葵マリーさん連載コラム第60回。
今回は、おなじみのドグマの鬼才・太田みぎわ監督作品、久留木玲ちゃん主演の『通電ショック洗脳実験「史上最悪電流マインドコントロール/100ボルトで大好きなあの子をパブロフの犬化』撮影現場をレポート!
■マリーさんの今までの連載はこちら
太田みぎわ監督作品に久留木玲ちゃんが登場!
ドグマ/みぎわ組。毎月1タイトルずつ撮影をしてるみぎわ監督。ドグマと言えば本気で魂がぶつかり合う現場。嘘偽りの感情は許されない、と言うか。いくら気取っても監督には直ぐにバレちゃう。それくらい女優さんを解ろうと努力しているし撮影が決まってから撮影当日まで、キャスティングした女優さんの事しか考えてないよね。
今回は通電ショック洗脳実験「史上最悪電流マインドコントロール/100ボルトで大好きなあの子をパブロフの犬化」既にシリーズ第3弾目。
通電ショック洗脳実験 【※史上最悪電流マインドコントロール】100ボルトで大好きなあの子をパブロフの犬化 久留木
洗脳されちゃうのは久留木玲ちゃん。見るからに大人しそうだし繊細だしなんだか溶けて居なくなっちゃうんじゃないか?って心配になっちゃう女の子。これが外見だけじゃなく、話をしていてもしなやかだし、おっとりしてるし、玲ちゃん周りは空気感が違ってた。
果たしてみぎわ監督現場に付いて来れるのかな? と少々心配だったけど、長い時間一緒に居たら、なるほどなーって理解出来ました。
なんかさ、みぎわ監督を見る玲ちゃんの目が、ずーっとみぎわ監督を目で追っていて、お母さんを探す子犬の目なんだよね。たぶん玲ちゃんの気持ちは「今日は、みぎわ監督に全てを預ける」だったはず。
現場は、壁一枚の向こうにドグマのボスTOHJIROさんが様子を見に来てくれている。ただただ本当に様子見で、なにかアドバイスするでもなく、玲ちゃんに美味しいスィーツを持って来ただけ。それでもTOHJIRO監督が来てるってだけで現場はピリッと引き締まる。これ大事。
撮影も順調に進んで、なんとなくだけど玲ちゃんの顔も柔らかくなって来たかな?
現場に居合せて、玲ちゃんの事を控え室から現場と、まるでストーカーの如く見守ってて思ったのは。玲ちゃん、役になりきっているんじゃなく、本人の感情のままだった。
そして撮影現場と言う限られた世界の中で、みぎわ監督と玲ちゃんは愛し合ってたし、わかり合ってた。そして互いを求め合ってたよね。あんなみぎわ監督の目付きや身体全体で
表現する熱さ、今まで見た事ないし圧倒された。とにかく全てを切り刻んで残したくていっぱい写真撮りまくった。
みぎわ監督の愛に包まれ、信用し、全てを預ける心。みぎわ監督は途中でカメラを止めることはしない。それは吉だろうが凶だろうが、それを活かす能力を持っているから。
どっちに転んでも良作には変わりはないから良しなんだよ。
でもさーあんなに一生懸命見つめられたら、目を背けるなんて出来ないでしょ。ほんとこれこそ洗脳なんじゃない?
最近、みぎわ監督に撮って欲しいと言うモデルさんが増えているらしい。なんか凄くわかる。みぎわ監督が出す熱い世界観に騙されてみたいって思えるもん。
2人が真っ向勝負した作品。作品の中で流す玲ちゃんの綺麗な涙も是非見てあげて欲しいな。
(文・写真:葵マリー)
次のページではその他の写真を大量掲載!
関連商品
通電ショック洗脳実験 【※史上最悪電流マインドコントロール】100ボルトで…