「台本がきっちりある撮影だとやっぱり作品を作り上げる方に集中しちゃうんですよね。ハメ撮りとかの方が自分の快楽に集中できるというか(笑)」
── 5年間の撮影を通して、良かったプレイとか、楽しかったプレイってありますか?
三島 楽しかったのは羽生アリサちゃんとの撮影ですね。私、アリサちゃんとすごい仲良しなんです。チーム巨乳なので撮影でもよく一緒になるんですけど、撮影に行くと意外に「普段の二人の感じでいいよ」って言われることが多いんですよ。だから普段の二人の感じがすごく出るんです。何ていうか、普通にキャッキャッしちゃって笑っちゃうみたいな。それが楽しかったですね。
── お二人の雰囲気がそのままだからか、そういう作品を観てるとインスタの投稿さえAVの延長に見えてくるんですよね。
三島 そうなんですか!(笑) 撮影の後何してるのかなみたいな? あははは!
── 想像しちゃうんです(笑)。気持ちよかったプレイはあります?
三島 この作品っていうのはあんまりないんですけど。ハメ撮りとかの方があんまり時間気にせずできるので、そっちの方が気持ちよかったなっていう記憶が強いです。台本がきっちりあって監督に撮られてっていう撮影だとやっぱり作品を作り上げる方に集中しちゃうんですよね。ハメ撮りとかの方が自分の快楽に集中できるというか(笑)。
── ということは三島奈津子名義じゃない作品の方が意外と?
三島 意外に(笑)。やっぱり単体作品の設定があるものって、それを演じるというか、台本に忠実にする方に意識がいっちゃうので。
── セックスの気持ちよさだけでいうと、ハメ撮り作品の方がよかったんですね。苦手だったのはどんなプレイですか?
三島 そうですね…陵辱系が意外に。ここまではできますっていうのはあるんですけど、積極的にやりたいかっていうとやっぱり結構しんどかったですね。なんか難しいんですよね、私もやったことなかったから挑戦してみようと思って脅迫スイートルームにも出させてもらったし、緊縛とか何回かやらせてもらったんですけど。
── 緊縛とかね、食い込む感じが似合うと思うんですが…。
三島 ねー、なんだろう、ビンタひとつとっても愛のあるビンタと違うなって思うのがあるんですよ。
── 伝わってくるんですね。
三島 そう、伝わってくるんですよ。愛のある陵辱だと受け入れられるんですけど、そうじゃないのがあると拒絶につながっちゃうみたいな。
── 怖いですもんね。暴力みたいに感じちゃう。
三島 そうなんですよ。たぶん生粋の、根っからのMではないのかもしれないですね。
── そうかもしれないですね。あまりにもSMの方に行きすぎちゃうとそうなっちゃいますもんね。
三島 うんうん。
── 三島さんの雰囲気が変わらないのは等身大のOLさんの雰囲気をずっと保っているからかもしれないですね。
三島 そうですね。そのまま来てたので(笑)。
── これまでの5年間のAV活動を振り返ってみてどうですか?
三島 うーん…実は最初の3本で辞めるつもりだったんです。イーボディ専属の3本で。
── それはどうして?
三島 当時はそんなに続けるつもりじゃなかったんです。親バレとか色々考えて。全然バレてるんですけどね(笑)。その時はSNSもやってなかったし、隠れてやって終わりっていうつもりで、こんなに長く続けるつもりは全くなかったんです。
でも始めてみて、一つの作品をみんなで作り上げようとしてるんだなっていうのがすごい衝撃だったんですよ。カメラさん、メイクさん、照明さん、音声さんもいるみたいな。びっくりしちゃって。そういうのを見てきて、この仕事は本気でやりたいなって思って今に至るんです。有名願望があるわけでもない一般人だったので、まさかこんなに色んな人に見てもらえるようになるとは思ってませんでした。この5年間がなかったら今がないと思うので、今まで応援してくださったファンの方には本当に感謝してるし、この事務所でよかったなって思います。
── そうですよね。今はなりたくてもなれない子もいますもんね。今の新人さんに聞くと本当にAV女優になりたかったとか、なれて嬉しいって子が多くて。
三島 ですよね。最近思うのが、AV女優になったらそれだけで終わらないで欲しいなって。最初はみんな売れるけど一周するとそのあとが続かなくて辞めちゃうとか。辞める理由は色々あると思うんですけど、やっぱりもったいないなって思うんですよね。今自分がこうしていられるから言えることかもしれないですけど。せっかくデビューしてSNSして顔を出してるからには、その先もみんな続いたらいいなと思ってますね。元芸能人の有名な女優さんに憧れる方も多いと思うんですけど、まあ、元一般人代表として(笑)。
── 昔はAV女優から女優へって感じでしたけど、今は配信したり店舗経営したり女優のイメージとは違う色々な道があって面白いですよね。
三島 AVからデビューしてその先にこういう道もあるんだよっていうのを示していけたらいいなっていうのは思ってますね。
── ちなみに、もしAVをやってなかったら何してたと思います?
三島 何だろう…私単体の時って銀座のクラブで働いてたんですよ。それを続けられてたら、結果残してて欲しいなって思いますね!
── どんな結果でしょう?
三島 いい生活してて欲しいなって(笑)。
── なるほど。でもその仕事を続けてるってことですね。
三島 もうOLには戻れないと思うんですよ。私はどちらかというと稼ぎたい気持ちでこの業界に入ったので、8時間椅子に座りながら働いて、その費用対効果を考えちゃう。何かしらの稼げる仕事をしてるんじゃないかなと思います。
── 最後まで結婚っていう言葉が出てきませんでしたね(笑)。
三島 あっ出てこなかった!やだー!
── 銀座のクラブでIT社長とかを捕まえてた可能性は無さそうですね。
三島 だから結婚できないんだなーみたいな(笑)。あはは!
誕生日:1982年11月30日
スリーサイズ:B103(J)・W60・H90
出身地:東京都 血液型:O型
趣味:映画・読書・散歩 特技:剣道