未歩ななLast One Man~最後のわがままライブ~レポート!
2022年6月、ナンバーワンAVメーカー『S1』からデビュー。元アイドルという経歴どおり、そのかわいらしさは折り紙付きで、AV作品はもちろん、ライブやアイドルグループなど、さまざまなシーンで活躍を続けてきました。
しかし、人気絶頂の2025年7月、自身のXで突然の引退を表明。あまりにも急な知らせに、多くのファンが驚き、言葉を失いました。明るく、素直で、まるで太陽のようなひまわり娘。誰からも愛される人柄だったからこそ、その決断はなおさら大きな衝撃として受け止められました。
そんな未歩ななちゃんのラストライブ「未歩ななLast One Man~最後のわがままライブ~」が、2025年12月30日、東京・池袋 LIVE INN ROSAで開催されました。ななちゃんの最後のステージを見届けようと、会場は超満員。ラストライブと聞けば、しんみりとした空気を想像してしまいますが、そこはななちゃんのファン。会場は最初から最後まで、驚くほどの熱気に包まれていました。
「ついにラストライブ始まりました!」というメッセージとともに、ななちゃんが登場した瞬間、フロアは一気に爆発。1曲目から「なぁたん!」という声援が飛び交い、ラストライブの寂しさを吹き飛ばします。続く2曲目は『God knows…』。盛り上がり必至のナンバーに、ななちゃんもフロアも完全にスパーク。これが本当に最後なのかと思ってしまうほどの勢いです。
曲を終えると、「今日は最後のライブですけど、準備はできていますか? 今日が終わりだとは信じられないです。みんなのことをたくさん笑顔にして、終わりにしたいです。今日はみんなにとって特別で楽しい時間になるように頑張ります」と、まっすぐな決意を語りました。
『バラライカ』は振り付きでキュートに披露。『死ぬこと以外かすり傷』を歌い終えると、フロアからは「かわいい!」の声が飛びます。MCでは「まだ4曲かあ。疲れた」とお茶目な一面も見せつつ、その後はギターを手に取り、『大切なもの』を熱唱。ステージに立つ姿からは、歌うことへの真剣な思いがまっすぐ伝わってきました。
「お世話になった先輩の歌です」と紹介して歌われたのは、希島あいりさんの『君へ届け』。あいりさん、そして会場に集まったファン一人ひとりへ、ななちゃんの想いが丁寧に届けられます。
『明日も』では、「オイ! オイ!」という力強いコールが自然と生まれ、会場の一体感はさらに高まります。
MCでは「楽しい! 楽しい! 私も楽しい!」と「楽しい」を連発。その言葉どおり、歌うことの喜びを全身で表現していました。
「3年半の活動で、アイドルになれたのはめちゃくちゃうれしかったです」と語り、テレビのバラエティ番組から生まれたMi LUNA from お月ちゃんのうたの『LUNA LOOP』など、アイドル曲を披露。ステージ上のななちゃんは、まさに全身アイドルそのものでした。
そこから一転、『別の人の彼女になったよ』『OH MY LITTLE GIRL』では、所属事務所Bstarの社長がギターで参加。ラストライブに華を添えます。数あるAV事務所の中でも、社長自らがステージに立ち、引退する女優を支えるのはBstarならでは。そのアットホームさと、所属タレントを大切にする姿勢が強く感じられる場面でした。
ここで今回のバンドメンバーを紹介。バンド編成で引退ライブを行えるのは、まさに選ばれた存在だからこそです。
そしてMCでは、「私、MCがすごく苦手なんです。なので昨日、紙に書いてきました。手紙とまでは言わないんですけど、MCを読んでもいいですか。ちょっと長くはなるんですけど、思い出を振り返りたいなと思います」と前置きし、ファンへメッセージを届けます。
「デビューした頃の私は、正直すごく自信に満ち溢れていました。私ならできる、という根拠のない自信だけはすごくあって。でも、いろいろな反響や悲しいコメント、たくさんの声を聞く中で、少しずつ、AVという作品に対する自信をなくしていくようになりました。
それでも、一番になりたいという気持ちはすごく強くて、楽しむというよりも、未歩ななとしての正解を必死に探して、がむしゃらに頑張っていた3年半だったなと思います。
イベントもたくさんやりましたが、楽しいと思う前に、ちゃんとこなせた、今日もよくやれたって、自分を認めるためにやっていた気がします。
みんなが喜んでくれる顔を見るたびに、それを一つ一つ、自分への安心感として積み上げていました。
一番大変だったなと思う『24時間ななチャレ』も、みんなに楽しんでほしいという気持ちはもちろんありましたが、正直、自分がここまで頑張れるんだということを確かめたかった気持ちのほうが大きかったです。
そんなふうに、ずっと頑張って頑張って頑張ってきて、これ以上上がっていくのは難しいなと思ったとき、自分がやれることは全部やった、という気持ちになって、引退を決めました。
