だって、処女ですよ。大変なことなんですよ(笑)
── でも、どうして二人は処女でAVに出演しようと思ったんですか?
戸田 記録に残るってよくないですか?
── 記録しておきたい?
戸田 だって、処女ですよ。大変なことなんですよ(笑)。
── 処女を守るってことに、こだわりはあったんですか?
浅井 人に対して壁を作るタイプだったんです。素の自分を出したくない。だから、女の子同志でも裸は見せなくなかったんです。
戸田 めっちゃわかる! 私、修学旅行で一緒にお風呂に入るの無理でした。
浅井 ですよね。とにかく素の自分を見せたくないと思ったら、ここまで来ちゃった。それなら大好きなAVに捧げた方がよくないかなって。
戸田 そうそう。ここまで守ったら、もうAVに出ちゃえって。
── そんな極端な。
戸田 慣れてる人の方が絶対いいし、自分が生きてきた証として簡単に捨てたくはないと思ったんです。
── 同性にも裸を見せたくないって人が、みんなにおおっぴらに裸を見せるわけでしょう?
戸田 直接見られるわけじゃないから、恥ずかしくないです。
── でも撮影現場では見られますよね。
戸田 現場では、みんな仕事だから。
浅井 それ、すごくわかります! この人たちは仕事だからいやらしい目で見ていない。これを見て抜こうと思ってないんですよね。
── それはわからないですよ。興奮するくらいじゃないと、いいAVは撮れないし。
浅井 え、そうなんですか?!
戸田 あと、単に処女を失うだけなら、街でナンパされてついて行けばいいと思うんですけど、そうやって上手にセックスに持ち込める能力のある人に私は共感できないんです。むしろ一人でテレビでAVを再生して見てる人の方が好きなんです。そういう人たちに見られるコンテンツだから、直接誰かを相手に処女喪失するよりも、AVになる方がいいと思ったんです。自分もそちら側の人間なので。
── いわゆる性的弱者的な?
戸田 そうですね。弱い方の側。
── チャラチャラしてるイケメンにはあげたくなかった?
戸田 あげたくない。そうやってセックスに持ち込めるってことは、私じゃなくて他の人でもいいんじゃないかって思っちゃうんです。
浅井 私は変わりたかったんです。ずっとこのまま殻に閉じこもってるのは嫌だなと思って、心も身体も全部脱いだら変わるかなって。
── でも、AV以外の選択肢もあるのでは?
戸田 でも心晴さんはAVが好きだったわけだし。
浅井 好きだったけど、一番怖かったのもそれだったので。
戸田 めっちゃわかります!エロって、たくさんの人がそこに労力やお金を使ってるすごい産業じゃないですか。それなのに自分が理解できないということがずっとひっかかってたんです。自分が共感できないものがあるのが寂しかったし、怖かった。そして自分が処女のままでいると、いつか自分の望んでないかたりで失くすことになるんじゃないかっていうのが怖くて、過剰に男性と二人きりにならないようにしていたりしてました。
浅井 わかります、わかります!
戸田 男性の隣に座るのも苦手だったんです。特にお酒を飲んでる場だと、余計に警戒心が強くなったり。自分の中に、これを失ったらいけないというものがあり続けるとコミュニケーションにも障害が出るんです。いろんな警戒心が働いちゃって、人とつきあいにくい。だから怖いものを打破してみたいって思ったんです。
── でも、他にも方法があるんじゃないかと。
戸田 思いついたのがこれしかなかったんです。
浅井 これで色々解決する! みたいな(笑)。
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