昨年5月の「月で逢いましょうvol.11」ライブを皮切りに、8月と10月に同ライブのワンマンを行った青空ひかりちゃんが、3月3日に早くも4回目の同ライブ出演を果たしました!
■月で逢いましょうvol.19
■月で逢いましょうvol.25
青空ひかり「月で逢いましょうvol.36」ライブレポート!
東京・三軒茶屋グレープフルーツムーンで開催された「月で逢いましょうvol.36」に鮮やかな深紅のドレス姿で登場したひかりちゃん。いつもは「キュート」なイメージですが、この日はグッと大人っぽく見えて「ビューティフル」のイメージです。
大きな拍手で迎えられたひかりちゃんですが、開演前のステージではしゃがみ込み緊張した様子をみせます。
しかし、ひとたびライブが始まると『魂のルフラン』(高橋洋子)をきりりとした表情で重厚に歌い、早くも会場のファンと生配信を観ている視聴者を惹きつけます。
曲後のMCでは、「みなさんあらためまして青空ひかりです。よろしくお願いします。配信をご覧のみなさま、会場にお越しのみなさま、今日は本当にありがとうございます。みなさん一緒に青空と楽しんでください」と笑顔をみせます。
2曲目は1992年の名曲『サヨナラ』(GAO)を歌い、聴く者をノスタルジックな気持ちにさせると、3曲目は1987年の『駅』(竹内まりや)を丁寧に歌い、郷愁を誘います。MCなしで続けてこの季節にぴったりな『なごり雪』(イルカ)を歌うと、そこはまさに昭和の雰囲気が漂い、歌っているひかりちゃん自身も昭和の人間が憑依したような貫録を醸し出してくれました。
このような選曲の理由を以前インタビューで聞いたところ、「小さい時からおじいちゃん、おばあちゃんと紅白歌合戦や古い歌の番組を観ていて覚えたんです。いまでも懐かしい歌が流れるテレビ番組を観ていると、懐かしい歌っていいなあって思えるようになって、YouTubeや音楽アプリで聴いているんです」と答えてくれていたひかりちゃん。
立て続けに歌った後はキーボードの平方元さんとギターの福田正人さんを紹介し、「4曲も歌ったのでリラックスできたかな。今回の曲選びはみなさんにツイッターで何を歌ってほしいか聞いてリクエストしました。自分の好きな歌を含め、みなさんからのリクエストを歌っていきたいと思いますので、みんさんついて来てくれますか?」と聞くと会場からは拍手が起こります。
この選曲はオリジナリティがあるのでせひ続けていってほしいものです。
ライブも後半へと入り5曲目はインタビューでファンと言っていた工藤静香の『嵐の素顔』を力強く熱唱。サビの部分では振り付けも見せてくれる完璧さでした。
6曲目はこれまた昭和の名曲『ラヴ・イズ・オーヴァー』(欧陽菲菲)を情緒たっぷりに聴かせてくれます。また、ひかりちゃんの歌唱時の特徴でもある、天を仰ぐ表情も見せ、その表情から人生の悲哀が伝わってきます。
最後は「あっという間。寂しいよう」と名残惜しそうなコメントを発し『M』(PRINCESS PRINCESS)を甘く切なく歌い本編は終了しました。
余韻を残しつつステージを去ると会場からは拍手が起こり、その拍手に促されて再びステージに登場したひかりちゃん。
アンコールの1曲目はひかりちゃんがファンと言う山口百恵の『プレイバックpart 2』をクールかつ迫力ある歌声で聴かせてくれました。
そして、最後は「みなさんアンコールありがとうございます。本当に本当に最後の歌になってしまうんですけど私が寂しい。みなさんまた会いましょう」と『生きてこそ』(Kiroro)をメッセージ性溢れる懸命な気持ちで歌ってくれました。
ライブ終了後、生配信ではその様子が観られなかったのですが、「めっちゃ楽しかった!」と安どの表情を浮かべるひかりちゃん。最初は緊張した面持ちでしたが、次第に緊張もほぐれてライブを楽しむ余裕が生まれたようです。
今回のライブも前回、前々回同様、昭和歌謡を多く歌いノスタルジーを喚起させてくれました。この路線は他の女優にはない路線なので、ぜひ、継続してもらいたいものです。
明るさと切なさの感情を行ったり来たりする表現ができるのはひかりちゃんの強みであり、最大のオリジナリティです。今後もこの微妙な揺らぎを表現できるアーティストとして、大きく花開くことでしょう!
ミルキーポップジェネレーションの今後のライブ予定は、ミルジェネ公式ツイッターをご覧ください
事前リハよりも当日リハ、当日リハよりも本番と、どんどん表現力が増していくのを目の当たりにしました。
素晴らしいLIVEでした。
ありがとうござます! https://t.co/XLvE6eu6K5— MilkyPopGeneration/ミルジェネ 公式 (@MPGeneration) March 3, 2022
(写真・取材:神楽坂文人)