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【三代目・葵マリーと愉快な仲間たち 第97回】最強M女の塩見彩ちゃんが出演! 名古屋の女流緊縛師/蓬莱かすみさん完全プロデュース作品「和とみやびの緊縛館VOL.7」の撮影現場を大量画像でレポート!

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葵マリーさん連載コラム第97回!
今回は名古屋の女流緊縛師/蓬莱かすみさん完全プロデュース作品「和とみやびの緊縛館VOL.7」またの名を「濡れ縄」の撮影現場を大量画像でレポート!
出演モデルは我らが最強M女の塩見彩ちゃんです!

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「和とみやびの緊縛館VOL.7」

もう7作品目ともなると、かすみさんの監督っぷりも中々、堂々たる物になって来てます。そんな、かすみさんが奮闘する監督現場「和とみやびの緊縛館VOL.7」の現場にお邪魔させて頂きました。

 

前回のVOL.6にもお邪魔させていただいたのだけれど、今回の方がかすみさんの顔が何だか穏やかだし、以前よりも慌ててなくてちょっと安心。現場で監督がバタバタしていると、何もないのにみんなもバタバタしちゃうからね。

 

そして、今回のモデルさんは我らが最強M女の塩見彩ちゃん。
しおみん、今回の作品がフリーとしては最後の作品。これを撮影し終わったら、完全にドグマ女優となる日だったんだよね。

そんな訳で「しおみん最後の現場だからさ」とドグマ代表TOHJIRO監督も陣中見舞いに駆け付けてくれました。TOHJIROさんってほんと優しいよね。ある意味、この現場で、かすみ監督からTOHJIRO監督へしおみんの引き渡しの儀みたいな感じで、私としては感慨深かった。

 

当の本人しおみんは、とにかく今日はかすみさんに1日中責めてもらえるし、1日中、縄と一緒に居られるしで超ご機嫌。
しおみんの嫁入り道具はきっと縄なんだろうな。

 

オープニングカットはかすみさんとしおみんの、しっとりとしたご挨拶がてらの縄プレイ。
ご挨拶とは言え、なんせこの2人だから緩いわけじゃなく吊りまであるご挨拶縄。

 

この時はかすみさんも、しっかりと着物を着付け、髪も纏めてビっとしてる。しおみんもしっかり着付けをしてもらって正装。

 

かすみさんの作品にはほとんど台詞がなく、場の音を大切にしている。縄同士が擦れる音、縄が畳を擦る音、勿論、受け手の溜息や漏れた吐息。こういう所を大事にしてるから、この作品に固定ファンが多いんだと思うな。

 

まず1ブロックが終わり2ブロック目。ここからは「裏手に専念する」と、かすみさんラフなスタイル。シャツにジーパン。これぞ縄師ってスタイルだね。

 

とにかく、所々にかすみさんのこだわりが垣間見れる現場で、和の雰囲気に電動バイブは似合わないから、と毎回「芋茎」を持参。これを出してきて愛でてるときのかすみさんの表情ったら、なんとも言えない。我が子を撫でる様に丁寧に扱う。その芋茎よりも大事に大事に扱うのが「手拭い」これは、かすみファンの間では有名な事なんだけど、手拭いをひろげはじめたら最後、もう話が止まらない。話と言うよりも、その手拭いに対する愛情を語る、が正解。そして、その手拭いの良さを教えてくれて「そう思うでしょ?」って周りに同意を求めて来るんだけど、こればっかりは誰も同意できないもんだから、かすみさんが悲しそうな顔をする、が定番。

 

本当に手拭いマニアで、ボロボロよりも更にボロボロになってる古い手拭いが大好きで、これを眺めて、触って、頬擦りして1日が終わる事もあるらしい。もうマニアの域って凄いよね。手拭いに限らず、独特の何かを持ったマニアの心は、誰にも止めれない。

そんな手拭い自慢が現場ではじまると、カメラマンさん達が「はいはい、分かった分かった。やるよ」って、もうすっかり慣れたもん。

 

さっきまで、手拭いにメロメロになってたはずのかすみさんが責め縄をしおみんに手掛けていく。強いな。ほんと強い。責め縄の時のかすみさんって何かが乗り移ったかの様に強い。きっと、しおみんの事しか見えてなく周りは一切除外されている。

一縄一縄掛ける毎に目線がキツくなる。しおみんを見てるかの様に思えるけど、縄を見て縄と闘ってるかの様にも見える。

 

手拭いでデレデレしてるかすみさんも優しい母の様な表情で好なんだけど、やっぱりこうして真っ向正面から縄に向き合ってるかすみさんの目が好きだな。歪みのない真っ直ぐな目線。全責任を負う覚悟の目だよね。

そんな、かすみさんに全てを任せてるしおみんの安心した身体の動きと表情も大好き。そこに、しおみんから不安は1ミリも感じない。むしろ「もっとやれ!」と目で命令している様にも見える。

 

ここはきっと、2人にしか分からない心の会話が繰りひろげられている。だからこそ、最高の画になって皆さんにお届けする事ができてる。台詞もない、そこにあるのは縄とかすみさんとしおみんだけ。この3つが重なって初めて物語となってるんだよね。

 

しおみん最後のフリー現場。それを任されてるかすみさん。そして、それを見守るTOHJIRO監督。しおみんの旅立ち。この先、この光景を見る事は二度ないこと。この場に居ることができて本当に良かった。

 

この後は、魂と魂のぶつかり合った濃厚な、濃過ぎるレズプレイが展開され、いや、レズバトルが展開され、しおみんの旅立ちを飾りました。しおみんがかすみさんと出会えて良かったし、専属前の最後の作品がかすみさんの作品で締める事ができて本当に良かったとしか言えません。役ではない、女同士の信愛から生まれた作品になったよね。

 

でも、この情熱のこもった作品以上の物を次回作でかすみさんは撮らなきゃいけないから大変そうだけど、まだまだかすみ監督作品には期待しちゃう。和とみやびを基本にし、次はどんな信愛レズの縄バトルを見せてくれるのかな?

■和とみやびの緊縛館

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(文・写真:葵マリー

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