池袋のネカフェ『C』でついに援交女に遭遇!!
表情が曇った。ナンパと思われてるのかも? いかんいかん、援交女に対してまどろっこしい前置きはマイナスだ。本題を切りだそう。
「お小遣いを出しますんで、ちょっと遊んだりできませんか?」
「えっ? …まあ、条件によるかな」
よっしゃ! 援交女発見! 直接交渉、本当にイケちゃうんですな。しかし「手コキで4千円でどう?」と切出すと、首を振られた。
「じゃあ5千円はどう?」
「せめて8は欲しいかも」
さすがに8千円は無理だ。渋っていると、ドアがゆっくり閉まっていく。うーん、ちょっと惜しいが…。ところが、次のカップルシートへ向かい、「間違えました」を2回挟んだ後、またお一人女がいた。
「すみません。さっき、オネーさんを廊下で見かけて、どうしても声かけてみたくて」
「…さっきって、いつですか?」
不審がられたが、構わず切り出してみた。
「たとえば5千円払うんで、遊べないかなぁって相談なんですけど」
「あ~~。はいはい。今ですか?」
2人目発見! これまたあっさりですなぁ。にしても、今はダメみたいな口ぶりはどういう意味だろ?
「うーん、今ちょっと時間がなくて。…どうしよっかなぁ。1時間半か、2時間後くらいだったらいいですけど」
これ、出会い系のアポが入ってるってことだな。
お次の一人女は、マラソンの松野明美似の熟女だった。歳は30代後半くらいか。
「すみません。さっき廊下で見かけて…」
例のセリフをしゃべりながら、部屋を覗く。脱いである靴がボロボロだ。いかにも売春女っぽいですなぁ。
「あんまり大きな声では言えないご相談なんですけど。ワリキリとかできません?」
「ん〜〜、なるほど。まあ大丈夫ですよ」
やっぱり応じたか。まったく売春女だらけですなぁ。とりあえず中に入らせてもらことにした。広さは2畳くらいか。
「いやぁ、すみませんね。ちょっとムラっとしちゃって」
「はははっ。男の人はそういうのありますよね」
「5千円で手でやってもらったりできます?」
「うーん…」
マジマジと見つめてきた。
「ムラムラしてるのにぃ〜。手でいいのぉ〜?」
口調が変わった。鼻に掛かった甘ったるい声だ。彼女の手がすーっとチンコに伸びてきた。
「もしかしてぇ〜。もう立ってるぅ〜?」
仕事モードに入ったってか。ねちっこくシゴイてくれそうじゃないか。お願いしてみますか。5千円を払い、チンコを突き出す。彼女の指が亀頭をくりくり撫でまわす。ほほぉ〜。こりゃあ上手だぁ。
発射後、パンツを履きながら、なにげに聞いてみた。
「めっちゃ気持ち良かったぁ。男のツボがわかっているというか。ワリキリよくやってるでしょ?」
「そう思う?」
「思う思う。サイト使ったりしてません?」
「サイトはたまにかな」
ウソウソ。今日だってそうなんでしょ?
「この部屋ってカップルルームでしょ? サイトに書き込んで男をここに呼ぼうとしたんじゃないの?」
「えっ? アハハハ! まあそんなんじゃないわよ」
「じゃあ、なんでまた一人でカップルルームに?」
「うーん、それは…。今日、私、誕生日なんだよね。だからちょっと豪勢にしようかなっと思って」
何だそりゃ?
「誕生日なのにワリキリなんて、おねーさん、何やってんですか」
「はははっ。ほんとよね」
「今日は誕生日らしいことはしないの? 誰かと一緒にご飯を食べるとか?」
「しない。というか、誕生日らしいことはもうやったし。西武でちょっとイイお菓子買って、親に送って」
「親に?」
「誕生日って母親に感謝の日だと思うんですよ。お腹を痛めて産んでくれたわけだし。だから私、昔から誕生日には、お母さんありがとうって、プレゼントを贈るようにしてて」
手コキガールの分際で殊勝なことを言いますな。
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