あやみ旬果ちゃんのストリップ復帰で連日満員となっている浅草ロック座。今回は公演直前のゲネプロ時点で行ったインタビューを書き起こしつつ、実際の公演内容についてレポートしたいと思います。
生年月日:1993年8月15日
出身地:東京都
T154cm B85cm W58cm H83cm
デビュー:2019年2月21日浅草ロック座
あやみ旬果Twitter:@ayami_syunnka
おはよう~!
9日目!今日も夢音DREAM ON宜しくお願いしまっす💪🔥 pic.twitter.com/7bTDSouypJ— あやみ旬果@12/11~浅草ロック座 (@ayami_syunnka) December 19, 2022
自分でもなんで私はここにいるんだろうと不思議に思います(笑)
── ゲネを拝見しました。2019年の浅草デビューの時とは動きの複雑さが段違いで大変そうでしたね
あやみ はい! あはははは(笑)
── でも振り付けの先生もおっしゃってましたけど、練習の前半と後半とで驚くほど上達してましたよ。やっぱり華があるからたたずまいだけでもお金が取れるレベルなんですよね。
あやみ え~、そんな事ないですよ、そんなこと言ったらまた叩かれますよアタシ!(笑)
── さっそく本題に入りたいのですが、神楽坂さんの記事にこれまでの事など色々な情報が入っていたので、今回は公演の内容に絞ってお聞きしたいんです。
あやみ はい、お願いします!
── ではまず、前回公演(2019年3月「夢音 DREAM ON」)の振り返りからお願いしたいのですが、振り付けや技術的な面について、達成できたことや、逆に悔いの残っていることはありますか?
あやみ 後悔といえば、色々なところでお話してますけど、まず踊り以前に三日間くらいぎっくり腰で休んでしまったんですね。あの時もTwitterとかで色々と言われて。海外から見に来たのにとか。それが本当に申し訳なくて。
フィナーレ前に、自分の出番が終わって早着替えしている時に、靴を履き替えようと前屈みになったら、身体の中でパキンって音がして。
なんか痛いけど、もうフィナーレ始まってるし、早く舞台に戻らなきゃと無理やり踊ったんですけど、全て終わって最後の決めポーズをしているところで「はぁ~~!」って(笑)
そこで本格的に動けなくなって、そのまま救急車で病院に担ぎ込まれました。
その時は何とか最後までやり切ったんですけど、それがその日の1回目の公演だったので、その日のそれ以降の回から、3日間休んでしまいました。
大きな後悔というと、ほんとまずはこれですよね。どう考えても悔いしかないです。
── 怪我はベテランのお姐さんでも運が悪ければある話なので仕方がないとしても、ちゃんと戻って来てやり切ったのは素晴らしいですよ。あれで「あやみ旬果は根性あるぞ」と見せられましたよね。そしてそんなことがあったのにまた戻って来るっていう。
あやみ ホントですよね!なんで戻って来たんだろう。自分でもなんで私はここにいるんだろうと不思議に思います(笑)
── 怪我以外の思い出はあります?
あやみ 怪我を別とすると、踊り子さんが公演で成長するというのは本当で、私はフリを考えながら踊ってしまうので、初めの頃は表情や笑い方がぎこちなかったんです。
それを反省しているので、今回は最初からいい笑顔で、お客さんにも初回から楽しさが伝わるように、私自信が楽しみたいなと思っています。踊りを間違える間違えない以前に。
あとは、前回よりも足上げだとか、ダンサーさん達とのフォーメーションだとか、振り付けのパターンが多くなっているんです。
まだまだお姐さん達のような技はいくつもはありませんし、完成度も低いと思いますけど、できるだけ綺麗に動けるように頑張ります。
── 正直、ゲネの初回は不安があったんですけど、回を重ねるごとにダンサーさんとのフォーメーションの入れ替わりとか、立体的な動きができるようになってましたね
あやみ え、ホントですか?
それを最初からできればいいんですけどねえ~~(笑)
── いやでも難しいですよね、レッスン場と実際の舞台とはサイズも形も照明も違いますから。
あやみ そうですねえ、レッスン場だと鏡があったりしますし、舞台だと暗くて足元が見えない一瞬があったり難しいですよね。
── ゲネでは周りの姐さん達にドカンドカンぶつかってましたよね(笑)
あやみ いやホントに!(笑)
やっぱり自分のことだけ考えて動くとああなって交通事故が起きるので、もっとお姐さん達の動きも見て、全体を考えながら動かないといけませんね。
── でもゲネも後半では見違えて良くなってましたよ。あれだけ上達したのに、今回の公演でまた終わりになっちゃうの勿体なくないですか?
あやみ あはははは!(爆笑)
あ~~、楽日でやっとまとまったかなと思ったらねえ……。
でもそれはそれでストリップならではなのかなって。上達も含めて一回一回違うのが舞台の魅力だろうし。気持ちとしては最初から全部完璧にしたいですけどね。
── そういえば前回の公演が終わった時はどんな心境だったんですか。聞く所によると珍しく泣いちゃったそうですが
あやみ そうですね~。AV引退の日にも泣かなかったのに。私がAV女優になってから人前で泣いたのは、DMMアワードを取った時と、浅草を踊り切った時だけです。
AVの最後の撮影でも、引退イベントでも泣かなかったのに、浅草の最終日は安堵とやり切った感と、迷惑をかけたお姐さん達への気持ち、それに最後まで応援し続けてくれたお客さんへの感謝とで涙が止まりませんでした。感動よりは安堵の方がデカかったのかなあ。
それに私はAV時代は専属だったので、他の方と共演する機会が滅多になくて、毎日お姐さん方とご一緒するというのが初めてだったんです。
学生時代に部活を経験していなかったので、遅れてきた青春をしてるような感じで楽しかった。それもあって終わった時に「今日で最後なんだ~はぁ~」と寂しくなってしまいました。