「伸び代」の塊!六花ちゃんの魅力と可能性!をAVライター・くろがね阿礼が熱く語る!
寒くなってきましたね。毎度お馴染みのAV廃人、くろがね阿礼です。
そして年末! 年末と言えば例によって例の如く、写真集のシーズンですね! ええ、くろがねが写真集のプロモーションのための記事をシコシコ書く季節がまたやって参りました、はっはっは(笑)。
今回は小野六花ちゃんの特集です。デラべっぴん編集部のくろがね担当様が手がけた写真集がGOTから出版されるにあたり、月刊FANZAでデビュー作をレビューさせていただいたご縁で、彼女にずっと注目してきた僕に白羽の矢が当たりました。ちなみに作品は全てコンプリートしています。
12月1日に発売された小野六花ちゃん1st写真集『初花』
小野六花1st写真集『初花』
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まずこちらをご覧ください。2020年デビュー新人の比較的新しいガチ勢リストです。六花ちゃん、9位に入ってますね。僕が皆さんに注目していただきたいのはこのメンツです。
トップの石原希望から20位の樋口みつは、この中で多分最もセックスの経験が少ないのは六花ちゃんだと思うんですよ。
一言で言うと上位はデビュー作から相当な床上手っぷりを見せつけた女優さんで占められています(笑)。昨年も思えばそうでした。どうして?と言われたらもうこれが時代だと言うしかないのですね。
僕の仮説は、AVユーザーは自分もセックスを楽しみ、ユーザーにセックスの楽しさを伝えてくれる女優さんを求めているというものですが、なぜそう言えるのかは置いておきましょう。
そんな中でセックスの経験の少ない彼女が、なぜ選ばれる女優になったのか?(写真集を出せるまでのセールスを出せる女優になったのか?)これを読み解いていきたいと言うのが本稿のテーマです。
例によって長くなりますが、今回の記事は
1 AVデビュー作についての相反する二つの考え方
2 「伸び代」という言葉の本当の意味を考えさせてくれた小野六花
3 小野六花のその後
4 まとめ
上記4つの切り口で前後編に分けてお送りします。是非お付き合いください。
1 AVデビュー作についての相反する二つの考え方
まずこちらをお読みください。六花ちゃんはムーディーズ専属、そのムーディーズのプロデューサーの智子Pが4年前に、今のムーディーズフレッシュレーベルの第1号女優さんと対談した時の記事からの抜粋です。(MOODYZ新レーベル第1弾に選ばれた素人美容師はフェラのときに邪魔にならないように常にベリーショートを欠かさない見せたがり屋の露出狂!?【新レーベル「Fresh」始動記念 瞳ひかる×智子P対談第1回】)
智子P 結局彼氏でも、さほど好きじゃない他の男でもマンコは濡れるってことでしょ。
ひかる はい。えっ、普通そうじゃないんですか?
智子P 普通は彼氏とならめっちゃ濡れるけど、他の人とするときは気持ちいいけどそこまで濡れないとかね。けど、ひかるちゃんは撮影でもびちょびちょだし。相手は関係ないってことだよね。
ひかる ははははは。
智子P それってありがたいのよ。自分は撮影でローションを使いたくないから。自分から「ローションちょうだい」とか言っちゃう子もいるんだけど、それって男優もげんなりするし、現場もテンションが下がるわけ。それよりも男優が気持ちよくさせて、女優が本気で濡れて、身体から湧いて出たマン汁で濡れたマンコに挿れたい。というかこれが普通のSEXなんですよ。その点ひかるちゃんは素晴らしい。
ひかる すいません。服を脱ぐあたりからもう濡れちゃってました。
文脈を知っていただくためにかなり長く抜粋しましたが、智子Pは一言で言えばマン汁重視です。こういう言い方するとバカみたいですが(笑)、「女性の体から溢れるリアルなセックスへの欲求と身体表現があって初めて熱量の高い作品が作れる」と言葉を置き換えればすごく見通しが良くなりますよね。
続いてこちらを。最近刊行された澁谷果歩著「AVについて女子が知っておくべきすべてのこと」からの抜粋です。
そして全裸になったところで「どんな気持ち?」「恥ずかしいです」みたいな受け答えをしていたら、監督に「いま、何が一番したいですか?」って聞かれたんです。
セリフに関してはまったく指示されていなかったため、「いま私は全裸で、これAVでしょ?だったら答えは「セックスがしたい」だ!」と確信して「エッチがしたいです」って答えたら「はいカット!」。まさかの不正解でした。
え?って聞くと、「そこは「服が着たいです」でしょ」って。いや、服を脱ぐところを数分間ネットリ撮られて、また着るの!?めんどいわ!と、もうわからなくなっちゃった。私この先、このメーカーで、このキャラクターではやって行けないかも・・・と不安しかありませんでしたね。
実はこれが在りし日のアリスJAPANにおける専属美少女コンテンツの演出風景です。「女性の体から溢れるリアルなセックスへの欲求と身体表現があって初めて熱量の高い作品が作れる」という智子Pの考え方とはかなりの隔たりがあると思うんですよ。
これも恐らく時代の要請と言いますか、漏れ聞く黎明期から90年代くらいまでのAV女優って今の子たちとはかなり質的に違っていたというイメージを僕は持っています。一生懸命言葉をオブラートに包みますが(笑)、女優の質が玉石混交だった中で、清純で、清楚可憐なイメージに最も価値を置いて演出するのが美少女コンテンツとしての差別化に繋がるというのがアリスJAPANを支えた時代のリアリティだったのだと思います。しかし在りし日と申し上げましたとおりこの考え方は、僕の皮膚感覚ではもう2016年辺りにほぼ業界から駆逐されていました。時代が選んだのは智子Pの方でした。
「女性の体から溢れるリアルなセックスへの欲求と身体表現があって初めて熱量の高い作品が作れる」そしてそういう作品は「AVユーザーにセックスの楽しさ、素晴らしさ」を伝えることができる。そしてその楽しさは特定の「その女優さん」を見た体験に強く紐づけられることになります。
小野六花ちゃんはその点、デビューの時点でセックスの経験がとても少ない女優さんでした。抜群のルックスを持っていたとは言え、結構大きなビハインドを抱えていたというのが六花ちゃんの出発点だったのです。前置きがかなり長くなりましたが、小野六花ちゃんがこのビハインドをどう跳ね返して行ったかが、次の章のお話になります。