【企画モノやデビューモノで数々のヒット作を生み出すカリスマAV監督・タイガー小堺さんインタビュー】話題になっているM-1グランプリの一回戦を突破した真相を直撃しました！「M-1公式YouTubeに載りたいんです！」（前編）

タイガー　TOP3を目指していたんですけど入れなかったですね。でも、僕らの前にネタをしたのが、GAGと駆け抜けて軽トラだったんです。なのでお客さんが結構残っていてくれたのはついていました。

—— 空気階段さんが今年のキングオブコントで優勝されましたが、タイガー監督は空気階段さんの単独ライブ「Anna」が素晴らしかったとツイートをされていましたよね！

タイガー　色々な芸人さんの単独ライブを見てきましたが、単独ライブ史上一番凄かったかもしれないですね。最後のラジオをテーマとしたコントが30～40分くらいあったんですけど、これが一つの劇みたいになっていたんです。僕はラジオがめちゃくちゃ好きなこともあって「このネタはラジオが好きな人に向けたネタだな」って思って、笑えるし泣けるし本当に凄かったですね。

—— あまりの凄さに興奮して、AV監督仲間に「これは見た方がいい！」ってすぐに電話をかけまくったそうですね。

タイガー　同じ志でAVを撮っている仲間なので「この凄さは伝えないといけない。」と使命感が湧いてきたので電話をかけまくったんです（笑）。配信ライブで終わってもまだチケットが買えたので、5人くらいに買わせました。

—— その頃に流行っていたClubhouseでも、たしかこの単独ライブをテーマにお話されていましたよね。

タイガー　そうなんです。この単独ライブに感動したAV監督3人くらいでClubhouseをやっていたら、サツマカワRPGの追っかけみたいなお笑い好きの女の子も入って来て、「あのコントのあそこが天才的ですよね」みたいなことをイタイお笑いファンが集まって、朝の5時くらいまで話していました（笑）。

—— だいぶ盛り上がりましたね。

タイガー　正直キングオブコントで優勝するとは思っていませんでしたが、なんか鬼気迫る感じあったんですよね。僕は千原兄弟も好きなんですけど、千原兄弟の「PINK」っていう単独ライブ以来に2番目にぐらいに面白かった単独ライブでしたね！

—— 小さい頃からお笑いは好きだったのですか？

タイガー　僕は大阪に住んでいたので、千原兄弟とかが出ていた大阪ローカルの心斎橋筋2丁目劇場でやっていた「すんげー!Best10」とか、FUJIWARAとか2丁拳銃が出ていた「吉本超合金」など、ずっと大好きで見ていましたね。毎年オールザッツ漫才を見て「今年もバッファロー吾郎テレビで見れたな」とか思っていました（笑）。フットボールアワーになる前の後藤のコンビのエレキグラムや、岩尾のドレスっていうコンビとかも見ていましたね！

—— マニア過ぎます。

タイガー　あとTSUTAYAに行って、千原兄弟とかジャリズムとか色々なコンビの単独ライブを借りて見ていました。あと芸人さんのラジオもほとんど聴いていたので、ただのお笑いオタクでしたね。

—— お笑いオタクだったことは、今のお仕事に活きていますか？

タイガー　そうですね。何事も小難しく考えるのが好きになるキッカケにはなったかもしれないですね。AVとプロレスを比較して考えるみたいなことをいつも一人でやっているんです（笑）。僕は暗い人間なのでそんなことばかり考えています。

—————-

以上、M-1グランプリの一回戦を通過したカリスマAV監督・タイガー小堺さんインタビューの前編でした！
ネタの構成がガチでしたね（笑）。とても作り込んだネタだったので二回戦が楽しみだったのですが、お仕事のスケジュールが立て込んでしまったために出場を辞退したそうです。
LINEでタイガー監督にこのことについて聞いたら「マジでやりたかったです。来年は仕事抑えて臨みます！」と、悔しさと意気込みを話してくれました！　いつかルミネの舞台でタイガー監督を見てみたい！

中編では、AV撮影のこだわりについて色々とお話頂いております！　ぜひ、お楽しみに！

タイガー小堺   @tigerkosakai

AV監督。

2014年リリースの「100人×中出し」が大ヒット。以降数々のヒット作を生み出してきた。M-1に出場し1回戦を突破したり、芸人のYouTubeにも出演するなど無類のお笑い好き。