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【桜空もも「月で逢いましょうvol.78」ライブレポート!】聴く者を包み込む柔らかく暖かみのある声質は天賦の才能! 会場全体でアンコール曲を歌い桜空ももとファンの気持ちが一体化!

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桜空もも「月で逢いましょうvol.78」ライブレポート!

過去に1度だけミルキーポップジェネレーション(以下、ミルジェネ)のライブに出演したことがある桜空ももちゃん。ファンから出演リクエストも相次ぎ、待望のワンマンライブ「月で逢いましょうvol.78」が7月26日、東京・三軒茶屋グレープフルーツムーンで行われました。

今回もピアノに平方元さん、ギターに福田正人さんを迎え、ももちゃんをバックアップ。会場は後方までびっしりとファンで埋まり、レポート写真を撮影するスペースが固定されるほどの大人気でした。

 

ライブ開始前、余裕をもってステージに登場したももちゃんが挨拶すると、ファンからは「かわいい!」の声援が飛び交います。

「緊張しています。実はもうめげています。脚もガクガクです。でも、音楽が好きなので、ずっとみなさんの前で歌えたらいいなと思っていたんです。ただ、緊張しいなところがあって、なかなかこういう場を用意出来なかったんですが、やっと今日この日が来ました。緊張しながらも精一杯、一生懸命歌いたいので、温かい目で見守ってくれたら嬉しいです。いっちゃいますか? いけるかな? ちょっと待ってね。いきますか」と自問自答するかのように気持ちを整えて、『花に亡霊』(ヨルシカ)からライブはスタート。

 

ビロードのような、ぬくもりある声質でファンの心をつかむと、曲後は「すごく緊張しました。この曲を選んだ理由は夏の始まりみたいな感じがして、すごくいい曲なんです。夏が始まった気がしたので選んでみました」とコメント。

そして、「今日はこんな感じで頑張っていきます」と再び気合を入れて、『ただ君に晴れ』(ヨルシカ)を歌いだします。

 

曲後、「こうやって、やっとみんなの前で歌が歌える事実が嬉しい半面、緊張しています(笑)」と数度目の「緊張」を口にしますが、「慣れていく過程を一緒に共有して楽しみましょう。それもいい思い出だと思うので、今日という1日を幸せだなと噛みしめながら歌っていきます・・・。ふぅ~、緊張する。いけないかも」と一瞬だけ弱気になりますが、平方さんが前奏を弾きはじめると、覚悟を決めたかのような引き締まった表情になり、『貴方の恋人になりたいのです』(阿部真央)を切なく歌います。

MCでは緊張と楽しみが交錯する思いを語りますが、次第にその気持ちでさえ楽しむ余裕も生まれ、ももちゃん曰く「疲れた時やなにかに向き合いたい時に力になってくれる曲」である、『たしかなこと』(小田和正)を切々と歌い、曲後は「特に2番の歌詞の『自分のこと大切にして 誰かのこと そっと想う』は私の教訓で、みんなに対する想いもリンクしています」と語ってくれました。

 

そして、「一緒に盛り上がれたらいいな。夏を想って選んだ曲です」と、『君の知らない物語』(supercell)を疾走感のある動的なボーカルで熱唱してくれました。曲後は「楽しいね!」と笑顔で感想を漏らすと、会場から大きな拍手が起こり、平方さんも「僕らも楽しいよ! 歌がものすごいもん!」と太鼓判を押します。

動から一転し、今度は静の『PRIDE』(今井美樹)でファンを魅了。また、デビュー当時、ミルジェネライブに初登場した時は「1、2位を競うように緊張していた記憶がある」と平方さんが言うと同時に、「歌声も印象に残っている」と約6年前の思い出話も飛び出しました。

 

ラストは『点描の唄』(井上苑子バージョン)を壮大に歌うと、大きな拍手と声援に送られステージを去りますが、アンコールを求める手拍子に押されて再び登場。

「私の希望でみんなと歌を歌いたいと思い、思いついた曲が『亜麻色の髪の乙女』です」と言い、スタッフからファン全員に歌詞カードが配布されます。これまでになかった現象であり、コロナ禍が明けた象徴として会場全体で歌うことはウェルカムです!

アンコールを迎えて、「今日も気付いた感情がたくさんあり、生で出来た音楽は発見でした。家やカラオケで歌っているベストをみなさんに届けたい一心でしたけど、完璧じゃない雰囲気や感情とともに声を届けることっていいなと気が付きました。素晴らしい感情と音楽に巡り合えました」とにこやかにコメント。ファンもこの発言には納得の表情を浮かべます。

 

そして、ファンが数回練習をしたのちに『亜麻色の髪の乙女』(ヴィレッジ・シンガーズバージョン)をももちゃんと一緒に熱唱。ライブハウス全体が優しい歌声に包まれる感動の光景が広がりました!

ファーストワンマンライブを無事に終えたももちゃんは安堵の表情を浮かべ、ファンやバンドメンバーに感謝の気持ちを伝えます。今回は何度も緊張を口にしましたが、その緊張がいい方に作用し、会場にいる全員で作った素晴らしいライブとなりました。

また、ももちゃんの唯一無二の声は盛夏を吹き飛ばす、一服の清涼剤となりました。次回は緊張から開放され100%ライブを楽しむ姿がみられるでしょう!

桜空ももTwitter:@Sakura__sub

ミルキーポップジェネレーションの今後のライブ予定はこちらのツイッターをご覧ください @MPGeneration

(写真・取材 神楽坂文人

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