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【上野オークラ劇場「童貞幽霊 あの世の果てでイキまくれ!」舞台挨拶速報レポート!】戸田真琴、きみと歩実、加藤絵莉など実力派女優が新人監督の意欲作で個性を爆発! 鳥居みゆきも突如、登壇し盛り上がり最高の舞台挨拶に!

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飛び入りゲストも登場!『童貞幽霊 あの世の果てでイキまくれ!』舞台あいさつレポート

ピンク映画の殿堂・上野オークラ劇場で毎月恒例の舞台挨拶が11月16日に行われ、現在絶賛上映中(11月21日まで上映)の『童貞幽霊 あの世の果てでイキまくれ!』に出演した戸田真琴ちゃん、きみと歩実ちゃん、西山真来さん、加藤絵莉さん、塩出太志監督らが登壇し撮影秘話などを語った。

今作はピンク映画の登竜門である「OP PICTURES新人監督発掘プロジェクト」の2017審査員特別賞を受賞した塩出監督が脚本・監督を手掛けたピンク映画初作品。

登場人物が現実世界とあの世を行き来するファンタジーあふれる作品になっており、ピンク映画には珍しいCGや特殊メイクも多用。もちろん濡れ場もふんだんに取り入れた若手監督の意欲作となっている。

舞台挨拶には立ち見客も出るほど満員の客が駆け付けると同時に、ステージ上も出演者、監督合わせて13人が登壇。ピンク映画を初めて手掛けた塩出監督の船出を祝った。

塩出監督は「OP PICTURES新人監督発掘プロジェクト」に応募したきっかけを聞かれると「『夫がツチノコに殺されました。』のタイトルを見て、すごい面白そうだと思って調べたらオークラ劇場のホームページにたどり着いて、これを出したら面白いんじゃないかと出した」とコメント。

 

主演を務めた戸田真琴ちゃんは「(ピンク映画は)2本目です。変わった作品ばかりでありがたいやらなにやらで(笑)。映像をすごくキレイに撮っていただいているんだなと思いました。倉庫のシーンとか夜通しだったから、隈とか出ていないかなとか、かわいいかなとかすごく心配していたんですけど、キレイに撮ってもらっていてよかったです」と挨拶。

戸田真琴ちゃんは上野オークラ劇場には久しぶりの登壇だが「1年以上空いている。久しぶりに来てこんなに超満員のオークラが見られて嬉しいです」と喜びを露わにした。

 

出演者から脚本が難解だったとのコメントが相次ぐと「だいたい分かったら楽しいじゃないですか。楽しければいいかなって。気になる人は何回も見てくれるので。よく分からなくても楽しかったっていうのが映画でいいんじゃないですか」と塩出監督が言うと、「台本に相関図を書いた」ときみと歩実ちゃんと戸田真琴ちゃんがコメント。

 

幽霊役を演じたきみと歩実ちゃんは「幽霊役だからやせろと言われたけどできなかった」とお約束のダイエットネタも飛び出し客席を笑わせた。

男の幽霊に乗り移られる役を演じた戸田真琴ちゃんが荒っぽいセリフをしゃべるシーンがあり、男の役はどうか聞かれると「あれ、超楽しいですね。丸々一本ああいう男の子役をやりたい」と意欲をみせた。

そして、「ストレス発散になります。バットを持つ役は。ピンク映画やVシネマに出させてもらう時はいつも最終的に男を痛めつけている。局部を噛みちぎったり、熱いコーヒーをかけたり、ペンで刺したりとかやっている。今回もバットがあって楽しかったです」と意外な一面をのぞかせた。

 

舞台挨拶恒例の客席からの質問で、お気に入りのシーンを聞かれた戸田真琴ちゃんは「魔物が乗り移ったところ」とコメント、逆に苦労したシーンは「撮影現場が寒かったところ」とコメント。

今回の役を演じるうえで心掛けたことはあるか聞かれると「お芝居をする時にお芝居をするって思わない方がいいなと思っていてナチュラルですかね。構えずにやろうと思っていました」と回答。

客席からの質問が多数寄せられるなか、ここで突如、閻魔女王役を演じた鳥居みゆきさんが駆け付けるハプニングが!

今回の出演は塩出監督が事務所のホームページに直接、問い合わせをして出演が決まったとのこと。

今回の出演に関して鳥居みゆきさんは「ピンク映画って聞いて台本を読んでどんな役だろと思ったら、閻魔様だったから全然セクシーじゃない。実際に撮影現場に行ってみたら閻魔様の衣装がインナーがなくて中が透けていて、結果、セクシーになった。セクシーじゃないじゃないかって行ったら、結果、セクシーになっていますから。よく見たら閻魔様の服、透け透けですから。『普段のままの私で演技をしていい』って言われたんです。閻魔様ならできるかなと思っていたら『殺」、『殺』、『殺』って衣装だった。でも、ひとつだけ『許』があったんです。そこに注目してください。本当の私そのままが衣装に現れていました」と見どころを語ってくれた。

また、メッセージを求められると「まだ、この映画やっているので、一回見た方も何回も足を運んで見て欲しいです。『激濡れモデル ふしだらな下半身』」としっかりとジョークを交えて笑わせてくれた。

舞台挨拶の最後は「舞台挨拶でみなさまが見てもらったように楽しい方が多い撮影現場で内容も楽しい? 楽しいだけではないと思うんですけど、ドタバタして個性的な内容で、他のピンク映画とは違う内容がある作品なので、いい経験になったと思っています。いろんな人の性癖が詰まっていて、一粒で四粒くらい美味しい映画なので、また別視点の見方で何回も見てくれたら嬉しいです。楽しかったです」と戸田真琴ちゃんがコメント。

 

そして、きみと歩実ちゃんが「わりかし私が役の中で大事なことを言っていると思うんです。キーになることをしゃべっているので、最後の方とかはそれに注目して耳を傾けて見てもらうと、次回は分かると思いますし、肉付きのいい幽霊も見てもらいたいし、結構いろんなところを見てもらうシーンがあるので、ぜひ、またいっぱい見てください。ありがとうございました」とコメントをして締めてくれた。

ピンク映画初監督と実力派女優陣がすばらしい化学反応をみせた今作は11月21日(木曜日)まで、東京・上野オークラ劇場で公開されているので、ぜひ、足を運んでいただきたい。

■上野オークラ劇場 http://uenookura.blog108.fc2.com/

(撮影・取材 神楽坂文人

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