でもあの時、必死に過ごした時間があったから、今の私がここに立てていると思いますし、全部、無駄なことなんて一つもなかったなと思っています。
引退を決めてから、私の気持ちは大きく変わりました。自分を認めるための活動ではなく、ファンのみんなを一番に考える活動に変わって、それが本当に楽しくて、幸せでした。もともと、みんなの笑顔を見るのが好きでしたが、それが一番になってからは、もっと会いたい、もっと話したい、もっと笑ってほしいと思って、いろいろなイベントをやりました。
そうしたら、今まで背負い込んでいた何かが、いつの間にか消えていって、ありのままの私で表に立って発言したり、それを笑ったりできるようになっていました。
もともと、固定ファンがすごく多いわけではなかったですが、自分の素を出せるようになってから、私が楽しんでいる姿を好きだと言ってくれる人が、少しずつ増えていったなと思います。
みんなと過ごした時間のすべてが、私の宝物です。どんな私でも受け入れてくれて、好きになってくれてありがとう。たくさんのエールと、たくさんの愛を届けてくれて、本当に本当にありがとう。みんなとの楽しかったすべての時間を思い出しながら、歌いたいと思います。『思い出を駆け抜けて』」
『思い出を駆け抜けて』では、これまでの女優活動を思い返したのか、大粒の涙を流しながら歌うななちゃん。その姿に、会場中が胸を打たれ、涙を流すファンの姿も多く見られました。
しかし、ファンの顔を見渡すと、ななちゃんは再び笑顔に。スタンディングを促し、元気よくライブを再開します。フロアは拳を振り上げ、歌声に全力で応えました。
その後は、数々のライブで披露してきた『ファンサ』を歌い、ラストはオリジナル曲『小悪魔ダーリン』を披露。ステージを去ろうとするななちゃんに、怒涛の「なぁたん」コールが巻き起こります。
「アンコールありがとう!」と再びステージに登場し、アンコール曲を披露。MCでは、「Bstarという事務所に入れて本当によかったと思っています」と切り出し、「私のことをまっすぐ見て、ちゃんと知ろうとしてくれて、それに合ったことをさせてくれる、愛に溢れている社長。いつも忙しいはずなのに、忙しさを顔に出さず、たくさん支えてくれて、たくさん仲良くしてくれているマネージャーの皆さん。そして、すごく温かい愛で包んでくれる先輩や、こんな人になりたいなと思わせてくれる先輩。お手本のような先輩がいて、お仕事にまっすぐで全力な同期と後輩がいて、本当に素敵な環境で活動させてもらいました。本当にありがとうございます。
Bstarじゃなかったら、ここまで続けてこれていなかったと思いますし、こんなふうに自分が輝けていなかったなと思います。たくさん支えてもらって、たくさん守ってもらって、ここまで来ることができました。本当にお世話になりました。心からありがとうございます。Bstarが大大大大大好きです。いろんな人に支えられて、すごくのびのび活動できて、超超超幸せでした。こんな青春みたいな日々を本当にありがとうございました」と事務所や関係者への感謝を語ります。
ライブはいよいよ佳境へ。アンコール曲を数曲披露したあと、担当マネージャーから花束が贈られ、社長から卒業証書が授与される感動的なシーンが訪れます。
担当マネージャーからは、「あなたは、周りのみんなを笑顔にするすごい才能の持ち主です。いろんな場所に、いろんな仕事で行きましたが、どこでも明るく、みんなを笑顔にしてきました。3年半、担当マネージャーとして一緒にいられたことをとても光栄に思っています。
それと、先日のラストパーティーの帰り際に、Bstarが自分に合っていて本当に良かった、という言葉を聞けて、とてもうれしく思いました。本当にありがとうございました。そして、本当にお疲れ様でした。引退しても、これからも、たくさんの人を笑顔にしていってください」と、惜別のメッセージが贈られました。
最後に、ななちゃんは「笑顔で終わりましょう。たくさんの笑顔と声、聞かせてください。本当に今日は最高でした。今までたくさんの時間を一緒に過ごしてくれてありがとうございます。笑ったり、泣いたり、歌ったり、ここに立っている時間が本当に本当に幸せです。宝物でした。今日が終わっても、この先もずっと忘れないでください。それでは最後、みんなで盛り上がっていきましょう」と熱いメッセージを送り、『GIVE ME FIVE!』を全身全霊で歌い上げ、ゴールテープを切って、満面の笑顔でステージを後にしました。
ななちゃんは、この日、確かにひとつの物語を終えました。けれど、彼女が残した笑顔、言葉、歌声、そしてファンと分かち合った時間は、これからも色褪せることなく、それぞれの胸の中で生き続けていきます。
早すぎた伝説は、ここで完結しました。しかし、未歩ななという存在が放った光は、これからも多くの人の心を静かに、そして確かに照らし続けるのです! Forget me not 未歩なな!
(写真・取材:神楽坂文人)
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