今夜もシコってますか!? 改めてまして、アダルトビデオ芸人のリボルバーヘッドです。今回のインタビューでは、2011年にデビューし、「鵺神流責縛術(せきばくじゅつ)」という柔術の技術を取り入れた独自の縛り方をされるプロの縛師・鵺神蓮(やがみれん)さんにお話を伺いました! 鵺神さんは、世界10カ国主要20都市で緊縛技術の講師としても活動し、日本のAVでは縛りを担当され、気持ち良くなる為の体の使い方を教える「體塾(からだじゅく)」という講習会や体験会を各地で行っており、話題を呼んでいらっしゃいます。
そんな注目の縛師・鵺神蓮さんに、縛り初心者の私が大変恐縮ながら「緊縛師・縛師・縄師の違い」や、「巨匠・TOHJIRO監督との出会い」などを伺ってまいりました!ぜひ、最後までお付き合い下さい!(全3回・前編)
自分のやっていることは第六感的なことで、不思議な力が存在する世界なのかと思っていたんです。でも科学的に見ていった時に「あ、こういうことだったんだ」とわかりました
── お久しぶりです!
鵺神蓮(以外、鵺神)お久しぶりです。秋葉原でおこなわれた公開緊縛調教イベントなので、2年ぶりくらいですか?
── 覚えて頂けて嬉しいです。はい、そうですね。あの時は生で見るド迫力の縛りに、オシッコちびりそうになっていました…(笑)。
鵺神 ハッハッハ。初めてだとビックリしますよね!
── しかも、TOHJIRO監督に「芸人をやっています」ってご挨拶をしたら「なら公開緊縛が終わった時に、みんなの前でひとネタやってくれよ!」って言われて、色んな意味で震えてました…(笑)。
鵺神 あれ? でも終わった直後「アイツどこいった?」みたいになっていたと思うのですが?
── あんな緊迫した空気の中でネタなんてやったら激スベリすると思ったので、一歩一歩後退していって、終了と同時に逃走してしまいました(笑)。
鵺神 なるほど(笑)。でも、大勢いるお客さんの中で、リボルバーさんは明らかにガタイがよくて異常なくらいに目立っていたので、よくバレなかったですね!
── 僕なんて気にならないくらいに緊縛ショーが盛り上がっていたので、鵺神さんには感謝です(笑)! 本日は、縛りについて色々と伺っていきたいのですが、僕は縛りに関してAVで観る程度の知識しかなくて、初歩的なご質問などをしてしまうかもしれませんが、最後までお付き合い頂けると嬉しいです…!
鵺神 もちろんもちろん。何でも答えますので、色々と聞いて下さい!
── まず縛師歴と、今まで縛ってこられた人数をだいたいでいいので教えて下さい!
鵺神 縛師としてデビューしたのだと、だいたい10年か11年ってところですね。アマチュアを合わせると20年くらいになります。何人くらい縛ってきたというのは、答えが難しいんです(笑)。本格的に縛る時もあれば、手首をちょっと縛るだけとかもあるので!
── たしかに縛りといっても幅が広いですものね…。
鵺神 ざっくりAV作品だけだと100人ぐらいで、プロになってから縛ったのはおよそ1,000人は越えるかなって感じですかね!
── 世界10カ国主要20都市で緊縛技術の講師としても活動されたり、日本のAVで縛り担当されたり、気持ち良くなるための体の使い方を教える「體塾(からだじゅく)」という講習会や体験会を各地でおこなうなど、お仕事の幅が物凄く広い印象ですが、改めてご自身ではいかがでしょうか?
鵺神 そうですね。僕の活動をイメージしやすくするなら、風俗店のようなこと、ライプパフォーマンスをする芸人さんのようなこと、縛りを人に教える先生のようなことをやっているという感じですかね。
── 緊縛師、縄師、縛師、調教師の違いを教えて下さい。
鵺神 海外で教えたりしていると、このような「緊縛と縛りの違いは?」みたいな質問は多いんです。明確な答えは無いのですが、厳密に言うと、まず「師」が付いているものは、「師」は教えるという意味なので、先生ということですよね。それで「師」の前に付いている言葉を解釈すると、緊縛だったら、緊縛っていうのは緊縛状態のことですから、ある程度形を作ることを目指した人のことを言いますね。
── 「○○縛り」、「○○吊」みたいな形を作ることにこだわっている人が、緊縛師という訳ですね。
鵺神 そうです。調教師だったら、調教することに重きを置いているので、縄じゃなくても何でもいいんですよね。しつけるということが目的ということです。