エロ本やっててよかったわぁ!
ども、編集部員のエバンス川井です。本誌『実話大報』が世に出て15年。最初は別のとこで作られてたんですが、当編集部で引き継がせていただくことになったのが2007年の7月号から。それから11年と2ヶ月。計135冊の実話大報を作らせていただきましたが……。
いやぁ、実話大報も終わりですか。長かったような、あっという間だったような。とはいえ、アラフォーだった記者がアラフィフになるんですから。腹も出たし髪も薄くなったし。11年ってのはそういう歳月なんですな。
でも、やっぱり思うんですよ。「エロ本やっててよかったわぁ」って。だって、お仕事と称して、普通の人よりエロい体験を山ほどしましたもん。そんなわけで最後に、編集部員、ライターたちの回顧録をお届けです!
モデルやるやる詐欺の人妻さん
編集部にかかってきた人妻合コンのお誘い!
はるばる千葉に出張面接へ!
モデル希望の美人妻が面接で「裸は見とかなくていいの?」
姉妹誌『ズバ王』を編集しながら実話大報をお手伝いして11年になるサウス南です。今回は回顧録を掲載するというのでバックナンバーを見返したんですが……いやぁ、色んな女性がいたものです。そんな中、忘れもしないのが、このサウス南を手玉にとったドエロい女。
「雑誌を見たんですけど、モデルに興味があって」
編集部に陽子と名乗る31歳の人妻から電話があったのは、遡ること10年前のある日の午後。
「まずは面接をさせていただきたいので、編集部までお越し頂けますか?」
「私、最寄り駅が千葉駅なんですけど、来てもらうことはできます?」
なんて話になって、千葉まで出向くことになったんです。で、会ってみると……まぁ、美しい人妻だこと。しかもそんな美人が、カラオケボックスに入ると向かい側に座るかと思いきや、自ら僕の隣に座ったもんで超ドキドキ。
「フェラチオは大丈夫?」
なんて感じで面接を始めたんですが……。
「うふ、もちろん……どっちかというと好きな方よ」
色っぽい声で答える彼女。
「ハメ撮りはどうでしょう。もちろん、ゴムは必ず」
「それも……好き。なのにダンナがしてくれなくて。欲求不満なのよ(笑)」
あぁ、もう……撮影のときは絶対、男優に立候補するんだもんね! なんて思いながら、時間にして30分ほど。ひと通りの話を終え、顔のアップと全身写真を1枚ずつ撮った後、彼女の連絡先と、電話しても大丈夫な時間帯(人妻さんは、夕方以降はダンナがいるから電話NGなんて方が多いんです)を聞いて席を立とうとしたんです。
「じゃ、編集部に持ち帰って検討させていただきますので、ちょっとお時間くださいね」
すると……彼女の口から驚きの言葉が!
「裸は見なくて大丈夫?」
普通、面接で脱いでみてくれる? なんて言うと警戒する女性がほとんど。エロ本モデルなんだから裸を確認しといて何が悪いという感じもしますが、面接の後で、
「契約してないのに裸の写真を撮られた」
とモメるケースがあるんですね。だから面接のときは話だけ、それが編集部の決まりなわけです。
「裸……あぁ、大丈夫ですよ。見ただけでおキレイだって分かりますから。それにここ、カラオケボックスですしね」
「だったら……ホテル行きません?」
なんだ、この展開……そう思いますでしょ?
私だけ裸じゃ恥ずかしいなぁ
で、ホテルに入ると自ら全裸になった彼女。
「お、おキレイですね」
「うふ、ありがとう。でも、私だけ裸は恥ずかしいな。南さんはオチ●チン、見せてくれないの?」
この展開……いやぁ、マジで思い出し勃起してしまいますわ(笑)。で、そこからは彼女が痴女振りを発揮。獣のような濃厚セックスを堪能させていただいたんです。そして、
「それじゃ、陽子さん、撮影が決まったら連絡しますね」
と彼女と別れ、会社に戻って編集長に報告。
「美人でしたよぉ」
と太鼓判を押して撮影許可を取り付けたんですが……さっそく彼女に報告しようと聞いていた携帯番号に電話すると!
「あ、もしもし……え!?」
聞こえてきたのは〝この電話番号は現在使われておりません〟のガイダンス。ってことは……なんだよ、ただヤリたかっただけだったのか!
長らくエロ本編集してますが、もう一度会いたい女と言えば陽子さん。どこでなにをしてるんですかねぇ?
《後編に続く》
(掲載/「実話大報」2018年9月号)