住民も怖がって近づかないと言います。具体的な住所までは知らないので、噂の範囲なんですが」周辺で聞き込みを開始すると、地元の不動産業者に話を聞くことができた。
「ただでさえ不景気で、客の財布のヒモは固い。引越しより更新を選ぶ人が増えています。さらに少子高齢化の影響で、需要はますます減るばかりです。また近年では、入居者の条件がシビアになっていますね。耐震基準の問題もあって借り手が安全性を重視するようになったんです。築年数の古いアパートなどは避けられる傾向にあります」
風呂なし・共同トイレなども同様に嫌がられてしまい、空室対策も苦戦。反面、借り手にとっては有利な状況といえよう。
「最近は不景気で、古いアパートには借り手がつかない。大家に建て替えする余裕もなく、期間限定で1棟丸ごとレンタルする苦肉の策がとられている状態です」どうやらそこにヒントがありそうだ。記者は期待に股間をふくらませ、さらに聞き込みをつづけた。
完全会員制で秘密裏に客を取る
アパートで女性に教わった受付用の番号に電話してみると、すぐに繋がった。
「○○さんから聞いたんだけど」とアパートにいた女性の名前を告げる。基本的に紹介でしか流通していない電話番号なので、冷やかしもいないらしく、受話器の向こうで受付の男性が、淡々とシステムを説明してくれた。
「ウチは会員制になっていて、料金は90分1万8000円。オプションで複数プレイもあります。初めてですよね。どうしますか?」
格安なプレイ料金に驚くが、このアパートには風呂がないため、この値段にしているという。お相手の女性は20代から40代まで、学生や主婦などほとんどが素人だとか。
「客も、ほとんどが口コミです。ですので宣伝もあまりしないんですよ。たまにネット掲示板に載せることもありますけど、電話番号はこまめに変えてるから、基本的には会員しか来ませんね」
なるほど、こうなると働いている女性にも話を聞いてみたい。そこで記者は意を決して身分を明かし、表から取材を申し入れた。
「いや、それは困りますよ。一見さんが来られてもウチでは対応できないんだから」 「具体的な場所は分からないようにしますからお願いします!」
男性は当初渋っていたが、詳細を明かさないという条件付きで、特別にアパートの女性を一人紹介してくれることになった。一般に知られることなく、隠れ家でなされる肉の宴。その核心にいよいよ迫る時がきた。
約束の日時にアパートを訪れると、30代半ばと思しき美女が部屋で待っていた。スレンダーながらメリハリのあるボディがまぶしい美熟女である。