自称「鬼性欲ブス」のライター・藍川じゅんが、自らの強すぎる淫欲を満たすため、ありとあらゆるOCCC(おちんちんチャンス)にチャレンジ!
お久しぶりの第11回はOCCCを求めて不純な動機の人しかいないであろう「既婚者合コン」に意気揚々と参加した藍川さんですが、出会うのはやっぱり…
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「頭を使うな、子宮で考えろ」
「既婚者合コン」に参加してまいりました。その場にいる全員が「出会いを求めてる既婚者」という不純にも程があるイベント。
参加資格は、男女共に35歳以上。料金は、男性一万円、女性千円。中年の乱交が始まる予感しかしません。
「頭を使うな、子宮で考えろ」という父(生きてる)の遺言(言われてない)に従い、当日夜のイベントに急遽申し込み、爆速で勝負下着に着替えて、覚悟完了。おちんちんチャンスのためなら午後半休をも辞さない構えです。
いざ、ときめきに飢えた既婚者たちの欲望のるつぼへ!
ちなみに、このイベントを教えてくれたドルショック竹下さんは、私に送るはずのURLを実母に送ってしまい、現在母娘の間に気まずい空気が流れているそうです。私の性欲のせいでドルショック家に混乱を招いてしまったことを、この場を借りてお詫び申し上げます。
会場に着いたら、受付で身分証明証を提示。既婚者かどうかの確認はないので(証明も簡単にはできないし)、独身でも潜り込むことができます。他人の家庭を壊したくて仕方ない独身のメンヘラにおすすめです!
ドリンクを注文すると、案内のお姉さんが申し訳なさそうに 「急なキャンセルが続いて女性が少なくなってしまって…。一番綺麗な方になるべくお話していただきたいので、男性3人のテーブルにお1人で座っていただいてもよろしいでしょうか」と、話しかけてきた 。
1人で男性3人を相手にしろっていきなりハードル高くない? あと、私の顔面見て「一番綺麗」って、他の女性に失礼すぎでは?と思いつつ、会場に入るとまさかの女性ゼロ。
確かに、今会場内で私が一番綺麗な女性だった。案内の人、間違ってなかった。
狭い会場内に、6人掛けのテーブルが2つ。片方のテーブルに男性が2人、もう片方に男性が1人。立ちつくす私。無言の男性たち。ぬるくなったビール。運ばれてこない料理。鳴らない電話。知らない天井。使徒、襲来。
急なキャンセルが何件続いたら、こんな悲惨な状況になるんだよ…とブルブル震えていると、やっと女性の単体客が2人来てくれた。危ねー。ここにいる男性たち、私と話すためだけに1人一万円払うはめになるとこだった。まあ選択肢2人しか増えてないけど。
その後男性客も数名増えたので、女性2人男性3人のテーブルと女性1人(私)男性3人のテーブルに分かれて、総勢9名で合コン開始。もはやスケベな40代既婚者のオフ会でしかありません。
最初は緊張し過ぎて唇の皮がズルズルに剥けましたが、次第に謎のコミュ力スイッチが入り、やたらと陽気に話してしまった。そして、人の良さそうなサラリーマンがニコニコと相槌を打ち、会社の同僚男性2人組が明るく盛り上げてくれたおかげで、いつのまにか打ち解け、意外にも楽しく飲めたのでした。
30分経って、男性たちがテーブルを交換。
もう片方のテーブルにも男性が3人座っていたはずなのに、やってきたのは2人。1人は途中で帰ってしまったらしい。
なんか、ごめんな…。
「スパイです」おじさん登場
一人はほんわかした小柄な男性で、もう一人は何故か自信ありげなサラリーマン。自信ありげな方が、仕事や住んでる場所について根掘り葉掘り聞いてくる。自分のことは話そうとしないので、興味ないけど「何系のお仕事されてるんですか?」と聞いてみたところ、「スパイです」と言われ、思わず渾身の「へえ〜〜〜〜」が出てしまった。酔ってたら、たぶん「おもんな〜〜」まで出ちゃってた。
わざわざ濁して「何系の」って聞いたんだから、そのくらい答えろよ。言いにくいことまでズケズケ聞いてくるくせに、自分だけ保身に走ってさらに滑ってんじゃねえよハゲ。
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