もう好きなモノが全部つまってるんですよ、AV業界に
星空 声優を目指していてことがあって、声優の養成所に通っていたことがあるんですよ。
── ああ、そうなの!?
星空 ゲームとかアニメにとか好きだったから、それに携われる仕事がしたいって思って、結果、自分にできることってなんだろうって思って声優を目指してたんですけど、2年養成所にいって、彼氏ともいろいろあったし、両立できなくなって、私、前しか見えない人だから…。
── そうだね。一本気の人だもんね。
星空 そう。両立もできないし、純粋に挫折して、やはりすごい人がいっぱいいて。甘い世界じゃないから、辞めちゃって。
── ということは、今はやはり仕事一本でいきたいって感じですね。
星空 あっ、でも正直…、今まで恋愛が一番だったんですよ。あとは全部、二の次でどうだってもいいだったんですけど、今、仕事が並びつつあって、こんなこと人生でマジ初めてなんですよ。
仕事、チョー嫌いだったし、もうマジで金持ちの専業主婦になって、一生、楽して暮らしたいとしか思わなかったぐらい、仕事がホントに嫌いで…。続かなくて。
── それはどこで変わったの?
星空 いや、もう女優業を始めた途端ですね。「えっ、なにこれ、楽しい!」ってなって。
── ホントに天職だったんだ。
星空 そう、もう好きなモノが全部つまってるんですよ、AV業界に。
── すごいね、それは。
星空 そう。セックスとか、もう行為もめっちゃ好きだったし、声優を目指していたから、演技とか役を演じることが大好きで、台本もらってそのシチュエーションとかキャラを演じるのがすっごい楽しいし、アドリブもそれなりにできるじゃないですか。ガッチガチに決まってないから、自分の思ったように出来る部分もあるし、自分の世界も作れるじゃないですか。
── そうか、自分のやりたいことが全部詰まっているんですね。
星空 そうなんですよ。めっちゃ楽しくて。だから正直言ってマジで自堕落な人間だったんですけど、うれしくてしょうがないんです。
── よく女優さんが言うのは、この世界に入ってくるとお姫様のように扱ってくれるじゃないですか、肯定感が半端ないっていいますよね。
星空 そう、それも大きいです。もともと自己肯定力がないじゃないですか。だからここはみんなが認めてくれるし、頑張ったのが評価されやすいじゃないですか。また呼んでもらえたりとか。売り上げなんかも、売れている売れてないが明確に出るんで、頑張ったらレビューとかで「よかった」って書かれたり…。
── うれしいよね。
星空 そう、うれしくて、「ああ、次も頑張ろう」ってなっちゃうんですよね。逆にへこむこともあるけど。
── そうなんだね。今はホント、楽しいんですね。
星空 ホントに楽しいんです。
── イベントとかはどうなんですか? お客さんと直にふれ合うじゃないですか?
星空 反応があるからうれしいですね。やっぱり直接応援してくれる人がいてくれるのは、すごい大きいなぁと思います。
── 今は何がやりたいというよりも、とにかく仕事をしたいってことですかね?
星空 そうなんです。とにかく仕事がほしい。休みいらないから仕事をしたい。マジで毎日仕事を詰めたい。もうホントに。
── 仕事を取るか、恋愛をとるかってなったら仕事を取るようになったんだね、恋愛体質だったのに。
星空 そう、恋愛体質だったのに。「AV続けたいから別れよう」って彼氏に言ったという自分の変化が、自分でもびっくりしてて。
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もっと売れたいなんでかというと、それが仕事に直結するから