未歩なな「月で逢いましょうvol.123」ライブレポート!
6月24日、東京・三軒茶屋グレープフルーツムーンにて、デビュー3周年を迎えた未歩ななちゃんのスペシャルワンマンライブ「月で逢いましょう#123」が開催されました!
今回もミルキーポップジェネレーションが主催し、バックは平方元さん(キーボード&コーラス)と福田正人さん(ギター&コーラス)。実力派のふたりが、ななちゃんの歌をしっかりと支えます。
前回の開催は2月で、今回は4か月ぶり。ミルジェネ主催では通算7回目のワンマンライブとなりました。ななちゃんの精力的なライブ活動ぶりがうかがえます。

会場には海外からのファンの姿もあり、ドリンクカウンターやトイレまでも大行列ができるほど超満員。また、リモート配信チケットも好調で、ななちゃんの人気の高さを改めて感じさせる夜となりました。
この日の衣装は、ななちゃんを象徴するヒマワリをあしらった浴衣姿。登場した瞬間、「お~!」というどよめきとともに「かわいい!」の声援が巻き起こります。
開演のカウントダウンとともにファンが一斉に黄色のサイリウムを振り、冒頭から会場には一体感が生まれます。
1曲目は『MajiでKoiする5秒前』(広末涼子)。リズムに乗せて全身でかわいらしく歌い上げ、終了後には「なぁたん!!」と熱い声援が飛び交いました。
続く2曲目は『気まぐれロマンティック』(いきものがかり)。元気な振り付けとともにノリよく披露し、観客のテンションも一気に上がります。
MCでは「本日、月で逢いましょうワンマンライブにお越しいただきありがとうございます!」と元気にあいさつ。客席からは「3周年おめでとう!」の声も上がり、「ありがとうございます」と笑顔で応えるななちゃん。続けて「3周年記念ライブということで、こんなにたくさん集まってくれて本当にうれしいです。ありがとう!」と、あらためて感謝の言葉を口にします。
そして、バンドメンバーを紹介したあと、「ヒマワリ柄の浴衣を着たんですけど、どうですか?」と問いかけると、「かわいい!」の大合唱。
「まだ6月だから夏には早いと思ったんですけど、ヒマワリに囲まれるならこれだなって思いました。それともうひとつ理由があって、歌いたい曲があったんです。夏の曲なので少し早いかもしれないんですけど、今歌いたくて。back numberさんの『わたがし』という曲です。すごく好きな曲なので、この浴衣で歌いたかったんです」と語り、『わたがし』をしっとりと披露。切ない男心を、やさしく丁寧に歌い上げました。
4曲目はAKB48の『365日の紙飛行機』。じっくりと心を込めて歌い、ファンを惹きつけます。
「この曲は『こうしたらいいよ』って押しつけるような感じじゃなくて、やさしく前向きな気持ちにしてくれるところが好きです。次はギターコーナーです」とコメントし、愛用のマーチンのアコースティックギターを手に、『ミラクル』(miwa)を透き通るような声で歌い上げ、『明日も』(SHISHAMO)では明るく元気な歌声を響かせます。いまや「ギターといえばななちゃん」といえるほど、ギターの演奏スタイルがすっかり定着しています。
曲後には大きな拍手が送られ、会場はあたたかい空気に包まれるなか、「月で逢いましょうのライブは今回で7回目。いつも集まってくれて本当にありがとうございます」と再びファンへの感謝を伝えたななちゃん。
「ワンマンライブの2日くらい前になると、やりたくないかも、どうしようって思っちゃうこともあるんです。でも今回はそういう気持ちが一回もなくて、ずっと楽しみでした。全然緊張もしなくて、強い女になったのかも」と笑顔で話します。
「ここが小さなバーだったとしても、どんなステージだったとしても、私が歌って、みんなが笑顔になってくれたら、それでいいのかなってやっと思えるようになりました。前は完璧じゃないとイヤだったけど、みんなを笑顔にさせられたらそれでいいって気づけました。みなさん、今日は楽しいですか?」と問いかけると、「は~い!」と大きな返事が返ってきました。
知らないうちに、ななちゃんはライブを楽しむ境地へとたどり着いていたのかもしれません。その姿に大きな成長を感じました。
後半は、オリジナル曲『goodbye again』を感傷的に、『君がいるだけで』(米米CLUB)を笑顔でさわやかに、続く『ガチンコで行こう!』(Buzy)ではアイドル全開のキュートなパフォーマンスを見せてくれました。
曲後、突然「ここから、私を褒める時間にしてもいいですか?」とバンドメンバーにリクエストすると、福田さんが「ギターが上手になりましたよね」と称賛。ファンからは大歓声が上がりましたが、ななちゃんは「それだけ?」と冗談めかして、照れ笑いを見せます。
平方さんは「存在しているだけで人を楽しい気持ちにさせる。人を幸せにする空気を持ってる」と語り、その明るい人柄をしっかり称えました。2人から褒められたななちゃんは「すごく気持ちよくなってきた。みんなを明るくするために生まれてきたって言っても過言じゃないですね」と笑顔を見せます。
そして終盤、「みんなと気持ちをひとつにして、もっともっとパワーを倍増して、絆を深めていきたいと思うので、最後は一致団結して盛り上がっていきましょう!」と力強く語り、『ファンサ』(mona)へ。いまや、ななちゃんの代名詞とも言えるこの曲では「なぁたん!」コールが巻き起こり、会場はこの日一番の盛り上がりに。
ラストはオリジナル曲『小悪魔ダーリン』。ギターを弾きながら小悪魔的な魅力たっぷりに歌い、観客の心をぐっとつかんで締めくくりました。
ライブ後には、サプライズで3周年記念のケーキが運営からプレゼントされ、会場は終始あたたかくハッピーな空気に包まれていました。
ヒマワリのように明るく、美しく、そして強く咲くななちゃんの姿に魅了されたこの夜。観客動員、ライブ内容ともに大きな成長を遂げたななちゃんは、もはや『月で逢いましょう』には欠かせない存在です。
この日のライブでは、その魅力が存分に発揮され、ファンとの絆がいっそう深まるひとときとなりました。歌声に込めた想い、選曲のこだわり、そしてファンへのあふれる愛情が、この日の特別な盛り上がりを生んだのだと思います。
これからも、ななちゃんはますます輝きを増し、多くの人の心を照らしてくれることでしょう。
(写真・取材:神楽坂文人)
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