アイデアポケットからアタッカーズへ進出し、ドラマ物のレイプシーンをこなして大きな成長を見せたジェシー。当時の苦労を振り返ったあと、12月にアタッカーズとアイデアポケットからリリースされるそれぞれの引退作について語ってくれた。(全3回 中編)
↓インタビュー前編はコチラ
アタッカーズさんに出ずして引退してはいけないなって思いました
── 過去に引退を考えたことは?
希崎 ありました。8年目くらいの時に、AVでいろんなことをやり尽くした感があって、なんかパッとしない自分がいてくすぶってたんですよ。
── 8年やれば大体の企画はやり尽くすよね。
希崎 そんな時、S1さんに5本限定の移籍の話をいただいて、新たな気分でまたやろうって移籍を決めたんです。で、その後、アタッカーズさんで撮ってもらって、ムーディーズさんでも3本撮ってもらって、いろんなメーカーで仕事できたこともよかったって思ってます。
── 2017年のアタッカーズ専属第1弾を見た時は希崎ジェシカに惚れ直しました。
希崎 え、ほんとですか?
── 『あなた、許して…。』シリーズで演じたけなげな良妻が、けなげで美しすぎて、マジでそれまでないくらいにグッと来ましたよ!
希崎 嬉しいです!
── 今、アタッカーズのおかげでAV女優生命が長くなっていると言えるじゃないですか。三十路を過ぎて新境地を見せられる。
希崎 そうですね。私の場合は、若い女優さんもアタッカーズに移籍してたので、行きやすかったというのがあります。ドラマは自信なかったんですけど、経験していくうちに、ちょっとずつ(演技力などを)身につけていったという感じで。
── アタッカーズの売りであるレイプシーンはどうでした?
希崎 昔はレイプシーンに抵抗があったんですよね。現実であったら怖いことを、設定とはいえやるというのはやっぱり怖くて。
── アイポケ時代の2011年に、アタッカーズとのコラボ作品でレイプを経験したよね。
希崎 その『夫の目の前で犯されて』で、レイプシーンを初めて経験しました。この時期のアタッカーズって、ドラマというよりはまだ凌辱、拷問みたいなハードなイメージが強くて、よけいに構えてました。で、アタッカーズ専属になって、最初の頃は演技が苦手で、台詞覚えるのに必死だったりとか、カラミもただ嫌がるだけみたいな感じになっちゃってたんです。
夫の目の前で犯●れて― 背徳の希求 希崎ジェシカ
── それ以降、成長したなという手応えはどういう部分で?
希崎 アタッカーズ作品は、最後は(犯された男に対して)落ちてしまうというのが多いので、主人公の感情の変化を考えるられるようにようになりました。1作品にカラミが3回あったら、3つとも反応に違いを出すことができるようになりましたけど、昔は嫌がっていればいいって思ってましたから。
── 無理やり犯されひてたすら抵抗する、少しずつ相手に気持ちが傾いていく、完全に落ちるという3段階の3カラミね。
希崎 はい。アタッカーズさんというメーカーに出られて本当によかったなって思ってます。アタッカーズさんに出ずして引退してはいけないなって本当に思うんですよ今。
── アイポケ時代は逆レイプな痴女もやっていたけど、AVの仕事はどんなのが一番楽しいの?
希崎 基本、何でも楽しめるようになってきました。でも、いちゃラブ系だけは恥ずかしくて苦手ですね。
── あ、そうなんだ。
希崎 この歳になって「だいちゅき」って喋ったりするのは。それはアイポケから出る最後のVRだったと思うんですけど、ホント嫌で、自分で気持ち悪くなってきて(笑)。
── ハハハ。VRは主観だから相手がいないお芝居だよね。
希崎 そう。主観物でも誘惑するお姉さん役だったら張り切ってやるんですけどね。でも、VRをやり始めてようやく慣れた頃に引退なので、そこはちょっともったいないなとも思うんですけどね。