チャンスが来たらすぐに掴む、掴めないのならば現状に対して幸せに生きられるようにマインドを変えるかだよ
川上 チャンスが来たらすぐに掴む、掴めないのならば現状に対して幸せに生きられるようにマインドを変えるかだよ。
生田 う~ん・・・、う~ん・・・。
川上 マイナスな人生はイヤでしょ?
生田 そうですね。
川上 小さな籠の中に自分から入っているんだと思う。人に入れられたと思っているかもしれないけど、自分で自分を籠の中に閉じ込めているんだと思う。
生田 う~ん・・・。どうしようかな。
川上 苦しい時に笑うっていいことだし、強いものを持っているからもったいないよ。
生田 また、「もったいない」って言われちゃいました(笑)。
川上 自分以外のことを優先しすぎて、その先にはなにがあるのかな?
生田 なんだろう?難しいなあ。
川上 一瞬でもいいから、もうちょっと踏ん張ってほしい。
生田 他人に対して自分でいいことを言おうとしているんですかね? 経費のこととか気にしすぎなんですかね?
川上 だったら裏方に徹した方がいいよ。みくちゃんが書いたストリップのnoteを見ていて、自分が女優なのかファンなのか立ち位置が定まっていないから苦しいと思う。定まっていたら他のファンから声をかけられても苦しくないと思う。自分の幸せを勝ち取るために目標を定めてほしい。
生田 うわ~!難しい!
川上 いまのやり方でこの先やっていっても、なにか遺せるのかな?
生田 は~(深いため息)。遺せはしないですね。
―― 生田さんはAV撮影は好きですか?
生田 撮影現場は好きです。でも、最近、分からなくなってしまって。この仕事も憧れて入ってきたんですけど実家から逃げるためにやっている感じもあるんです。
川上 あっ!それも聞こうかな。
生田 実家では母親が結構、厳しいんです。一人っ子なんで余計厳しかったです。性に対しても抑圧的で、付き合ったらその人と結婚して、セックスは子どもを作るためにするみたいな考えなんです。
実家にいる時は「外は危ないから暗くなる前に帰ってきなさい」って言われていましたし、友人宅へのお泊りも許してもらえなかったんです。
でも、父親は自分がやりたいことを若い頃やれなかったから、私の仕事を応援しているんです。「永遠にできる仕事じゃないんだから、やれるまでやれば」みたいな感じでした。
川上 じゃあ、お母さんとは、いまはあまり連絡を取っていない?
生田 2年くらい前は毎日、電話とメールが来ていたんです。それがしんどすぎて、いまは連絡を取っていないです。
川上 「AVの仕事を辞めて」って連絡が来ていたの?
生田 それと「いつ実家に帰ってくるの? 早く帰ってきて」って連絡が来るのがしんどすぎたので、父親が「着信拒否にして、メールアドレスも変えたら」って言ったんです。
川上 へ~~!
生田 それで着信拒否をしたらすごく楽になりました。
川上 でも、お母さんがなにをしているのか不安になることはある?
生田 なにかあった時の安否確認は気になります。あと私は親から学んだことが大きいんです。
川上 え~、なにを学んだの?
生田 ちゃんと挨拶をしなさい、靴をそろえなさい、ご飯をちゃんと食べなさい、生活リズムを整えなさい、栄養をちゃんと取りなさいとか生活の基本的なことです。
川上 連絡を取らなくなってどれくらい経つのかな?
生田 もう3年くらいです。
川上 それまでお母さんの依存先がみくちゃんだったんじゃない、でも、3年も経つと違うところに生きがいを見つけているよね。
生田 でも、メールは受け取らないようにしているんですけど、メールセンターには母親からのメールがめっちゃたまっているんですよ。私が見ないようにしているんだけど、いまだにすごいんです。だから、やっぱり人は変わらないなって思っているんです。
でも、母親から学んできたことは要所要所で使ってきたから「ちゃんとしているね」って言われるんです。それはやっぱり母親のおかげなんですよね。
川上 それに対して感謝の気持ちを伝えたことはあるの?
生田 実家にいた時はあるんですけど、上京してからはないです。やっぱり理解しあえないから距離を取らないとダメかなと思っています。