病的なまでにセックスに依存してしまう「セックス中毒」という病。ハリウッドスターや、スポーツ業界で知られる病理が日本の一般人の間でも感染していた!(前編)
性に奔放な女性が多い昨今、だがまさかここまでとは…
昔から性欲の強い女性というのは、決して珍しくないが、日本では「女性は慎み深くあるべし」という考え方が根付いていたことから、女性がセックスに対して奔放であることは良しとされてこなかった。
だが、近年ではそんな考え方も古びてしまい、女性たちも自由にセックスを楽しむようになった。そんな中、刈田さん(仮名)という読者からこんな手紙が寄せられた。
「先日、とある場所で知り合った人妻とセックスしました。ムリめの女だと思っていたのですが、なんと相手の方から誘ってきたのです。ところが後で聞くと、驚くことに私の他にも穴兄弟がたくさんいました。ただ、あまりに兄弟だという男性の数が多かったんです。彼女、もしかしてセックス中毒なんじゃないかと思うのですが…」
セックス中毒とは穏やかではないが、これは単にお盛んな女性とは異なるのか、調査してみた。
人気俳優やアスリートも患う セックス依存症の恐怖
まずはセックス中毒とは何なのか、医療系ライターのA氏に聞いてみた。
「別名をセックス依存症とも言い、医学上でも認められている立派な病気です。簡単に言えば、異常に強い性欲の持ち主やセックスに強い執着を持つ人の行動を指します」
アメリカでは、薬物中毒と同様に多くの治療機関があり、俳優のチャーリー・シーンやマイケル・ダグラスが治療を受けたことで知られているという。
また、ゴルフ界のスーパースター、タイガー・ウッズ選手が愛人騒動で話題となったことを覚えている方もいるだろう。そこで衆目を驚かせたのは、彼の愛人とされた女性の数。なんと18人とも言われ、タイガー・ウッズの『セックス中毒』ぶりが連日、世界中のマスコミを賑わせた。
「タイガー・ウッズは、ミシシッピ州にあるリハビリ施設で6週間の治療を受けたとされています。治療は1日8時間にわたり、プログラム内容もカウンセリングから家族セラピー、投薬などと実にきめ細かく行われたそうです」
単純に性欲が強いというだけではなく、それが日々の暮らしにまで影響を与えるのがセックス中毒の恐ろしさだ。
「セックス中毒者は性行動に常に支配されるため、仕事や人間関係を損なうこともあります。普通の人なら理性が働く場面であっても、その欲望に負けてしまうと、後先考えずに肉体関係を持とうと行動します」
その結果、レイプや痴漢などの犯罪まで至ってしまうこともあるという、実に恐ろしい病気なのだ。しかし、一体どうしてそんなことになってしまうのだろうか?
「仕事や家庭から来るストレスが原因になっていることが多いですね。そのイライラをセックスによって忘れようとするのです」