── ステージは緊張するタイプ? しないタイプ? 例えば、アワードで登壇したときとかはどうでした?
三田 あのときは、まつりちゃん(桐谷まつり)とふたりで「何を話そうか」って話したりしていたんですよ。
でも「ここは私たちらしくいこう」って決めたんです。
そうしたら、私、20秒ぐらいのコメントで終わっちゃって(笑)。
トークイベントとかのほうが緊張しますね。この前、おぐゆなちゃん(小倉由菜)のバースデートークイベントに呼んでもらったんですけど「何を話そう」ってすごい緊張しました。「振られたらしゃべろう」って決めてました。
インタビューとかで「昔のエピソードを教えてください」みたいに言われると、正直な話、覚えていないことが多いんです。
── 杏ちゃんみたいなタイプは「そうです」って、インタビュアーに乗っかっちゃうのが一番良いんだよ(笑)。そうすると、スーッと終わるから(笑)。
三田 スーッとですか?(笑)。
── メディアの人たちって「自分が聞きたい話を聞く」というよりも「言ってもらいたエピソードにYESが欲しい」ところがあって「そうです」って言えば、追求されなくなるから(笑)。
三田 怖い(笑)。細く調べるファンの人が「あのインタビューと、このインタビューで、逆のことを言っているよ」って聞かれたらどうするんですか?
── そこは事務所に任せておけば良いから(笑)。「よろしくお願いします♪」って。ファンには「インタビュアーさんが勝手に書いた」とか(笑)。
三田 そうか(笑)。いや、本当に良いんですか、それ(笑)。
── どうでしょう?(笑)。話が変わっちゃったので戻しましょう。
歌うとなったら、どういう系統がよかったの?
三田 マネージャーさんは、まつりちゃんのようなウケ狙いの方向にいきたいって言っていたんですけど……。
── まつりちゃんのあれは、本人が大好きな歌で、歌もガチだから!
三田 それは知ってます。というか、盛り上げてほしいって言われるんです。
私自身は、それより、普通に歌を歌って、ちやほやされたいです(笑)。
「みったん!」みたいなコールがされたいです(笑)。アイドルが好きだし。
── どんなアイドルが好きなの? 具体的にどうぞ。
三田 欅坂46とかAKB46とかです。欅坂大好きなんです!
── 話の腰をおるようで恐縮なんですが、欅坂46はダンスが激しいんですけど?
三田 私、カラオケに行くと、ひとりで踊るんですよ!
疲れちゃうんですけどけっこう好きで。確かに欅坂は大変ですけど。
── 体力的には抜群な桐谷まつりちゃんでも、2曲やるとヘロヘロになっちゃうんだよ。
三田 じゃあ2曲歌う中の1曲とかにします。
── 観衆を前にするといえば、2017年レディマ拡大版のときに、川崎クラブチッタのステージに上がっているよね。そのときの印象はどうでしたか?
三田 上がる……お披露目はレディマドンナ拡大版でしたけど?
── その話です(笑)。
三田 あ? それですか??
── 他には無いでしょ(笑)。
三田 わたし、あのときひと言しかしゃべらなかったんですよ。
── あれだけの人前、緊張しなかった?
三田 しゃべれなくて本当に(笑)。お客さんじゃない、ジャガイモだって思って出て。
── あはは(失笑)
三田 SODの先輩とかもいっぱいいるし、いろいろ緊張しました(笑)。
でも、SODの人に「それがみったんだから大丈夫だよ」と言われました。
SODのAV撮影のとき、台本を覚えなくてもいいって言われたりしていたんです。
「それがみったんだから」って。
逆に台本をわざと難しい漢字だらけにして、読めなくて、NG集を作ったりとかしてました。
そういうのが最初だったので、キカタンになってから「私ってけっこう甘えていたんだな」って思いました。
── 2017年レディマ拡大版は私がMCだったんですけど、だんだん思い出してきました(笑)。
杏ちゃんは「私に話しかけないでオーラ」がすごかったんですよ。
三田 「もうやめて」みたいな(笑)。
── 「こっち来なくていいです」って感じでしたね(笑)。
でも、あのときは、いおりちゃん(古川いおり)も隣に居てくれたし、ひなっち(神坂ひなの)もいてくれたし、かなりバックアップ態勢はとっていたんだけどね(笑)。
三田 はい。覚えてます! ふたりともすごいなぁって思いました。