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一発やった後の一杯が思い出に残る冬の夜!
知らない街の知らない風俗で、偶然イイ女と出会う。これぞ男のロマンじゃないですか。今回は、そんな風情のある出会いでした…
下町とはいえ東京に、まさかこんな屋台がまだ残っているとは思いもしなかったんです。これも、晩秋に積雪があるような寒い冬だからでしょうか。「おでん」の提灯を見つけた途端に、足が勝手に屋台に向って行っちゃったんですわ(笑)。
屋台もオヤジも古ぼけて、まるで高倉健の映画に出てくるような、懐かしい昭和の雰囲気です。
と、ここまでは普通の話なんですが……。マンガでお伝えした通り、この屋台のオヤジさんが、デリの紹介をしてくれたってワケなんです。
で、オヤジさんが呼んだポン引きに紹介された女性も、まるで若いころの倍賞千恵子みたいな愛想のいい美女なのでした。
まぐわいの方は、見かけによらずの大声でアエギ倒し、その声はスカイツリーまで届くほど!
しかもですよ、一発終わったあと、飲み直しの屋台に付き合ってくれるっていうんです。長いこと風俗記者やってますが、こんなこと初めてで……。
「なんか、不倫相手と飲んでるみたいだな」
「うふふ、今度、お店ぬきで会っちゃう?」
なんて……一発より一杯の方がより楽しいひとときになったのでした。
ネタはネットよりもクチコミを足で探せ!
知らない街に旅に出るとき、ある程度の情報を調べてから行くのと同じように、記者が地方取材するときも、事前調査は必須。
で、そんなときにはネットが非常に便利ですが……その街のナマのおもしろい部分を知っているのは、やっぱりその街で暮らしてる人たちなんですよね。そういう人に聞いたほうが、ネットよりオモシロい店を見つけることができるんです。
以前、風俗不毛の地と言われる福井県に取材に行ったときは、たこ焼き屋のオヤジに、連れ出しフィリピンパブを教えてもらいました。
鳥羽に行ったときは、タイ物産店のオネエちゃんにアジアン連れ出しを、すすきのに行ったときはハードキャバの女のコに本ヘルを、唐津ではヘルスの女のコに本●デリを、那覇ではタクシーの運ちゃんに連れ出しを紹介してもらったものです。やっぱり、地元の情報はジモティーに聞くのが一番ってこと!
接客態度………A
ルックス………A
スタイル………B
総合100点
先生から一言! いやぁ、女性だけでも高得点ですから、そこにオヤジさんの点数を入れると150点をあげたい気分の記者なのです!
(取材/多々野平助 マンガ/森藤麻々花 掲載/「実話大報」2017年2月号)