RARA Birthday Specialライブレポート!
アダルト界を超え、音楽界にもその名を轟かせつつあるRARAちゃんのワンマンライブ「月で逢いましょう#129 RARA Birthday Special」が、9月8日、東京・三軒茶屋グレープフルーツムーンで開催されました!
2年連続となるバースデーライブは、熱狂的な「RA族」(RARAちゃんのファンネーム)が大集結し、会場は熱気に包まれました。

バックバンドには、平方元さん(キーボード&コーラス)と福田正人さん(ギター&コーラス)という豪華メンバーが参加。その圧巻の演奏で、RARAちゃんのステージをさらに壮大に彩りました。
パンクファッションを彷彿とさせるスタイリッシュなチェック柄の衣装で登場したRARAちゃん。ステージに立つその姿は、緊張感とカリスマ性に満ち溢れ、観客の心を瞬時につかみました。
ライブは1曲目からフルスロットル! 『Seven Style』(Adust Rain)でファンをスタンディングに導き、会場は一気にヒートアップ。この熱量こそ、RARAちゃんの真骨頂です。
続けて『I’m Not Okay (I Promise)』(My Chemical Romance)を疾走感たっぷりのボーカルで披露。曲後、ファンから「かわいい!」の声援が飛び交うと、照れ笑いを見せるRARAちゃん。そのギャップに会場はさらに沸き、ファンの心を惹きつけます。
MCでは「今日、集まってくれてありがとう! 今日は結構立ってもらうかもしれないけど、大丈夫? 去年もここでワンマンやったけど、去年のセットリストはもうちょっと大人しかったかな。私、選曲ハラスメントしてるって言われてるんです(笑)。でも、この二人(平方さん&福田さん)の神業があるから、どんな無茶振りも安心してできるんです。最後まで楽しんでいってくださいね」と、ユーモア溢れる言葉でファンを魅了。
続いて『Lies of the Beautiful People』(Sixx AM)を重厚に歌い上げ、ガラリと雰囲気を変え『遥か彼方へ』(ゆよゆっぺ)では優しく繊細な歌声で会場を包み込み、『カノジョ』(UPLIFT SPICE)では力強くも切なさを帯びたボーカルでファンを虜に。3曲連続で異なる表情を見せ、RARAちゃんの多彩な魅力が炸裂しました。
さらに、『神風』(NoGoD)では、曲前にファンと一緒に掛け声を練習。バッチリ決まった掛け声で本番はファンと一体となり、会場は大盛り上がり。
『SWEET DREAMS』(VAMPS)では耽美でメロディアスな世界観を表現し、切なさが胸を打ちます。そして『clown×clown』(Adust Rain)では、スピード感あふれるポップなパフォーマンスで会場を最高潮に導きました。
一旦ステージを去ったRARAちゃんですが、ファンの「アンコール!」の熱い声に押され再登場!
アンコール1曲目は、世界的名曲『Honesty』(Billy Joel)。そのタイトル通り、まっすぐで誠実な歌声に、音楽への真剣な姿勢が垣間見え、会場は感動に包まれました。これまで意外と超有名曲が歌われなかったミルジェネですが、こういった永遠の名曲をチョイスするRARAちゃんは本当に音楽を愛しているのです!
この時、ライブ配信では映像がモノクロームに切り替わり、曲の情感を際立たせる演出が光りました。
最後の曲前には、RARAちゃんから「心の支えがあると辛い時も頑張れるじゃないですか。誕生日を迎え、来年の2月には2周年になるんですけど、みなさんにとってのそういう存在になれるように、これからも頑張ろうと思っているのでよろしくお願いします」と、ファンへの深い感謝を伝えました。
そしてラストは、これまた世界的大ヒット曲『I Don’t Want to Miss a Thing』(Aerosmith)を壮大で情熱的な歌声で、まるで一人ひとりに愛を届けるように歌い上げ、会場は感動の渦に包まれました。
アンコールを含む全10曲をパワフルに歌い切ったRARAちゃん。MCを控えめにし、歌で魅せることに徹した構成は、ライブを大切にする彼女らしいスタイルそのもの。
配信では映らなかったものの、ライブ後にはミルジェネ運営からサプライズでバースデーケーキが贈られ、優しい笑顔で受け取るRARAちゃんの姿に、会場は温かな空気に包まれました。
すでに完成されたアーティストとしての輝きを放つRARAちゃん。音楽界へのさらなる飛躍が期待されます!
そして、9月30日と10月1日に開催されるミルジェネ主催の大規模ライブ「Sweet Memories 2025」に両日出演。ホール規模の会場でこそ映えるRARAちゃんの圧倒的なパフォーマンスをぜひその場で体感してください!
(写真・取材 神楽坂文人)