2社から出る引退作はどちらもセルフプロデュースさせていただきました
── 誘惑するお姉さん役みたいなのがAVでは一番楽しい仕事?
希崎 まぁそうですね。あと、風俗店に潜入するやつも楽しかった。
── (全作品リストを見て)2018年のこれ?『デビュー10周年特別企画 NN(生ハメ生中だし)風俗店潜入!風俗客のガチ素人さん達と生ハメ生中出し4本番240分スペシャル!! 「突撃!風俗店にガチ潜入リポート」の大反響に応えまたも突撃! 希崎ジェシカ』。
希崎 これです!
── どういう部分が楽しかったの?
希崎 ドキュメントっぽい部分ですね。街中でも撮影して、本当の風俗店に体験潜入して。わー、こんなお店があるんだ? という反応も本物だし。アイポケとアタッカーズで月2本出てて、ガチガチのドラマが多かったから、これはすごく新鮮だった。
── ファンの人の反響は?
希崎 たまにこういう作品を出すと、素の顔が見れてよかったですって言ってくださる方が多いんです。
── それはわかる。
希崎 アイポケで私を知ってアタッカーズも見てくれる方も増えて、逆にアタッカーズで知ってくれてアイポケを見てくれる人もいて。あと、「アタッカーズは苦手だから見ません」とか、いろんな方がいるんです。
── ジェシーはやっぱりアイポケだっていうファンもいるわけだ。
希崎 いますね。「凌辱物はちょっと(勘弁)」て言われると悲しくて、大人のドラマとしてストーリーを楽しんで見てほしいって伝えていって、最近はどっちも見るようになりましたっていう声を聞くようにもなって嬉しいです。
── そう。こうやって、いい女優さんはいいファンを育てるんですよ。
希崎 ただのレイプじゃないから見てネ、って優しく諭すように言って見させてます(笑)。
── 佐川銀次さんって実はいい人なのヨ、から始まってね(笑)。
希崎 ハハハ。
── ファンの年齢層は?
希崎 お父さん世代が多いですけど、若い方もたまにいらっしゃいます。
── 20代から60代までいるでしょうね。
希崎 おかげさまで幅広いと思います。キャリアも長いので。
── では、ついにこの12月に、2メーカーからリリースされる引退作について自ら語っていただきたいと思います。
希崎 どちらもセルフプロデュースさせていただきました。
── そこも売りですね。先に出るのがアタッカーズの『ずっとあなたを愛してる。 略奪された人妻 希崎ジェシカ』。
希崎 アタッカーズらしさを出すのはもちろん、見てくれるファンの方に感情移入させたいなと思ったんですよ。
── というと?
希崎 私が引退する「寂しさ」とダブらせたいなとという。私がいなくなるというか、好きなんだけど会えないみたいな状況を作りたいト。まず自分で概要を書いて、それをもとにさだおかさだお監督に台本を書いてもらったんです。
── 幸せな夫婦が、第三者によって引き裂かれるというベースのドラマにそういう要素が入ってるんですね。
希崎 結婚11年目の夫婦という設定も私のデビューにさかのぼった設定ですし。で、タイトルにもあるように、あなたのことを愛してます、今までありがとうというのを伝えたい作品になってます。この台詞は絶対入れたいっていうのも監督に伝えて。
── わかりました。これは感動しそう。一方、アイデアポケットの『引退-FINAL IMPRESSION- 最後の激情6本番 史上初の5時間30分!2枚組超大作スペシャル!! 希崎ジェシカ』。これは超大作ですね。
希崎 まず、監督さんを1人に絞りきれなくて、3人にお願いしたんです。
── キョウセイ、ドラゴン西川、ひさぴょん。ですね。
希崎 キョウセイさんは一番多く撮ってもらった監督さんで、キョウセイさんも一番多く撮ってるのが私らしくて。うさぴょん。監督も多いですし、ドラゴンさんは最近になってからなんですけど、自分が大変な時に救ってくれたみたいな監督さんなんです。で、引退ってなって時に考えて、この3人にお願いして2コーナーずつ撮ってもらったんです。あと、いかにも引退作っていう涙、涙で終わるのは嫌だったんですよ。
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