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【川上パイセンカウントダウン対談 カウント4】小向美奈子と新春ビッグ対談が実現!「『無理!本来の自分全開でいきます』って言ったの」(小向)「『もう嘘はつきたくない』って思って。その頃からファンの前で弱音を出し始めました」(川上)【後編】

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嘘をついちゃダメだ。仕事で周りに嘘をつくと、一つの嘘でも膨らんじゃうんで

── デビューから5年は偶像としてのAV女優像を頑張ってきたんですね。

小向 よく耐えたよね。

川上 耐えました。当時は目がギンギンで顔が怖かったですから。でも、マスカッツに入って、自分を客観視したら自分が痛々しく思えたんです。1回マスカッツをクビになったんですよ。

小向 マジで?

川上 私の気が強すぎて誰に対してもケンカ腰だから、副キャップの名前を降ろされて、番組にも2カ月くらい出させてもらえなかったんです。

小向 ふふふ(笑)。気が強いからね。

川上 見学に行ったら許してもらえると思って、「行きたくないなあ」って思いながらも見学に行ったんです。そこで「どうもすいませんでした」って言ったんです。

小向 思ってもいないけどね(笑)。絶対にそっちのタイプだもんね(笑)。とりあえず形だから、形。

川上 あはは(爆笑)。

小向 でも、形だけでも、それができるってすごくない。

── そうですよね。

小向 謝りに行かない子もいるし、事務所がどうにか対処してくれる場合もあるし。でも、自分から謝りに行ったんでしょ?

川上 自分から行きました。

小向 その行動がとれることはいいことだよね。いまはできない子が多いからね。

川上 ちょっと誰か浮かんでいますね。

小向 誰だっけ(笑)。あれ?

川上 もったいない子もいますよね。

小向 嘘をついちゃダメだ。仕事で周りに嘘をつくと、一つの嘘でも膨らんじゃうんで。

川上 それはダメだ。

── そろそろ、今後の話をしてまとめに入りますか。小向さんは何もないって言っていましたが。

小向 何もない!

川上 ストリップのステージで踊りたいんですよね。

小向 うん、踊りたい。

── やはりストリップは特別な場所ですね。どこがストリップの魅力ですか?

川上 日本のストリップのよさはライブで観ないと分からないですよね。

小向 そう。映像がないし、残らないから楽しめると思うし、私もステージは一期一会だと思っているの。ステージに上がっている私からすると、お客さんが静かで今日はお通夜なのかなと思う状態もあれば、めちゃめちゃノリノリの時もあるので、そこが楽しい。あとは自分の体調にもよるけど、今日は決まったっていう高揚感や達成感がある日もあるんだけど、毎回、同じことはできない。ドラマの演技とは違うから、繰り返し同じことができないところがいいの!

── プロレスと似ていますね。

小向 プロレスと一緒ですよ。

川上 まさに!

── アドリブで盛り上げる時もあれば、逆にシーンとさせてステージに目を向けさせたりして、観客を手のひらに乗せている感じですね。

小向 そう、そう。あと、私は一人で勝手にステージを楽しんでいる人だから(笑)。

川上 でも、お客さんとのその場のセッションがあるんですよね。

小向 お客さんが見えないものだと思っている日もある。シーンとなってお葬式みたいな状態の日は、「死んでるのか、この人たちは? あ、生きている」って、面白がってお客さんをイジりにいくよね。

── そういう余裕もあるんですか?

川上 お姐さん方は毎回、違う踊りをするんです。私くらいですよ同じ踊りをするのは(笑)。

小向 私は自分で振り付けするけど、ちゃんと振り付け師さんもいるからね。振り付け師さんに振りを付けてもらわないと踊れないベテランさんもいるので。

川上 人間がめっちゃ見えるんですよ。「生きている」って実感しませんか?

小向 する。

川上 それが明確に見える場なんです。それが一番かな。

── お客さんがどこを見ているか分かりますか?

川上 分かります。

小向 めっちゃ分かる。「このお客さんめっちゃ見てる! なんだコイツ(笑)。何見てるの?」って。

── それは小向さんを見ますよ(笑)。

小向 ステージのかぶりつきで私のことをじっと見てるの(笑)。ステージが回るから、目線が一緒に動くし、目線が合うと「こんにちは、どこ見てる?」ってイジるの(笑)。

川上 お客さんには愛しさしかないです。

小向 かわいいよね。

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