今回訪れたのは川崎市堀之内のソープ街。
堀之内はマットプレイの前身にあたる「泡踊り」 が誕生した事でも有名です。
私がこの地で働いていたのは1998年から2000年頃までの約 2年間。
総額60分で16,000円、私がもらえるサービス料は10, 000円という格安ソープ。
週2日程の出勤でしたが、丁寧で濃厚な接客を心がけた結果、 昼12時のオープンから最終受付まで多い時で10本ほど、 有り難いことに全て予約で埋まる日もありました。
私は感じやすく濡れやすい体質…。
でも一日に10人という男性とのセックスは体力的にかなり厳しく 翌日は抜け殻同然に…。
周辺は川崎の工場地帯。
また川崎競馬場と競輪場がすぐ近くにあるので、 ギャンブルを楽しんだ後に、 堀之内に立ち寄って女の身体を堪能するお客さんも多かったです。
私がいた1990年代後半は「ちょんの間」 がまだあちこちにあり、 妖艶なピンクのネオンの中で胸元をチラつかせ派手な格好をした外 国人女性が「オニイサンイカガデスカ」 と声をかける姿が当然のようにありました。
ですが、ちょんの間は2006年の一斉摘発により壊滅。 その後も細々と再開し、 再度摘発に遭いまた閉店と繰り返しているようです。
撮影に訪れたこの日は完全に閉まっていました。
建物にはテープが貼られ物々しい雰囲気。
かつて、 性交が繰り返されたその場所はすっかり静まり返っていました。
一日10人の男性とセックスを繰り返したこの地。
辛い思い出の方が多いけど、 こうしてカメラのファインダーを通すことで、 過去とは違った景色が見えてきました。