Twitterがあるからこうやってリボルバーさんともお会いすることができましたので、かさいあみちゃんには感謝の気持ちでいっぱいですね。
—— 特に印象的な女優さんがいましたら教えて頂きたいです。
中田 よく○○が上手いベスト3みたいな感じでお話されることがあると思うのですが、僕は人を選ぶのが苦手なので、女優さんとしての面ではなく、普通に印象に残っている女優さんの話でもいいですか?
—— もちろん構いません!
中田 今は引退されましたが、かさいあみさんのお陰で僕はTwitterを開設したんです。
—— フリーAV女優連盟代表で、現在は福岡でシングルマザーとして息子さんを育てている元人気女優さんですね! 一度お会いさせて頂いたことがあるのですが、お喋りが達者でMCがお上手だった印象があります。
中田 佐川銀次さんの「男優は表に出ちゃいけない」という話を聞いていたこともあり、僕もそういうスタンスでやっていたんです。でも、あみちゃんと共演させてもらった時に「今の時代は絶対にTwitterはやった方がいいよ。ここから仕事の依頼も絶対に来るから。」って言われて。10年ぐらい前に無理矢理アカウントを作らされたんです(笑)。当時はSNSが盛んな時代ではなかったですし、僕自体がアナログな人間なので抵抗があったのですが、Twitterをやっていたお陰で貰えたお仕事はたくさんありますし、Twitterがあるからこうやってリボルバーさんともお会いすることができましたので、あみちゃんには感謝の気持ちでいっぱいですね。
—— 中田さんへはTwitterのDMでオファーさせて頂いたので、私からもかさいさんに感謝です。
中田 あとあみちゃんは、色々な現場で僕の話をしてくれたんです。このお陰でどの現場に行ってもお仕事がやりやすくなって、彼女には本当に救われましたね。
—— 『AV女優 枢木あおい、…とおじさん。』という作品で枢木あおいちゃんと共演されていましたが、私はこの作品が大好きなんです! お二人とも演技が抜群にお上手なので、年の差恋愛に胸キュンの連続でした。あおいちゃんと中田さんの劇中でのいがみ合いはまるで「男女7人物語」での良介(明石家さんまさん)と桃子(大竹しのぶさん)のようなトレンディドラマ感があってたまらなかったです。
中田 懐かしいですね(笑)。実はちょうどこの撮影の帰りにテレ東の「家、ついて行ってイイですか?」に捕まったので、奇跡的な一日でよく覚えています。
—— 一月にオンエアされていましたよね。
中田 あの作品自体も凄いので、監督の朝霧浄さんは「もっと売れてほしかった」って言っていましたけどね。自分で買って見ましたが、自分のエセ関西弁がヒドイですよね(笑)。関西の方には申し訳なかったです。
—— リアルに関西人かと思うくらい上手かったです。あおいちゃんのお芝居はいかがでしたか?
中田 いや~めちゃくちゃ上手いですよ。彼女は朝霧さんの秘蔵っ子みたいな感じです。この前に「3日間シリーズ」(『彼女が3日間家族旅行で家を空けるというので、彼女の友達と3日間ハメまくった記録(仮) 枢木あおい』)が大ヒットしたので「もう枢木あおいで撮る作品はないよ」っていう時に朝霧さんがこの企画を思いついて撮ったのですが、それで想像の上をいくっていうのが凄いですよね。
—— 具体的にどのあたりに凄さを感じましたか?
中田 一応おおまかな流れはあったのですが、ほとんどアドリブだったんです。キャリーバッグに乗っかるシーンも彼女のアドリブでしたし、ファミレスで喋っているシーンも普通に喋っている最中に「よーい、スタート!」ってカメラが回った感じでしたので、彼女のアドリブ力は群を抜いていて天才的だなと思いましたね。あのシーンは彼女が好きなパチンコのハーデスの話をしているんです(笑)。
—— 中田さんもパチンコが好きだからめちゃくちゃ盛り上がっていましたよね。
中田 そうなんです(笑)。「プチューンっていくやんか」みたいな会話を好きな者同士で喋っていましたね!