葵マリーさん連載コラム第182回！
今回は、神納花ちゃん、塩見彩ちゃん、岬あずさちゃん、前乃菜々ちゃん、鈴音杏夏ちゃん、叶芽遥希ちゃん、しおかわ雲丹ちゃん、由良かなちゃん総勢８名のM女軍団のが入り乱れる。SMの大祭典「SMナイト」をレポート！
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「ドグマSMナイト」
みんなの父であり業界の父であり、M女軍団の育ての親でありドグマのボスである我らがTOHJIRO監督が何年もかけて育て続けているSMの大祭典「SMナイト」が開催されました。
今回出演したM女軍団はリーダー神納花ちゃんを筆頭にドグマ専属女優の塩見彩ちゃん、そして岬あずさちゃん、前乃菜々ちゃん、鈴音杏夏ちゃん、叶芽遥希ちゃん、しおかわ雲丹ちゃん、由良かなちゃんの総勢８名。今までで１番多いM女軍団となりました。そして、この８名をがっつり素敵に見せてくれたのは縄師の鵺神蓮氏と名古屋の女流緊縛師、蓬莱かすみさんの２名。８名で２名の縛師。なんか計算が合わなくて、想像するだけでかなり大変そうだけど、そこは流石プロですね、８名の個性を活かした、どれを取っても同じにならない素晴らしいステージを展開してくれてました。見応え十分、迫力満点、今しか見れない唯一無二のステージでした。
ステージの様子は来た人だけの記憶の中の思い出とし、写真を盛り沢山掲載しておきますので色んな事を想像して楽しんで頂ければと思い、今回は私なりの「SMナイト」の感想的な文章を語彙力なくて申し訳ないですが載せさせて頂こうと思います。
M女軍団のお陰でSMや緊縛が痛くて怖い物じゃないと言う事を身体を張って改めて表現してくれた時間。痛いと気持ち良いは同じゾーンに存在出来る。痛くてエロく気持ち良いのがSM。もちろん、相方さんとの相性もあるけど互いの気持ちが合致した時の脳内のエロい感覚はエクスタシーを遥かに超えた物になるはず。
マンコだけで逝くんじゃなく、頭も身体も心も全てで逝ける快楽。そしてSMはエロだけじゃなく心の解放も存在してる。ある意味、泣けるきっかけを作ってあげられるんだよね。
人は思い切り泣ける場所を探してると思う。誰それ構わず、場所を気にせず泣く事ってないじゃん「泣きたいのに泣けない」「叫びたいのに叫べない」辛いよね。
辛い時や悲しい時、何かを訴えたくても場所や時間、環境を考えたら自由に泣き叫ぶ事なんて普通の大人ならやれる訳ない。
でもSMがある場所では、どれだけ大きな声で泣き叫ぼうが涙を流そうが鼻水を垂らそうが誰も怒らないし文句も言われない。
寧ろ、泣き叫べば泣き叫ぶ程に素敵な表情になれる。今までに見た事がない最高にエロく妖艶な姿になる。これが解放。そして自由。
全てから解放されたら人間は美しく輝ける。所謂バージョンアップ。そして今までの自分にリセットかけて、また新たな道へ進む。
何年か前までは、こんな事を公にする事は下世話な事だった。それが今ではこうしてSMナイトの様にみなさんの前で堂々と表す事が出来てる。自分の苦しみや怒りや寂しさ、悲しみをSMと言う世界の中で見てもらえる。
辛かった殻から脱出し、新たな世界へ旅立つ瞬間を見てもらえる幸せ。これは羨ましい限り。そして、この瞬間をしっかりと目に焼き付け、頭で考え、心で受け止めてくれる人達が居る事も最高に幸せな事。
こんな風に、そこに居る人達全員が幸せになれる場所、それが長年に渡りTOHJIRO監督が作り上げて来てくれたSMナイト。
なかなか無いですよね、全員が幸せで楽しめる場所って。気持ちが1つになって同じ方向を見てなきゃ無理だもん。SMナイトはみんなが同じ方向を向いてる。大好きしか存在しない場所。
これが本来のSMと言う姿なんだろうな、と思います。なんちゃってでは済まされない全てにおいて本気。やる方もやられる方も、見る人達も聞く人達も、その場所を守る人達も。嘘や誤魔化しじゃ許されないし、それは失礼な事。
時間は掛かるし、世に認めて貰える事なんて程遠い話なんだろうけど、いつか必ずSMや緊縛は痛くて気持ち良くてエロい事が理解される日が来たら嬉しい。人は其々に快楽の得方は違います。それがたまたまSMや緊縛だっただけの事。そんな世の中的には煙たがられてる事が大好きな人達が集まっただけ。自分を本気で曝け出し、本気でぶつかり合ってくれる人が居ただけ。
そして自分が大好きになれたり、次へのステップや挑戦を見つける事が出来る時間。
こんなに素敵な事ばかりが集まってるSM業界、私は大好きだし、一生かけてでもこの業界を守り続けて行きたいと思います。
そして勿論、SMナイトがある限り見守り続けて行きます！
（文・写真：葵マリー）
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